2013年02月04日

さぬき市津田町出身の達人に直撃リポート!!狂言の世界ではばたくやんちゃっこ☆【山下浩一郎氏】


 【 ようこそ!! 狂言の世界へ・・・ 】

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  ― 狂言はお笑いのご先祖さま?! ―
  
 狂言は喜劇といって、今のコントのご先祖様のようなものです

 今、現代の人が見ても お腹をかかえて笑う事が出来る・・・

 世界で最も古いと言われ、世界遺産にも登録されているのにも関わらず・・・

 今見ても面白い!!その声や表情が・・・  何故?
 
 「『狂言』は普遍的な物なんです 650年前の人たちが考える事

 してはいけない事・・・それは いつの時代でも変わらない事だから」

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 おもしろい!!!

 とにかく舞台に釘づけになる!!!

 狂言って こんなに魅力的なもの?

 さぬき市合併10周年記念事業
 「狂言を楽しむ会」に出演された さぬき市津田出身の

 山下浩一郎さんに、 直撃リポート!!!


 山下さんは、幼少の頃・・・
その性格ゆえに、何度も死にかけた?!





 平成25年2月2日土曜日

 さぬき市志度音楽ホールで行われた
 「狂言を楽しむ会」
 
 早くから入場整理券が無くなるほどの 人気ぶり

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 500人以上のお客様で、会場は満席

 驚いたのは 子どもたちの姿も多かったという事位置情報
 舞台が始まると、のっきーも一瞬で惹きこまれ、その動きのコミカルさや足でとるリズム、声のトーンだけで想像出来る表情などに釘づけでしたが、それは子どもたちも同じ・・・

 大人と同じように笑っているんですひらめき

 理屈抜きで楽しい!!!

 狂言では 化粧や白粉を塗ったりすることはありません
 そして、演じる人の名前もありません
 台詞を話す人以外は 殆ど動きません
 なぜならば・・・
 話している人に集中できるように・・・
 そして、最大限に想像を膨らませるように・・・
 どの人も、そこに自分を置き換えて、楽しめるように・・・



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 「僕が何故 狂言に興味を持ったか?」

 「すごくないですか?古典って・・・どうやって後世に伝え残していくか・・・その仕組みがちゃんとできているんですよね・・・教科書も、テキストもないけれど・・・変わってないんですよ!!650年前の思想も、今も・・・ じゃ、自分の思いが200年先の人達にも、繋がっていく・・・と思うと、すごいでしょ?嬉しいでしょ?

 今の物は続く仕組みがないから、100年同じものが続くとは思えないけれど・・・古典はこの先も続いていく・・・そして、そこから学ぶことはたくさんある・・

 稽古の時には確かに台本はないひらめき

 だけど、普通の仕事だってそうでしょ?いちいち、仕事の内容にマニュアル本なんてないでしょ?上司がやることをまず見て、覚えて、自分でやってみる!

 だから稽古に入る時は出来る事が前提!それまでに、自分なりに覚えて練習してから、そこに臨む。全部『分からない・教えて下さい』だけじゃ進まないでしょ?」

 

 わーい(嬉しい顔) 全く遠い世界にあった 狂言というものが・・・
 山下さんの話しを聞いていると
 どんどん近くに感じられるようになるんですかわいい


 山下さんは高校生までをこのさぬき市津田町鶴羽で過ごします
 東京の大学へ進学したとき、初めて狂言と出会い
 在学中より、九世野村万蔵氏に師事ひらめき 初めて出会った時・・・万蔵氏、23歳・山下さんは18歳でした 
 野村万蔵氏の最初の弟子が、山下さんだったそうです



 
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 山下さんに小さい頃のお話を伺うと・・・

 「なんでも興味を持って やってみる子だったかな
   どうなるのかな〜と思うと、まずやってみる!!
 家の2Fでたき火したりね・・・(笑) 
 牛乳を腐らせてチーズを作ったり・・・
 何度も死にかけたな〜・・・弟に手伝わせてるんるん

 

  ・・・・  (^_^;) ・・・ たき火って・・・


 「でもね、今の子どもたちに育ってほしいのは、その想像力!発見する能力!同じものを見てもただ見ているか、そこから何かを発見するか?それって大きな違いだよね

 どうなるだろう?なんでだろう・・・その想像力

 演じ手って・・・ いい見坊者がいないと育たないから」


 見坊者とは すなわち観客のことで・・・
 その観客が 本当にいいものを分かってないと、
 芸は磨かれない

 なるほど・・・ひらめき だから、全国の学校をまわり
 狂言の普及活動をされているんですね

 本物に触れる・・・古典を見る・・・
 その中で学ぶものは やっぱり数知れない


 

 最後に、山下さんにさぬき市で一番好きな所を
 お聞きしました手(チョキ)


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 【 津田の松原の海ですね・・・ 】

 ふるさとは 自分を取り戻せる場所・・・

 疲れた時や海外公演にいった時・・・目をつぶると浮かぶのは

 やっぱり・・・あの松原の海なんだ・・・
 

 BY のっきー晴れ
posted by sanuki-asobinin at 11:11| 香川 | Comment(0) | 達人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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