【 ようこそ!! 狂言の世界へ・・・ 】
― 狂言はお笑いのご先祖さま?! ―
狂言は喜劇といって、今のコントのご先祖様のようなものです
今、現代の人が見ても お腹をかかえて笑う事が出来る・・・
世界で最も古いと言われ、世界遺産にも登録されているのにも関わらず・・・
今見ても面白い!!その声や表情が・・・ 何故?
「『狂言』は普遍的な物なんです 650年前の人たちが考える事
してはいけない事・・・それは いつの時代でも変わらない事だから」
おもしろい!!!
とにかく舞台に釘づけになる!!!
狂言って こんなに魅力的なもの?
さぬき市合併10周年記念事業
「狂言を楽しむ会」に出演された さぬき市津田出身の
山下浩一郎さんに、 直撃リポート!!!
山下さんは、幼少の頃・・・
その性格ゆえに、何度も死にかけた?!
平成25年2月2日土曜日
さぬき市志度音楽ホールで行われた
「狂言を楽しむ会」
早くから入場整理券が無くなるほどの 人気ぶり

500人以上のお客様で、会場は満席
驚いたのは 子どもたちの姿も多かったという事

舞台が始まると、のっきーも一瞬で惹きこまれ、その動きのコミカルさや足でとるリズム、声のトーンだけで想像出来る表情などに釘づけでしたが、それは子どもたちも同じ・・・
大人と同じように笑っているんです

理屈抜きで楽しい!!!
狂言では 化粧や白粉を塗ったりすることはありません
そして、演じる人の名前もありません
台詞を話す人以外は 殆ど動きません
なぜならば・・・
話している人に集中できるように・・・
そして、最大限に想像を膨らませるように・・・
どの人も、そこに自分を置き換えて、楽しめるように・・・

「僕が何故 狂言に興味を持ったか?」
「すごくないですか?古典って・・・どうやって後世に伝え残していくか・・・その仕組みがちゃんとできているんですよね・・・教科書も、テキストもないけれど・・・変わってないんですよ!!650年前の思想も、今も・・・ じゃ、自分の思いが200年先の人達にも、繋がっていく・・・と思うと、すごいでしょ?嬉しいでしょ?
今の物は続く仕組みがないから、100年同じものが続くとは思えないけれど・・・古典はこの先も続いていく・・・そして、そこから学ぶことはたくさんある・・
稽古の時には確かに台本はない

だけど、普通の仕事だってそうでしょ?いちいち、仕事の内容にマニュアル本なんてないでしょ?上司がやることをまず見て、覚えて、自分でやってみる!
だから稽古に入る時は出来る事が前提!それまでに、自分なりに覚えて練習してから、そこに臨む。全部『分からない・教えて下さい』だけじゃ進まないでしょ?」

山下さんの話しを聞いていると
どんどん近くに感じられるようになるんです

山下さんは高校生までをこのさぬき市津田町鶴羽で過ごします
東京の大学へ進学したとき、初めて狂言と出会い
在学中より、九世野村万蔵氏に師事

野村万蔵氏の最初の弟子が、山下さんだったそうです

山下さんに小さい頃のお話を伺うと・・・
「なんでも興味を持って やってみる子だったかな
どうなるのかな〜と思うと、まずやってみる!!
家の2Fでたき火したりね・・・(笑)
牛乳を腐らせてチーズを作ったり・・・
何度も死にかけたな〜・・・弟に手伝わせて

・・・・ (^_^;) ・・・ たき火って・・・
「でもね、今の子どもたちに育ってほしいのは、その想像力!発見する能力!同じものを見てもただ見ているか、そこから何かを発見するか?それって大きな違いだよね
どうなるだろう?なんでだろう・・・その想像力
演じ手って・・・ いい見坊者がいないと育たないから」
見坊者とは すなわち観客のことで・・・
その観客が 本当にいいものを分かってないと、
芸は磨かれない
なるほど・・・

狂言の普及活動をされているんですね
本物に触れる・・・古典を見る・・・
その中で学ぶものは やっぱり数知れない
最後に、山下さんにさぬき市で一番好きな所を
お聞きしました


【 津田の松原の海ですね・・・ 】
ふるさとは 自分を取り戻せる場所・・・
疲れた時や海外公演にいった時・・・目をつぶると浮かぶのは
やっぱり・・・あの松原の海なんだ・・・
BY のっきー
