鴨部神社秋季例大祭の見所は鴨部神社本宮と御旅所を神輿が渡御する…御神幸祭!
鴨部神社は、北東方向のさぬき市鴨庄・鴨部・小田、3つの氏子地区を持つ神社です。
鴨部神社の神様は、海が大嫌い!
なので北側の海に背を向ける形で、神社の本宮が南向きに建立されていていて、どの氏子地区の方向も向いていないという珍しい神社なのです。このことから別名『横向き八幡宮』と呼ばれています。
鴨部神社で奉納される獅子は鴨庄6組と鴨部1組の計7組。
『桶胴太鼓』の獅子舞は香川県でもこの鴨部神社と津田湾周辺地区や寒川町の一部地域にしか残っていません。
神社で獅子舞の演舞が終わると、神輿が出発します!
御神幸祭の始まりです
神輿が門の天井スレスレにくぐって行きます…
と思ったら何かつけています…
神輿のてっぺんに金色の鳳凰をつけていましたΣ(゚Д゚|||)
毎年この場所で鳳凰をつけてから御旅所に出発するんです
鴨部神社の神輿は『あばれ神輿』。
鴨部神社秋季例大祭の当番地区は、鴨部と鴨庄と小田で毎年交代しているんですよ!
なので今年は鴨庄の方が御神輿を御旅所まで導きます。
約300mほどの参道にはお祭り関係者と地元の方で人がいっぱいに!
御神幸祭には獅子や桶胴太鼓なども一緒に神輿についていくのです。
御神幸祭の途中、今までのさぬき市の秋季例大祭では観たことがなかった祭りアイテムを発見しました!
九州の宇佐神宮から京都の石清水八幡宮に向かう途中に海難事故にあい、難破してさぬき市小田にたどり着いたのです。
苫張地区の『御船』は難破したご神体を導いた船をイメージして作られているんですよ。
それからしばらく神様はさぬき市小田の釜居谷という地域に居を構えていて、
その後、今の鴨部神社の場所にやってきたのだそうです。
鴨部神社の神様が海が嫌いなのは、
海で遭難したことがトラウマになっているからなのでしょうか…
その時の名残か、神輿を担ぎ手は釜居谷の人々と決まっていたんだそうです。(現在は、人手不足により小田地区全域から神輿を担ぎ手を選びます)
8人が担ぎ、数人が横から神輿が倒れないようにフォローします。
な、なぜ…???
構え出す…神輿を担ぐ小田地区の皆さん。
ヨ〜イ!!
ドン!!!!
走った〜〜〜!!!!
神事を行う御旅所前まで全速力で走るんです。
これも鴨部神社の神輿が『あばれ神輿』と呼ばれる由縁。
お神輿の前には、扇を持って神輿に指示する人(宰領)が付いているのですが、
また戻って…
全力疾走!
この走ったり戻ったりを2〜3回程繰り返して、やっと宰領の手が下がりました。
これ、毎年してるんだそうです…大変ですね
何はともあれ、やっと御旅所へ神様の移動(渡御)が完了したのです!
その後は、お祭り関係者や地元の方が見守る中、
粛々と御神幸の神事が行われました。
と願うはっとーなのでした!
その時の名残か、神輿を担ぎ手は釜居谷の人々と決まっていたんだそうです。(現在は、人手不足により小田地区全域から神輿を担ぎ手を選びます)
御神輿は御旅所のある小高い丘に到着しました
すると、急に鐘と桶胴太鼓が鳴り出します構え出す…神輿を担ぐ小田地区の皆さん。
走った〜〜〜!!!!
これも鴨部神社の神輿が『あばれ神輿』と呼ばれる由縁。
お神輿の前には、扇を持って神輿に指示する人(宰領)が付いているのですが、
彼が扇を下げない限りは…
また戻って…
全力疾走!
これ、毎年してるんだそうです…大変ですね
その後は、お祭り関係者や地元の方が見守る中、
粛々と御神幸の神事が行われました。
そして、神輿はまた鴨部神社の本宮へと戻るのです…