2012年10月10日

多和神社秋季例大祭 番外編 〜祭りの勝負服☆ハッピコレ!〜

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多和神社秋季例大祭のユニフォーム!

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個性豊かなハッピ!!



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キラッ☆と光る気合いの入ったハッピコレクションをご覧くださいぴかぴか(新しい)
多和神社秋季例大祭でちょうさの担ぎ手である8組はそれぞれおこのお祭りに並々ならない想いを持っていました。
その想いはお祭りの礼服・ハッピにこだわりがにじみ出ています。
オーダーメイドなんてざらの志度のちょうさ8組のそれぞれハッピコレクションですわーい(嬉しい顔)手(チョキ)

「明組」

まずは当家の明組さん!
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組頭のハッピをご覧ください〜!

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まずは、宵祭りのハッピ!
『組明』と大胆にプリントされていますね♪


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こちらは本祭のハッピです!
宵祭のものは予備、こちらが本番用とのことですぴかぴか(新しい)
さすが当家!気合いが違います手(グー)

「旭組」
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こちらは旭組の組頭のハッピ!


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旭組は嗜好をこらしたハッピが多くてみていても面白い目


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金と銀のプリントが美しいぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
もちろんオーダーメイドの逸品です。

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プリントされているのは「源内さん」らしいです(笑)


「幸組」

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私が個人的に一番好きなハッピデザイン、幸組!
若い人はやっぱり動きのでる長丈のハッピをオーダーして着る人が多いのですが…

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幸組では責任者にならないと長いハッピは着れません!

8人いる役付き責任者以外の人は下そでの『幸組』の『組』の文字が入っていないんですよね〜
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背中に入っているロゴデザインもかっこいい!
志度の『志』かなぁと思っていたのですがこちらは幸組のある寺町の『寺』をロゴっぽくアレンジしたものなんだそうですひらめき


「豊組」

豊組も役職によってハッピのデザインが微妙に変わります
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オリジナルはこの写真の左!背中に『豊組』、下には白地で地区名である『中濱(浜)』と『豊組』と書かれています。
右の波が入ったハッピはオーダーの一品ものです。とっても高かったようでハッピの毎月の支払いはちょっとした家賃並でがく〜(落胆した顔)
「このハッピには住めないけどね!ちっ(怒った顔)」と奥さんに言われつづけたんだそう…(笑)


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そしてこちらは組のトップ、組頭のハッピです!
『豊組』の赤文字のまわりに金色の刺繍が入っているのがわかりますか〜〜??わーい(嬉しい顔)
中地にも秘密がexclamation

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志度の伝説『海女の玉取物語』の絵が組頭のハッピの内側には描かれているんです目目目
なんと豪華な仕様なんでしょうぴかぴか(新しい)


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責任者の二番手・小頭の方のハッピには那須与一が描かれていますぴかぴか(新しい)

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多和神社例大祭、最年長音頭取りは豊組にいらっしゃいます!
関東でも九州にも住んでいようが、志度のまつりには駆けつける本物のお祭り男・那須さんです揺れるハート
その年なんと、80歳!!
ハッピも大正時代の例大祭から受け継いでいるという文化財級の代物がく〜(落胆した顔)

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しかも、那須さんは先ほど描かれていた『那須与一』の子孫だとおっしゃるからさらに驚きですがく〜(落胆した顔)


「魁組」

当家の一番目にあたる魁組は、シンプルかつ大胆なデザイングッド(上向き矢印)
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折り返しの模様が可愛いですねわーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)


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組のメンバーのハッピデザインは統一で、遠くから見ても『魁組だ!』とすぐ分かりますグッド(上向き矢印)


「寳組」

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寳組もハッピデザインは組の全員がほとんど一緒になるように統一していますぴかぴか(新しい)
デザインを統一するのは、責任者が把握していない者がちょうさを勝手に担いで問題を起こさないようにする為でもあります!
組のハッピが揃っていると見ていてもちょっと気持ちいいですよねるんるん


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志度のまつりには可愛い女の子たちもいっぱい参加しているんですよわーい(嬉しい顔)揺れるハート

