さらです。
2013年11月17日(日)
さぬき市造田のJR造田駅東側広場において
『第20回どじょ輪ピックinさぬき』が開催されました
『どじょう汁(どじょううどん)』とは?
出汁にどじょう、手打ちうどん、ごぼう、里芋、油揚げなどを入れて煮込み、
お味噌で味付けした郷土の伝統料理です。
『どじょ輪ピック』では、参加チームがそれぞれどじょう汁を作り、
その味や見栄えなどを競い合います。
今回は12チームが出場し、準備されたどじょう汁は全部で3000食。
来場者も1杯300円でどじょう汁が食べられるとあって、
人気のイベントなのです。
私が思っていた以上に、皆さん本気です
(私の頭の中では、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』で流れた
『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』がBGMで流れています…)
熱いどじょう汁の熱いイベントの様子をお伝えします
10:00 開会式
今回でどじょ輪ピックが第20回を迎えるということで、
第1回から出場されている団体や企業が表彰されました。
乙井青壮年部、株式会社村上製作所、さぬき市津田町手打ちうどん研究会、
長行自治会、野間田西自治会、野間田東どじょう汁同好会
瀬戸内電気の宮下さん(「山の会」)
初回より設備など提供いただいているとのこと。
前回金賞を受賞した「山の会」の方による選手宣誓!
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以前、あそたつでも取材させていただいた宮下さんが、出汁の味をチェックしていました。
(詳しくはこちらをクリック)
さぬき里山会
先日参加させていただいた「さぬき市へんろ88ウォーク」で
ボランティアガイドをされていた「さぬき里山会」
(詳しくはこちらをクリック)
今回初めての試みとして「煮込んだどじょう」と「どじょうの唐揚」げの両方を入れるのだそうです。
昨年銅賞を受賞したさぬき市津田町手打ちうどん研究会。
20回出場されているベテランチームです。
今回のどじょううどんも、今まで作って来られた味を守り、400食を準備されているそうです。
野間田東ナイスミドル会
ここで1つの疑問が。
「野間田東どじょう汁同好会」と「野間田東ナイスミドル会」
同じ「野間田東」地区のチームだけれど、どういう関係なのだろう?
私 「同じ野間田東とありますが、違うチームなんですか?」
ナイスミドル会の方 「違う違う!全然違う!!
でもな、20年近く隣で一緒にやんりょるけんな、
まあ良きライバルやな。でもうちは負けんけどな(笑)」
どじょ輪ピックの「輪」の字は、
オリンピックの「輪(りん)」であり、人と人との「輪(わ)」でもある。
ライバルとはいえ、20年近く共に戦ってきた者同士の絆が見えた気がしました。
日本一のどじょうの産地である大分県宇佐市からの参加チーム。
大分県から8名が、香川県へ前日入りされたそう。
どじょうを通じて、大分県宇佐市の方との交流が生まれているんですね
長行(ながいく)
長行自治会のチーム。
20回出場されているベテランチームです。
長行のどじょううどんの特徴についてお聞きしたところ、
なんと!隠し味にニンニクオイルを入れているそうですよ。
天神どじょっこ会
昨年銀賞を受賞。
出汁を美味しくするために、こちらはオリーブオイルを使っているんだそうです。
20回出場されているベテランチームです。
今回のどじょううどんの特徴をお聞きしたところ、
工夫したのは色鮮やかなトッピングだそうです。
入れる野菜によって出汁の味が変わるので、今回はキノコを入れてみたそうです。
伝統を守って先輩たちの味を守るチーム。
新しい味を追求するチームなど、
チームの個性が、作るどじょう汁に反映されていますね。
さて、どのチームが金賞の栄冠に輝くのか!
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12:00 どじょう汁の一斉販売スタート
一杯300円で、どじょううどんを食べ比べすることができるとあって、
例年、1時間前には各チームのお店に行列ができています。
固定ファンがいるチームは、すぐに売り切れてしまうそうです。
自分で入れ物(お鍋や大きめのタッパーなど)を持って来ると、
購入したどじょう汁を入れてもらえます。
そのまま家に持って帰って昼食にするそうです。
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来場の皆さんが、各チームのどじょううどんを食べている頃、
どじょ輪ピック会場の隣にある造田ふれあいプラザの一室では、
厳正なる審査が行われていました。
チーム名が伏せられた状態で並んだ各チームのどじょう汁。
審査員は10名。募集された一般の方は5名も含まれます。
今回は、一般の方の審査員に女性が多かったり、
県外の方もいらっしゃったりしたそうです。
味20点、具の組み合わせ5点、見栄え&盛り付け5点で点数を付け
合計点で競い合います。
私も各チームのどじょううどんを食べさせていただきました。
【出汁】さらっと派、どろっと派
【味つけ】濃いめ、薄め
【具材】大きめに切っているところ、小さめのもの
【うどん】太麺、細麺、平麺、手打ち風
【トッピング】シンプルに葱のみ、いろ鮮やかなもの
(食用菊を入れているチームもありました)
【その他】ゆず胡椒や七味などを自分で選択して入れるもの
などなど、1つとして同じものがありませんでした。
どれもそれぞれに美味しいので、審査するのは本当に難しいです!
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審査を待つ間に、他の出店ブースを見てみます。
造田婦人会による「すもうとり寿し」「誉」販売
あめゆの無料お接待がありましたが、あっと言う間に売り切れてしまいました。
(「すもうとり寿し」についての詳細はこちらをクリック)
おはぎにパン粉をつけてフライにしたもの1個100円。
旦那さんの発案で作られたこのフライのおはぎ。
奥さんが「また…しょうもないものつくって…」と言いながら食べたら
美味しくて沢山食べてしまったそうです(笑)
「桑の葉卵」なる新商品を発見。
エサに桑を混ぜてみた結果、つまめるほどの黄身と濃い色の卵に仕上がったそうです。
味はまったり濃い味。
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13:30 閉会式
【金賞】天神どじょっこ会
【銀賞】長行同好会
【銅賞】さぬき市津田町手打ちうどん研究会
【ふるさと賞】株式会社村上製作所
【アイデア賞】大分どじょう村塾
天神どじょっこ会は、念願の金賞だったそうで、「これからもやりますよ!」と力強くおっしゃっていました。
皆さん真剣に、でもチームで和気あいあいと
楽しそうな表情でどじょううどんを作られていました。
ここまで人の心を虜にする『どじょう汁』…恐るべし
来年は鍋持参で来ようと思います
【イベントお問い合わせ】
開催日時/2013年11月17日(日) 10:00〜14:00
開催場所/JR造田駅前 東側広場【地図】
問い合わせ先/さぬき市観光協会(商工観光課内)(TEL:087-894-1114)
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