2013年02月02日
お接待の心が息づく癒しの空間 【 以志や旅館 】
結願の町さぬき市
結願のため 最後の宿を取るこの町には
たくさんのお宿が残されています
お接待の心が息づく町・・・
心と身体を 癒してくれる
真のおもてなしが出来る場所
今日は、四国霊場 86番札所志度寺にほど近い
【 以志や旅館 】さんをご紹介いたします
こちらの以志や旅館さんの建物は文化庁から有形文化財の登録がなされており、明治期の旅籠の面影を、大変綺麗に残されているお宿です。
趣ある玄関には「御旅館以志や事黒笹以世」の文字が刻まれた木札が残されています
「黒笹以世」さんとは、今のご主人の母方の曾祖母にあたる方だそうです
今はご主人と奥様のお二人で この旅館を守ってらっしゃいます
建物は並列に3棟構えになっていて、
渡り廊下でつながっています
木のきしむ音が 心地よい廊下に出ると、それぞれ趣の違うお庭が楽しめるのも、嬉しい所
古い木の良さがこれほど心地よく感じられるのは・・・
今まで丁寧に守り続けてこられたからなのでしょう
そして・・奥へ奥へと進む度、別世界へと誘われます
心が澄んでくるというか・・・
まわりの音は 鳥の鳴き声や風の音だけが、胸の中に入ってくるのです
一番奥の棟に、客室はあります
「何も珍しいものはないですよ・・」
そうご主人は話されますが、それがまた嬉しい所
ゆっくりと・・・じっくりと・・・
自分と向き合ったり 疲れを癒したりできる
その暖かさがこの旅館にはあります
建物は古き良き時代をそのまま活かしながらも、洗面所やトイレなどは、とてもきれいにされていて、清潔感が溢れています
「お客様に 気持ちよく過ごしていただけると嬉しい」
お泊り頂いたお客様の声に耳を傾けながら、より快適に過ごせる工夫をされています
こちらの2Fのお部屋には、当時まだ高校生だった女優の【朝丘ルリ子】さんが、遍路の映画を撮影に来た際、宿泊されたそう・・・
お泊りになられるのは、歩き遍路をされる方が殆どだとか・・・
「ゆっくりとくつろげました」 「癒されました」と言っていただけるのが一番嬉しいそうです
静かなおもてなしの心は この地に息づくお接待の心
「ありがたや このところに立ち寄りて
お茶の功徳に足休め
お茶は新茶か古茶か古番茶か
旅の疲れで 味しらん
頂くお方は 阿弥陀様
下さるお方は お大師さん 」
〜 お遍路とお接待の心を辿ります〜より
http://sanuki-asobinin.seesaa.net/article/311611718.html
明日はこちらの旅館の一角にあります、
旬彩料理 【以志や】さんの 美味しいお料理をお届けいたします
BYのっきー
【 以志や旅館 】
さぬき市志度599-1
TEL: 087-894-0021
定休日 : 水曜日
1泊2食付→6800円
より大きな地図で さぬき市遊びの達人マップ を表示
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