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この日のために髪のアップだけではなくてヘアペイントもしているという気合いの入れようexclamation×2
女子ならではの楽しみ方ですよねぴかぴか(新しい)


「勢組」
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勢組のハッピは勢いのある波の模様が特徴リゾート

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ハッピのインナー・鯉口も勢組オリジナルですキスマーク

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波のイラストが入っているのは勢組の地元が漁師町だから船
波にも負けないド派手で勢いあるハッピを着ている方も多いですexclamation


「鳳組」

ラストは8組のなかでも成立がもっとも新しい、鳳組です!
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組の参加者も中高生などの割合が多く、メンバーもフレッシュなチームと言えます黒ハート

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今風だなぁと思ったのが、鳳組のハッピの色が紺だけではなく白地もあるということ!
白ハッピが鳳組のトップの一人である証ですぴかぴか(新しい)

鳳組は元は勢組から独立した組ということもあって、紺のハッピには波模様が入っていまするんるん
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鯉口は全員が同じるんるん
赤がとても鮮やかでハッピを着てなくても鳳組だとわかりますね!


多和神社秋季例大祭では、ちょうさを担げるのは各組のハッピを着ている方だけなんです目
だからハッピは志度の祭りの参加手形のようなものなんですねぴかぴか(新しい)

今回紹介できたのはそのほんの一部ひらめき
まだまだ個人で煌びやかなハッピを作っているかたもいましたし、譲れない小さなこだわりをハッピに込めている組もたくさんありますexclamation志度の人々、参加者がどれだけ祭りが大好きで楽しんでいるのか、そのハッピーが少しでも伝われば嬉しいですかわいい

今年の多和神社秋季例大祭は終わってしまいましたが、来年もその熱さを感じてみてください黒ハート
ハッピに身を包んだお祭り好きが志度の町を染上げますexclamation×2


byはっとー




posted by sanuki-asobinin at 11:11| 香川 ☀| Comment(4) | イベント・お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
志度のお祭りの見えないところまで見せていただき感謝です。
さて、地元のものです。
祖母に
鳳は一番古い(組)んで
とも聞いたこともあるのです。
私の覚えてる限りでは、40年ほど前
ちょうさが焼失してしまい
しばらく、ちょうさがもてなかった時期がありました。
それ以前の記憶はありませんが
調べる機会があったら聞いてもらえないでしょうか
期待しています。

Posted by star at 2013年10月19日 00:11
starさんコメントありがとうございました。
ご質問について、多和神社の宮司さんと志度ちょうさ保存会の方にお聴きしてみました。

ご存知かもしれませんが、鳳組は今新町が十数年前にちょうさを新しく作った際に現在の宮司が名前を付け、誕生した組です。
starさんが仰るとおり、戦前は今新町もちょうさを持っていて同じ勢組として練り歩いていたそうです。昔は志度だけではなく、高松の石清尾八幡宮の秋祭りでも志度のちょうさが練り歩いていたらしいです。

しかし、当時の今新町のちょうさが一番古いものだったかどうかは今となってはわからないとのことでした…。
志度のちょうさは文献が少なく、昔についてはわからないことがたくさんあるそうです。
なので、starさんのお祖母さんのお話はとっても貴重な話かもしれません。是非、その思いを大切にしていただきたいなと思います!



Posted by あそたつスタッフ はっとー at 2013年10月20日 23:18
現在大学で、志度の秋祭りについて卒業論文を書いている者です。法被について、こちらの記事がとても参考になりました!よろしければ写真など卒業論文で使用させていただきたいです。よろしくお願い致します!
Posted by B大学4回生 at 2018年12月01日 20:48
B大学4回生様>

志度の秋祭りを研究されているのですね!
ぜひ完成した暁には読ませてもらいたいほどです^^

写真など使用いただく場合はお手数ですが
「出典元:さぬき市再発見ブログ〜遊びの達人〜」と写真の下に表記いただければ大丈夫です。

法被に関してはその後の取材で、ある年数で作り変える組、個人でオリジナルのデザインの雑貨を作る方もいらっしゃることがわかりましたので、地元呉服店さんに取材してみると面白いと思います。

論文頑張ってください!
Posted by あそたつスタッフ at 2018年12月20日 22:17
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