瀬戸内海で鰆の漁獲量を増やすプロジェクト、瀬戸内海海域栽培漁業推進協議会が香川県ではさぬき市小田の香川県クルマエビ等大規模中間育成施設で平成10年から毎年この時期に行っています。
さぬき市でも以前は津田石清水神社の春市で、津田の漁師さんが鯛の代わりに奉納していたくらいにポピラーで地元に根付いたお魚。
それではいけないと立ち上がった漁師さんと香川県、そして同じ悩みを抱えていた瀬戸内海近隣県で協力をして鰆の放流を行い鰆復活に取り組んでいます。
そんな中で毎年放流を行っているのは地元の小田小学校、小田幼稚園の子どもたちです。
真剣にサワラの話に耳を傾けます。
こちらが放流するサワラの一部です。体長は約8センチほど、GW頃に屋島で卵がかえり生後40日程経っています。
鰆は実はかなり肉食系。もう少し大きくなれば同じくらいの大きさのいかなごをぺろりと食べてしまうんだそう。この時期でも稚魚がお互いを共食いしてしまうこともあり、飼育には大変手間がかかる魚なのです。
サワラの放流は香川県でも行っているのは小田だけ、ですので今日は西讃、中讃、高松、小島島、東讃ブロックそれぞれの香川県の漁業関係者が一同にあつまりました!子どもたちと一緒に稚魚を放流しました。
「大きくなって帰ってきてね!」
昨年の県内鰆漁獲量は376トン!少しずつですが、確実に瀬戸内海の鰆は復活しています。
そして放流祭の後には二年前に放流した時の鰆かもしれない!?鴨庄漁協で捕れた鰆を使った食育教室が行われました。
それは後半の「サワラ食育教室」に続きます
昭和61年までは香川県全体で年間1075トンの鰆が捕獲されていましたが、平成10年にはなんと20トンにまで減少してしまいました。
真剣にサワラの話に耳を傾けます。
「大きくなって帰ってきてね!」
鰆は子ども達の想いをのせて海へと放たれていきました!
この鰆たち、順調にいけば2年後、大人になってさぬきの海に帰ってくるそうです。昨年の県内鰆漁獲量は376トン!少しずつですが、確実に瀬戸内海の鰆は復活しています。
それは後半の「サワラ食育教室」に続きます