― ありがたや このところに立ち寄りて
お茶の功徳に足休め
お茶は新茶か古茶か古番茶か
旅の疲れで味しらん
いただくお方は 阿弥陀様
くださるお方は―
お大師さん
志度の地で、お大師様にお会いしました・・・
2013年2月19日 火曜日
来年 2014年は、四国霊場八十八ヵ所
開創1200年目を迎えます
―その1200年目を記念する修行として
お大師像を背中に担ぎ、歩き遍路を行う―

歩き遍路をされるのは、八十八ヵ所のお寺の方数名と
先達さんたち・・・ 40数名
弘法大師誕生の地である善通寺を2月4日に
出発し、約15ヶ月間の区切りうちで、歩き遍路をします
この日は、屋島・八栗を経て志度寺を目指していました

志度寺に向かう途中にある 【 詠智会 】さんでは
皆さんにお接待を・・と
一つひとつ心を込め あめやお守りを用意したり

温かいコーヒーとお菓子を 用意したりしていました

早くから集まってきたのは・・・近所の方や、お参りを
されている方々・・・

「どうしたらいいのか 分からないけれど・・・
喜んでいただけたら・・・
少しの暖と、休息を取って頂けたら・・・」

みなさん、その想いだけで、集まって来ているのです
雪の降る寒い この日のさぬき市
午後3時ごろ 志度の地へ到着


「おかえりなさい」

「寒かったでしょ・・・ どうぞ、召し上がってください」
「ありがたく 頂戴いたします」

皆さんのお顔が ほっと笑顔になるひと時

先達の方だけが持てるという赤い金剛杖と

お大師様を背中に担ぎ、歩き遍路の修行をされる方々

お大師様は、本当に温かいお顔で、見守って下さっています
横に見えるのはお大師様のお札・・・
お大師様と共にいらしたこのお札を、お接待のお礼に
頂きます
お大師様のご加護をいただくのだと、皆さんは言います



お接待を頂戴した後は
綺麗に並ばれてお勤めをされます

そして・・・「いってらっしゃい」 「お気を付けて・・・」
一期一会 お接待をする側も、される側も
本当に心が救われるのです
「あ〜・・・あったかい。ありがとう」
そうおっしゃるお遍路さんの言葉を聞き、何にも
代えがたい嬉しさがこみ上げます
お接待とは?
歩き遍路とは?
考えることではなく、感じるもの・・・
素直に心が求めているもの・・・
そこには 確かにお大師様のぬくもりがありました

この出会いに感謝して

御一行は、目指す地・・・ 志度寺へと向かわれました
BYのっきー

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