さぬき市長尾で、竹を使った工芸品の創作活動をしているグループがあります。
BANBOO(竹)とENJOY(楽しむ)を組み合わせて名付けられた
その名も「バンジョイ塾」
そのバンジョイ塾が、さぬき市内の全幼稚園に、
手作りの竹細工をプレゼントすることになり、
2013年11月26日(火)
津田幼稚園で贈呈式が行われました。

さぬき市にある幼稚園は全部で11か所。
その全ての園児と職員のために、バンジョイ塾では
全部で約620個もの竹細工を用意したそうです。
今回はさぬき市内の幼稚園を代表して、津田幼稚園で贈呈式が行われました。
バンジョイ塾からは玉木保之さん、玉貴武夫さん、戸田修治さんの3名が、さぬき市教育委員会からは安藤教育長が出席されました。
バンジョイ塾代表・玉木保之さんの挨拶。
「今日は皆さんに竹で作ったかざぐるまを持ってきました。大事に使ってください」
先生が「ふーっと吹いて、回るところをみんなに見せてあげて」というと、
代表の園児たちが、ほっぺたを膨らませてふーっとかざぐるまを吹きます。
クルクルと良く回るかざぐるまに、他の園児たちから「欲しい!」との声が。
「ちゃんとみんなの分もあるからね」と先生。
代表の園児が、お礼のご挨拶。
「今日は津田幼稚園に竹細工を持ってきてくれて、嬉しかったです。
みんなで大事にします。ありがとうございました」
そしてプレゼントのお礼に園児たちが手話をしながら曲を歌いました。
他の園児も、次々並んでかざぐるまを受け取り、
思い思いにかざぐるまで遊んでいました。
竹で出来ているかざぐるまは、見た目が繊細で美しく、
しかも想像していた以上に良く回るんですよ。
先生が「かざぐるまをもらって嬉しかった人!」というと、
園児からは「はーい」と元気な返事が返って来て、
バンジョイ塾の方々も、
「クリスマスに間に合って良かった」
と笑顔でおっしゃっていました。
今回、バンジョイ塾がさぬき市の幼稚園児たちに作成したのは、
「かざぐるま」や「がりがりとんぼ」そして、かわいい「犬」や「カエル」などです。
かざぐるまは、羽の部分を細い竹ひごで編んでいます。
この竹の編み方をアレンジすると…
こんなストラップになるんですって
竹ひごで卵型に編んだ中に、鈴が入っています。
早い人なら1時間で10個くらい作れるそうですが、
不器用な私には、1個も作れる気がしません…
他にも、
カエル
犬
がりがりとんぼ
5mmずつ刻まれている溝を棒でこすると、先端のプロペラが回るおもちゃ。
竹の学校に入ったときに、ナイフの表刃・裏刃の使い方を練習するために作るのだそうです。
竹細工にもいろいろなジャンルがあって、
カゴを編むのが得意だったり、
動物や昆虫などを作るのが得意だったりと、
人によって得意なジャンルが違うのだそう。
竹にも沢山の品種があり、太さ、色、形がどれも違っています。
そんな竹を眺めながら、次はどんな作品にしようか、と考えるんだそうです。
そして、誰かが新しい作品を作ると、それを別の人がアレンジして、また新しい作品を作るんだとか。
バンジョイ塾のメンバーが先生となって竹細工を教えるのが「竹の学校」です。
今年も竹の学校の入学生を募集しています。
竹の学校 募集要項 【期 間】 2014年1月5日(日) 〜 2014年6月末 【場 所】 さぬき市長尾東894-5 【応募人数】 定員20名 【募集期間】 2013年12月10日(火) 〜 2013年12月20日(金) 【お問い合わせ】 0879-52-5113 (担当 玉木) |
ちなみに、この「竹の学校」を卒業した人が、「バンジョイ塾」に入る資格を得るのだそうです。
毎週日曜日に皆さん集まって、楽しみつつ竹細工の腕を磨いています。
興味のある方はぜひ、ご応募ください。


【お問い合わせ】
香川県さぬき市長尾東894-5 【地図】
(さぬき市長尾保健センターの西側)
入校期間/毎年1月〜6月末 毎週日曜日
【関連記事】