会場の鴨部小学校は来年の2014年の3月に閉校予定。122年の歴史に幕を閉じます。
なので今年の『鴨部ふれあいお楽しみサマー』は「鴨部小学校」で行われる最後の夏祭りなのです。
会場では、地元・鴨部の方がたくさんいらっしゃっていました!
皆さん、鴨部小学校が今年閉校だということを御存知で、忙しい時間をぬっていらっしゃった方もいたり。
縁日を出すのは、婦人会、子供会、消防団、自治会、老人会等の地元の方々です。
なんと地元の鴨部幼稚園、ひまわり保育園、鴨部小学校の職員さんが縁日を出されていました。
キュウリの一本漬けを販売されていたのは鴨部小学校の教職員のみなさん。
なんだか、素敵なポロシャツを来ていらっしゃる!!
鴨部小学校の先生「ポロシャツの背面は鴨部小学校の『KABE』の文字を。鴨部地区に流れる『鴨部川』と鴨部で有名なコスモス畑を。1892ー2014は鴨部小学校が開校した年と閉校する年をあしらいました」
今年の鴨部小学校の最後の運動会に合わせて、教職員一同心を一つに出来るようにこのポロシャツを作ったんだとか。

夏祭りがたけなわだった頃、登場したグループ『ありがとう鴨部小学校。鴨部と僕と時々お父さん』
閉校する鴨部小学校に御礼がしたい、地元・鴨部への思いを伝えたいという一心から。
鴨部小学校に通う子どもたちとそのお父さんとお母さん、21~35歳の鴨部出身の若者たち30名でこの『鴨部ふれあいお楽しみサマー』
の為に作られた音楽グループです。
鴨部小学校の最後の卒業生になる尾筋くんは寂しい心境とともに、鴨部小学校への感謝の言葉を一生懸命話してくれました。
そして、始まった曲は坂本九の名曲『上を向いてあるこう』。
2~3ヶ月前から練習したという合奏と楽器演奏。
自分たちの思いが一番よく伝わるから…ということでこの『上を向いて歩こう』を選んだそうです。

演奏と歌声を聴いて、自分の出身小学校ではないのに涙があふれてくきそうになった私…
こんなに暖かい演奏を聴いたのは、はじめてかも…
心にジーンときました。

会場のみなさんも目を潤ませながら演奏に聴き入っていました。2~3ヶ月前から練習したという合奏と楽器演奏。
自分たちの思いが一番よく伝わるから…ということでこの『上を向いて歩こう』を選んだそうです。
演奏と歌声を聴いて、自分の出身小学校ではないのに涙があふれてくきそうになった私…
こんなに暖かい演奏を聴いたのは、はじめてかも…
心にジーンときました。
そして、演奏が終わった直後、小学校の校舎にむかってサプライズのクラッカーが鳴り響きました。
鴨部小学校へ感謝の思い、伝わったかな?
挨拶をしてくれた尾筋くんとそのお父さん。どちらも生まれも育ちも生粋の鴨部っこ!
ななんと、この尾筋さんと鴨部の幼なじみたち7名が鴨部発のスポーツブランド『patriamo』を立ち上げるんだそうで、そのロゴTシャツだったんです!
『patriamo』は古代ラテン語で『祖国愛』。つまり、生まれた場所への愛情のことを指します。
これからの鴨部の若者たちの活躍に超期待です!!
『鴨部ふれあいお楽しみサマー』の最後は打ち上げ花火で締めくくり。
例年より多くの方が咲いては散る夏の花火に色々な思いを乗せて見上げているように見えました。
この場所が鴨部地域と鴨部の人々の核であるように、鴨部小学校がなくなってもこのようなイベントは続けていきたい」
鴨部小学校は今年の11月には毎年恒例だった餅つき大会。そして、3月には閉校記念式典が控えています。
最後のそのときを見届けたい、そうおもうはっとーでした。