〜長尾にいまだ残る初音の鼓〜 お菓子処 鶴屋

前回の記事より

「さようなら…」静かに見送るタイプ…

「やっぱり行かないで〜」未練みちみちタイプ…

「義経の馬鹿野郎ー！！」恋は上書き保存タイプ…

と鼓淵で様々な静御前を想像しつつが義経のプレゼント、初音の鼓を淵に流してみました

が、なんと流したはずの初音の鼓が

お菓子として『初音』と『鼓』が長尾の地に帰ってきているのです！！

静御前ゆかりのお菓子を作るのは、長尾街道に面する『お菓子処　鶴屋』
昭和元年から長尾の街でお菓子を作り続けています。

鶴屋周辺の地区も初音の鼓からとったのか、初音と呼ばれているんですよ

そんな鼓淵からも歩いて数分のこの場所に『初音』と『鼓』という２つお菓子が静ゆかりのお菓子として販売されています。

まずは『初音』（１個１４０円/１０個入り１，５００円）

初音は桃山生地と白餡で、甘く煮た梅を包みこんがりと焼き上げた和菓子となっています。

甘くさっぱり、そしてほのかに香る梅の香り…春を思い出させてくれるような爽やな美味しさです

紀州産の甘煮梅は本当にまるまる一個入っています！

おちゃぼ口の大和美人だったであろう静に、是非とも食べさせてあげたい。そんなお菓子です。

もう一つは『鼓』（１個１３０円/２０個入り２，８００円）
最近テレビ番組でも紹介されたばかりというお店人気のお菓子です。

小切りにした栗と大納言を練り込んだ和風カステラ。
生地に卵白しか使用しないことで、ねっとりともぱっさりともしない絶妙のふんわり加減と食感を実現させました。
作るのが難しく、技術が必要なお菓子となっています。

『初音』と『鼓』生み出したのは鶴屋二代目店主。
現在、その２つのお菓子は若くてイケメンな四代目店主が作っています。やったね！静御前！！（おい）

それにしても、義経への思いを断ち切る為に静御前が泣く泣く手放した初音の鼓がお菓子として長尾の地に残っている。
なんてロマンチックで素敵なんでしょう

イケメン四代目『なるほど、そういう考え方が出来るんですね！
自分は悪いイメージで、追いかけられてる義経の鼓をそのまま持ってることが怖いのでほうり捨てたのかと思ってましたよ！』

静御前鼓淵考察、まさかの第四の説…

証拠隠滅タイプ！！

あるかもしんない…(ほうり投げた女より)

貴方だけの『鼓淵での静御前』に思いを馳せながら、長尾に残る『初音』と『鼓』に舌鼓を打ってみてください

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お菓子処　鶴屋
香川県さぬき市昭和3340-4【地図】
営業時間／ 8：00〜19：00
定休日／ 水曜日
駐車場／ あり
HP／http://www.tsuruya-honpo.com/
TEL: [phone]
FAX: [phone]