大窪寺まで残り2キロ。そこで私たちの前に現れた白い犬。
私たちを導いてくれるように進んでいてなんだかほんわか。おへんろ犬?なんて話していたら…
「お大師さん(弘法大師 空海)も修行中に犬に導かれ高野山を開いたという伝説があるんですよ」
もしかして、君はお大師さん?
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そして、大窪寺までの最後の難所『袖擦坂』
この坂沿いになるとまた一層多くのへんろ墓を見かけるようになります。
さらに思いを強くして前に前に進みます。
「これが八十八箇所最後の道標です」
江戸時代に熊吉さんという当時25歳だったという若者が建てたという道標。
私、はっとーもただ今25歳。へんろを通じて時を越え素敵な同級生と出会えたような気持ちになりました。
そして、見えてきました〜〜!!
大窪寺到着です。5時間の歩き遍路でした。
「このへんろ旧道を後世に残したい。」と渡邉さんが何回も何回も話されていた理由を体中で感じることが出来ました。
旧へんろ道の途中には普段目にすることのない豊かな自然と景観がありました。
田んぼと女体山の景観。
川のせせらぎ。
大きな朴葉、自分が小さくなったみたい。
ほおづきの赤。
今は使われていない多和小学校槙川分校とへんろ道で沢山目にした空き家。
どれも、旧道を歩く歩きへんろでなければ見つからなかったもの。
「へんろの中に霊場はある」それをまざまざと感じた一日になりました。
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