2013年06月24日

癒しの森づくり会 竹炭職人現る!!@門入 其ノ二



癒しの森づくりの会…

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竹炭をつくるだけの団体ではありません。


その背景には、

さぬき市を思う深い心

山を、そこに住む生き物を
守りたいという心がありました。

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「前回までのあらすじ」

記事はこちら↓
http://sanuki-asobinin.seesaa.net/article/367309187.html?1372399574

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ショウブまつりで見つけた竹炭を販売する団体

「癒しの森づくりの会」

会長の坂東さんが竹炭をつくるところを見せてくださると!


初日は火をつけるところから・・・

火種ができるまで、坂東さんがこの団体について説明してくださることに!

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結成は平成15年ひらめきひらめき

今年で10年目になるこの団体。

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きっかけは、さぬき市の山々でした。

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昔、山に竹を植え
その竹をさまざまな物に使っていましたぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


しかし、年を経るごとに

竹は使われなくなっていき
竹の世話をする人も減り
山は荒れ
竹が溢れかえってしまうようになりました
もうやだ〜(悲しい顔)



現在のさぬき市には、実がなる木々が少なくなってきています。

そのせいで、山に住む動物たちが行き場所を失い

食料を求め、里へ降りてくるようになりました。




坂東さんはずっと、それを憂いていました。

そこで考えました。

ボランティアの手で、苗木を山へ植えようと…



更に、竹が多いことにも危惧感を抱いていた坂東さんは




竹炭を作り

それを販売し

そのお金で実がなる木の苗を買い

山へ植え続けています。


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今、会員は16人。

実は…

山へ竹を切りに行く作業も

竹炭を作るように、かまどを改良する作業も

運搬も

苗を植える作業も

全部!!

会のメンバーさんだけで行っているのです!!!




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この煙突もメンバーの方が。




実は今日もうひとりメンバーの方がいらっしゃっています…


会計の河内さん!

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あれ?

どこかでみかけたような…

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この河内さん…

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竹あかりをつくる名人なんです!!

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去年のかぐや姫カーニバルの際に

取材させていただいたんですね!

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河内さんは、カメラの趣味もお持ちで
さぬき市の山々や野鳥を撮った、美しい写真を見せていただきました。

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詳しい河内さんの記事はこちら↓









坂東さん曰く

「さぬき市の山々は、私らが全部知っとる」



心強いぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)



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坂東さんも
長年登山関係の団体に所属していたこともあり

いろいろと多趣味の方がそろっている

癒しの森づくりの会…

おそるべし…


火がつくまで
ゆっくりとお話を伺いました…ひらめきひらめきひらめき









薪に火が付いたかどうか
どうやって確認するのでしょうか。

それはかまど内の温度を見て
確認します
るんるんるんるん



温度計がどこにあるかというと…

ここにあります!

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かまどのてっぺんにちょこんと刺さっていました

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この、温度計の温度が上がっていたら
火が付いている証拠なのだそうです。



目盛りは140℃までしかないのですが
140℃以下だったら火が消えているかもしれないので

これで充分なんです!





さて、火種が出来たところで

このかまどを塞ぎます!!

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小さな空気孔を作って
それ似外は完全にシャットアウト!

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かまどが塞がれていきます。

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このあと、煙突からでる煙が

白から青に変わるまで

ずっと待ちます。

その間に火が消えていたら
レンガをとってまた火を付ける作業をします。


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そして青い煙になると
完全に空気を密封します。

そうすることで、焼けた竹炭の
酸化が始まるからです。

温度が下がるまで密封しなければ、
空気が入るとまた火がついてしまうので
かまどの中の温度が下がるまでずっと待ちます。



ゆっくりと愛情と手をかけて

竹炭はできていくのですね…

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さて、うまく竹炭はできるのでしょうか…

取り出す火が楽しみです…



つづく

其の三はこちら↓
http://sanuki-asobinin.seesaa.net/article/367754476.html?1372399543




posted by sanuki-asobinin at 23:59| 香川 ☁| Comment(0) | 達人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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