2013年12月1日(日)、さぬき市前山にある
前山おへんろ交流サロンで、
「マツタケうどんのお接待」がありました
このマツタケうどんのお接待は、
さぬき市商工会 飲食文化会と、
県飲食業生活衛生同業組合 さぬき支部が、
寒くなってきてお接待が少なくなるこの時期に、
地域貢献活動の一環として、2007年から毎年行っています。
今回、用意されたマツタケうどんは、なんと200食
大窪寺に向かうお遍路さんや、前山周辺を訪れた観光客に
無料で振る舞われました。
マツタケうどんが振る舞われた「前山おへんろ交流サロン」は、
県道3号線沿い、道の駅「ながお」の向かい側にあります。
ここから、さぬき市多和にある四国八十八ヶ所霊場の
第88番札所「大窪寺」までは、約11kmほどの距離です。
一昨日は、大窪寺周辺で雪が降るほど寒かったのですが、
この日は晴天に恵まれて、少し寒さが和らぎました
皆さん、朝の9:00頃からマツタケうどんの準備されていました。
ところで、マツタケうどんって、いったいどんなものなんでしょうか?
作り方を見ていきましょう。
マツタケを、薄くスライスします。
見てください、この山盛りのマツタケを。
200食のうどんに対して、用意されたマツタケは
どどーんと3Kg
「どんぶりに(スライスしたマツタケが)2〜3枚は入るやろ」
「いやいや4〜5枚は入るわ」
そんな会話が聞こえてきましたよ。
出汁は、本格的に、鰹、昆布、煮干でとっています。
このマツタケうどんを作られている
「県飲食業生活衛生同業組合 さぬき支部」は、
さぬき市内の40の飲食業者が加入している団体です。
つまり、ここで作業されているのは、調理のプロの方たち。
プロの味が無料でいただけるなんて、すっごく贅沢ですよね♪
出汁にマツタケの風味をつけています。
マツタケの香りがして、この出汁がすごく美味しかったです。
うどんの麺を温めて、どんぶりに出汁とともに入れ、
上に具材をのせて、
マツタケうどんの完成です。
ところで、私が気になっているのは、
「なぜ、普通のうどんではなくマツタケうどんなのか」
というところ。
そのことをお聞きすると、「なんでやろな…」としばし考えた後、
「やっぱり、普通のうどんよりインパクトがあるやろ?」
というお答えが返ってきました。
確かに、すごくインパクトありますよね。(笑)
10:30頃、お接待スタート
あっという間に行列ができています。
「マツタケが入っとる」と持ち上げて見せて下さってます。
マツタケうどんのお接待があるとは知らずに来られた方は、
うどんにマツタケが入っていると聞いて、びっくりされていました。
大阪から来られたお遍路ツアーの方もいらっしゃいました。
今日は、四国八十八ヶ所霊場の80番札所「国分寺」から
順番に巡ってこられたそうです。
「おへんろつかさの会」の方による説明を聞きながら、
お遍路文化にまつわる場所を、バスと徒歩で巡る講座です。
今回は「道標」と「へんろ墓」について学ばれたそうですよ。
(おへんろつかさの会についてはここをクリック)
次々とお遍路さんや観光客の方が訪れて、昨年よりも早く、約1時間で200食がなくなりました
実は、このマツタケうどんのお接待が行われている間、
前山おへんろ交流サロンには、テレビ局の撮影隊や、
フランスの(かなり有名な)雑誌社から取材に来られていました。
来年は、四国霊場開創1200年の記念の年。
「お遍路文化が日本全国へ、そして世界へ発信される年になるのでは?」
と、思わずにいられない光景でした。
前山おへんろ交流サロンは、お遍路さんのみならず、
どなたでも入館でき、お遍路文化について学べます。
興味のある方は是非、立ち寄ってみてくださいね
【お問い合わせ】
香川県さぬき市前山936 【地図】
開館時間/ 8:00〜16:00 (入館は15:30まで)
休館日/ なし (年末年始の休館日は、2013年12月31日(火)、2013年1月1日(水)です)
駐車場/ あり
TEL: 0879-52-0208
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