さらです。
さぬき市をよく知るガイドさんといっしょに歩きながら
歴史やグルメ、まちの達人との交流を堪能できる
志度まちぶら探検隊のまちあるき。
さぬき発!てくてくまちぶらのススメ
『源内さんが育った志度村めぐり』
末(すえ)地区の史跡を巡るコースに同行した私は、
ここ霊芝寺に到着しました。
奥の院からの素晴らしい眺め。
普段はなかなか見ることのできない「お成りの間」を拝見しました
霊芝寺は、平安時代初期の弘仁年間に、
空海(弘法大師)が草創した真言宗のお寺です。
山号は日内山、本尊は「十一面観世音菩薩」
空海が師である岡田牛養の冥福を祈り建立したとも伝えられています。
岡田牛養については前回の記事をクリック
「末」ってすごい!『源内さんが育った志度村めぐり』2013秋コース(その1)@末
高松松平家の菩提寺の1つで、
二代藩主 頼常(よりつね)公
九代藩主 頼恕(よりひろ)公
の墓所があります。
(他の歴代藩主の菩提寺は、香川県高松市仏生山町の法然寺)
そして、本堂から徒歩1分ほど登ると、
この「求聞持堂」があります。ここからの眺めが最高なんです
写真だと分かり難いですが、すぐ下に見えるのが野間池です。
今の時期、遠くにピンク色のコスモス畑が見えます。
高層ビルなどがないので、自然の景色を楽しめますよ
松平頼常公と頼恕公の墓所
頼常公は、水戸藩二代目藩主 水戸光圀の長男
頼恕公は、十五代将軍 徳川慶喜の伯父
歴史に疎い私にも分かるくらい有名な名前が出てきてびっくりです。
霊芝寺は真言宗のお寺ですが、頼常公と頼恕公は儒教の方法で埋葬されています。
2人とも水戸徳川家の出で、水戸藩は儒教を尊ぶ気風があるためなのだとか。
この階段を上り、門をくぐった先が、「松平家お位牌所」と「頼常公と頼恕公の墓所」です。
松平家お位牌所の紋章が「葵の御紋」でした。
やはり徳川家ゆかりの場所であるのを実感します。
霊芝寺山門
山門は、雨滝城(さぬき市大川町)の裏門を移したものと伝えられています。
昭和55年香川県文化財専門委員の調査によって確認されました。
(雨滝城のある雨滝山についてはこちらをクリック)
お成りの間
ここは、高松藩の藩主のご憩所だった「お成りの間」です。
本来、藩主の方しか入れない場所ですので貴重な体験でした。
美しい襖絵や、立派な書などが飾ってあり、華やかさもありますが、
全体的にシンプルで落ち着けるお部屋でした。
小田の隠れた人気店「思風(うむかじ)」が
今回のイベントのため特別に用意したお弁当です。
(人気店「思風」について、詳しくはこちらをクリック)
境内には立派なイチョウの木が。
霊芝寺には他にも、「ミニ八十八ヶ所石仏」というのが山腹にあって、徒歩で巡ることができるのだそうです。
こんど歩いてみたいな〜♪
ここからバスで「家具工房 楽木」へ移動します。
最後に、「家具工房 楽木」でコーヒーを頂きました。
(「家具工房 楽木」についての詳細はこちらをクリック)
オーナーの松岡さんが、木工家具や木材についてのお話をしてくださいました。
コーヒーを頂いた後、板についてお話を聞きました。
特に男性が、板の話を真剣に聞き入っているのが印象的でした。
本日、ガイドをされていたのが、
志度まちぶら探検隊の近藤さん。
今回、このツアーに同行させていただいて、
普段生活している場所や土地も、歴史を知り見方を変えると、
こんなにも魅力的なのだということを知りました。
次の「志度まちぶら探検隊」のまちぶらイベントも楽しみです。
毎回大人気で、すぐに定員がいっぱいになるのだそうですよ。
是非、皆様も参加してみてくださいね
【お問い合わせ】
『源内さんが育った志度村めぐり』 秋プラン
問い合わせ先/志度まちぶら探険隊
HP/http://www.shido-machibura.com/
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