素晴らしい津田の海を眺めるように置かれている
『人間魚雷・回天』
いつでも回天を見ることが出来るその場所には、2人の戦争体験者の、戦争へ対するとある思いが込められていました
戦争の悲惨さを語る歴史の証人がいると聞いてやってきたのが、さぬき市津田町。
羽立峠の途中に展示されているのは、第二次世界大戦で終戦直前いわゆる『特攻』の一つであった人間魚雷「回天」。実物大レプリカが置いてあるんです。
その回天をしげしげと見つめる二人の御老人。
山崎さんは昭和16年に日本海軍に入隊。サイパンなどで主計兵として、戦況の第一線で戦われたそうです。
羽立峠にある回天は、2007年に三好さんの私財を投じて作られました。
正式名称は『回天一型』
回天の実物大レプリカがあることは大変珍しく、四国にはここにしかありません。
魚雷を改造したもので、前半分は爆薬、後方部はモーターと動力源である酸素が入るタンク。
そして、真ん中には人間が入り、操縦するスペースがありました。
潜水艦に取り付けられて運ばれた回天は、発進すると乗った人間が目視で敵の軍艦の位置を確認しながら操縦し、体当たりをします。
しかし、体当たりしなくても2時間半後には自爆する仕組みになっており、脱出装置もありません。
回天のうしろには悲母観音地蔵。慈しみ深い母の面影をもつ優しいお顔の観音様です。
この悲母観音地蔵は同2007年、戦没者を偲んで山崎さん含む7人の大川中学校同級生で建てたもの。
羽立峠は、日本神話の時代ヤマトタケルが白鳥に変身し、西へ飛んでいた途中にその羽が一本落ちたという伝説が残っている場所です。
その場所には、回天ともに山梨県の実相寺に植えられている『神代櫻』の苗が植えられています。
贈られたのは三豊市の方。戦中に友と一緒に回天の製造に関わっており、三好さん達の活動を聞きつけ桜の木を贈ってくれたんだそう。
中は高さ1メートル、幅2メートルほどの操縦スペースがあり、入っただけで閉塞感に体が押しつぶされてしまいそうになります。入り口を閉めてしまえば真っ暗。
日本の当時の記録によるとほとんどが当たったように報告がされていましたが、有能な電波レーダーのなかったので自爆の爆発と直撃の爆発をごっちゃにして記録にしていたんでしょう」
『天を回らし、戦局を逆転させる』その為に開発されて尊い命が失われた回天作戦ですが、実際には悲しすぎる事実だけが残っていたのです。
終戦からもうすぐ68年。
回天と桜の花が平和な世界を見守りつづけてくれますように。
より大きな地図で 回天 を表示
新しく同じ場所に、「幻の特攻グライダー 神龍」が設置されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→ 東かがわ東方見聞録:幻の特攻グライダー 神龍
→生きる強さと喜び・平和への願いを込めて☆祖父・故川田一一と孫・千田豊実の二人展IN21世紀館さんがわ



さぞ費用が掛かったでしょうね。
平和の尊さを皆忘れているのでしょうか??
是非行ってみたいです。(^^♪
戦争は調べれば調べるほどもう二度と繰り返してはいけないと強く思いますよね。
是非とも行ってみてください。百聞は一見に如かず、こういった戦争の痕跡から興味を持っていただけることで末永く永遠に平和の尊さを知っていてほしいなと切に祈ります。
無様な位に声を上げ、鳴いてしまいました。
とても暑い夏の日でした。
そして、お越し頂きありがとうございます。
津田の町を見下ろす静かなで豊かな景色のなかでぽつんと、しかしはっきりと存在する回天の重圧感、わかります。
ぜひ、また誰かに教えておこしくださいね!