〜 さぬき市に伝わる 静御前と 母 磯禅師 物語 〜
今から さかのぼること 820年前・・・・
磯禅師は 東かがわ市 丹生の豪農の娘として産まれた 小さい頃より舞をたしなみ
舞楽の一種を極め、禅師の称号を受けるまでとなった
その 類い稀なる 容姿と 舞の美しさから 後白河法皇に密かに愛され静御前を産んだという・・・ その娘 静も母に似て美しく 白拍子となりて後白河法皇の御前で舞を舞ったところ、【日本一】と評され、一躍有名になった 伝説のヒロイン



義経と出会って別れた後の 磯禅師と静御前の生涯については 色々な説があります

その中の一つが ここさぬき市

馳せながら 遊達メンバーが 静ゆかりの地を訪ねます




ハート・・・・?


だれなの〜〜〜っっ?????


義経と静・・・ 二人の恋のキューピットになったのは 父であったともされる
後白河天皇


後白河天皇のはからいで出会った二人は恋に落ちる




義経が 平家を打つべく兵を挙げた屋島・志度合戦の際、静は 母の故郷である
このさぬきの地の情報を こと細やかに伝えたと言われている

とってもよい秘書かつ
かかあ天下だった




・・・義経が平家をはろぼした後、兄 頼朝に追われる身となった恋人

逃避行した二人・・・ けれど 敢え無く静は捕まってしまう
この時に義経から 形見としてもらったのが 「初音の鼓」である


義経と出会って恋に落ちてから たった4か月間しか一緒に居られなかった二人・・・
すでに 静は義経の子を身ごもっていた
1186年 頼朝に捕まった静・・・ 頼朝は 静の舞を一目見ようと 懇請する
その憎き 仇の前で 静は 堂々と 彼らが敵とする
恋しい人(義経)を慕う唄を歌いながら舞を舞うのです


しずやしず しずのをだまき くり返し 昔を今になすもよしがな
吉野山峰の白雪ふみわけて 入りにし人の跡ぞ 恋しき

ことが できるなら・・・
吉野の山の白雪踏み分けていったあの人が恋しい・・・
ロマンです〜〜〜





こうして 頼朝の元で 義経の子を出産する静ですが 子が男の子だったために
頼朝の家来の手により 由比ヶ浜の海へ投げ殺されてしまいます・・・
傷心した静は 母磯禅師(いそのぜんじ)と共に 母の故郷である
さぬき市へと帰ってきます


ここで 出会った 宥意和尚に諭されて、静は得度を受け 尼になることを決心する

この時 静の髪を切ったとされる剃髪塚が
この長尾寺に残されている


この石像の傍らに・・・

ひっそりと 奉られた静の剃髪塚

そして 樹齢800年といわれる 大楠の木・・・
まだ 若木であったこの楠を 静はどんな思いで 見上げたのだろうか・・・

この頃・・・義経の正妻が 彼を慕って奥州へ下ったという噂も 静の耳に入る


「







気の強かった静が怒ったかどうかは 定かでは ない・・・・



明日は この長尾で過ごした静と磯禅師の1年を追います

