さぬき市長尾の塚原地区で開催される、ちょいと変わった秋祭り
塚原稲荷神社の「塚原あばれみこし」。
「塚原稲荷神社」のお祭りです。
この稲荷さんももともとは備前の海岸から瀬戸内海を渡ってきた神様と言われています。
雨乞い龍を志度湾まで運んだり、本格的な農村歌舞伎を行ったりと、
伝統行事をたくさん営んできたそう。
この挿絵がなんとも良い感じです〜
木と竹で作られた骨格に、稲わらなどで飾り立てたもの。
それを農村歌舞伎の役者顔に化粧した若者たちが担ぎます。
さらに全員わらじ履き、腰に稲穂や思い思いのものをさげ、
太夫役は昔の太夫を演じるために、下駄と草履を片方ずつ履いて歩きます。
神社の前の池まで声を上げながら進み…
祝詞を上げながら、大暴れ!
そのうちお互いを池に投げ込み、氏子も投げ込み、
しまいにゃあばれみこしも投げ込み…という大活劇を演じます。
「アバレが田を歩くと作が良い」
「アバレを担ぐと丈夫になる」といわれていたそう。
また、巡業が行われなかった年に疫病が流行ったり、
災難が起きたことから、
「アバレが出ないとムラが荒れる」と伝承されてきました。
そして芸術文化の残る地域だからこそのビジュアルも楽しめるこのお祭りを、
あなたも体験してみてくださいね!
【お問い合わせ】
塚原稲荷神社あばれみこし
開催場所/塚原稲荷神社【地図】
開催日時/10月14日(日) 14:00出御
(あばれみこしの巡業、大活劇が見られるのは、だいたい14:00〜15:00くらいとのこと)
より大きな地図で さぬき市遊びの達人マップ を表示