2013年10月13日(日)
さぬき市長尾西の塚原稲荷神社で
『あばれみこし』が開催されます
私がこのお祭りについて初めて聞いたとき、
「え?池に投げ込まれるんですか」
と、思わず聞き返してしまいました。
そうです。
このお祭りは、『みこし』も『みこしをかついでいた人』も最終的に池に投げ込まれるお祭りなのです。
すごくワイルドなお祭りですねぇ
このお祭りには2つの『みこし』があります。
1つは右の、正式な『神輿(みこし)』。
もう1つは左の、お祭の当日に造られる、最終的に池に投げられるあばれ用の『御輿(みこし)』です。
(以下、あばれ用の御輿を『あばれみこし』と標記します)
そのあばれみこしをかつぐのが、
こんな風に、農村歌舞伎の役者顔に似せて化粧をした若者衆です。
若者衆は、塚原稲荷神社を出て、池へとまっすぐに伸びる道を
「もったいない、もったいない」
と唱えながら神輿の後に続いて進み、
谷池という池に、あばれみこしを投げ込むのです。
池に到着すると、毎年創作する風刺のきいたユーモアのある祝詞を読みあげます。今年はどんな面白い祝詞なんでしょうか?
そして、互いを池の中へ…、
放り込む!
その後は、逃げ惑う見物客を捕まえて池に落としたり、あばれみこしを池に放り込んだりと、やりたい放題の大暴れ。
(ちなみに、実際に池に落とされたい方は、先に言っておくと投げ落としてくれるそうですよ。携帯などの防水対策はばっちり済ませておいてくださいね!)
さて、塚原稲荷神社への交通手段ですが、自動車などのほか、公共の交通機関で一番近いのはさぬき市コミュニティバスのバス停です。
さぬき市コミュニティバス
志度〜多和線(緑ルート)
バス停「行基苑」で降りて、徒歩3分
1日4便ですので、バスの時間にはお気をつけください。
さぬき市に住んでいながら、こんなお祭りがあるなんて知りませんでした。
昔の農民たちの”たくましさ”と”ユーモア”を感じることのできるお祭りですね。写真撮影が趣味の方にもオススメですよ。
注)祭りの写真は昨年のものを使用しました。