2013年10月31日

【里海を復活させるために…】鴨部川河口の干潟の耕運 @水産多面的機能発揮対策事業


たっくんです!
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2013年10月27日(日)、
第一回目の「水産多面的機能発揮対策事業」がさぬき市鴨庄の鴨部川河口にて
初めて実施されました。

約57人の地元の方々が、干潟の砂に酸素を送り込む耕運作業を
県内でも唯一行いました!

「全ては、昔ながらの里海を取り戻すために」
たっくんが、レポートしてきました!


漁業者の高齢化、漁村人口の減少等により多面的な役割を
発揮できなくなっている今の漁業。
漁村の現状を国が水産業・漁村の多面的機能の効果的・効率的な発揮の
助けとなる取組を支援することで、水産業の再生・漁村の活性化を図るものを

「水産多面的機能発揮対策」と言います。

「水産多面的機能発揮対策」事業は、
平成25年度から27年度までの3年間の周期で実施されます。
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全国の様々な地区で実施されている「水産多面的機能発揮対策」ですが、
香川県内でも5つの地区で実施されているんですよわーい(嬉しい顔)

さぬき市鴨庄もその地区の内の1つ。

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今回の事業を行ったさぬき市鴨庄の鴨部川河口の干潟は、
県内でも有数の朝干狩りスポット!!
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上の写真のように、干潟には無数の穴が空いていて中にたくさんの海の生き物が
住んでいるんです!

秋の海の栄養不足や干潟の砂の蓄積によって起こる稚魚の死亡を防ぐためにも、
干潟に酸素を送り込む耕運作業が行われたのです。


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今回参加した約70人の地元と漁業者の方々。
年齢は、下は中学生から上は80代の方々まで!!

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実は…この約70人全員が、
漁業関係の仕事をしている方ではありません!!

さぬき市鴨庄漁協組合では、
水産業の再生・漁村の活性化を図るために約5年前から
定期的な海の掃除をしたり、地元の企業から液肥を提供してもらったり
地元の農家の人と話し合い溜め池を放流してもらったりと
精力的な活動を行っています。


その為、漁協組合だけではなく自治会の方々とも連携しながら里海作りに着手しているのです!!

全国でも自治会と漁協組合が連携した事業は大変珍しく
県内では鴨庄が初めてなんだそうです!

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白方地区自治会長の松中さんと、鴨庄漁協組合長の山本さんに
今回の事業についてお話をお聞きしました!

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【左から、白方地区自治会長の松中さん、鴨庄漁業協同組合長の山本さん、県の水産課の方】

松中さん「この事業によって、地区全員が集まって交流することが増えるので
地域の活性化につながるのではないかな…と思っています。
今後も、鴨庄漁協組合と相談しながらいい方向へと進んでいきたい」

山本さん「約5年前から、行ってきた里海作りがようやく軌道に乗ってきた…
と思います。漁業・漁村の復活のためにもこれからも活動していきたい」

当たり前だと思っていた、自分たちの身の回りの問題にぶつかったこの日。
自分もなにかできないかな…と思った数時間でした。

今年は、後3回耕運作業を行うそうですよ!




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posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 ☀| Comment(0) | イベント・お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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