2013年01月05日
〜今、何故歩き遍路が求められるのか? お遍路とお接待の心を辿ります〜
2013年・・・・
新しい年明けと共に・・・
あなたは、何かを始めますか?
心の安らぎを求めて・・・
強い決心を秘めて・・・
人 それぞれに思うもの・・・
結願の町さぬき市で 歩き遍路の真意を辿ります・・・
さぬき市は四国88箇所の上がり3か寺があり
お遍路とは 切っても切れない関係にあります
そんな お遍路のシーズン初めは3月4日から・・・
この日からお遍路さんが山を歩き始めるので、「鹿たちが
ゆっくりできない」・・と言う意味で、中四国では
【鹿の悪日】
とも呼ばれ、お接待を行う札所もあるそうです
また、3月21日のお大師様の命日に 歩き始める方も
多いんだとか・・・
昭和28年4月 お遍路のバスツアーが始まって以来
少なくなってきていた歩き遍路ですが・・・
最近、また増えてきているそうです
− 何故 歩いていくのか? ―
そこには お遍路の本当の意味がありました
お遍路について 詳しくお話しして下さったのは
おへんろつかさ養成講座で さぬき市の遍路道の講座も行った
四国遍路研究の達人 「藤井 洋一」さん
お四国まわりは、山あいの険しい道や遍路道を進みますが
他の霊場めぐりと違うところは 遍路道の周りに
宿や門前・藩所などが 無かったという事なんです・・
つまり・・お四国まわりをする時に、
お接待は欠かせないもの
昔から、お遍路さんは お大師様だと考えられてきました
そのお大師様の 足を洗って 温かいお布団に寝ていただく
それがお接待の心
そして、お接待をする人も お大師様であり、お遍路さんは、
お接待のお礼に おふだを渡す・・・すなわちそれが
ご加護 なのでしょう・・・
さぬき三白と呼ばれる 塩・綿・砂糖
これも、お遍路から伝わった・・・という説もあります
お遍路さんにお接待をした際・・困った事を相談すると・・・
近隣を巡って得た知識・知恵を授けてもらえた
そうして四国に伝わった事は 多いのでは・・と
藤井先生は言います
― 互いに思いあい 助け合う ―
これこそが、遍路・・そして お接待の心
なのでは ないでしょうか
「ありがたや このところに立ち寄りて
おちゃの功徳に足休め
お茶は新茶か古茶か古番茶か
旅の疲れで味知らん 頂くお方は阿弥陀様
下さるお方は お大師さん」
かつてのお遍路さんは お接待を受けた時に こう語って
いたそうです
歩き遍路
「歩いていくからこそ・・・ 五感で感じられるものがある
出会いのありがたさに 自分も周りの人も癒されるんです」
今の時代だからこそ・・・
この歩き遍路のスタイルが 求められるのでしょうね・・・
あなたも是非・・・さぬき市の遍路道を 歩いてみてください
遍路をすると、お大師様に逢える・・とも言われます
お大師様に出会ったような衝撃が 感じられる瞬間を
味わえるかも しれませんよ・・・
BYのっきー
【 親子ウォーキング 】
3月17日 日曜日
小中学生を対象とした「歩き遍路体験」が行われます
この日は屋島寺から八栗寺・志度寺・長尾寺をあるくコース
4月4日には この続きで、長尾寺から大窪寺を歩くコースが
開催されます
参加は無料!!!
くわしくは・・・
NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク
087-814-5459 まで
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