2013年12月17日

劇団プチミュージカル『本日、スコブル晴天なり!』練習に突撃! @鶴羽


たっくんです!


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さぬき市津田町を拠点に小学生を中心としたメンバーで活動する
「劇団プチミュージカル」の専用スタジオ「潮騒のスタジオ」として
使用されているさぬき市津田町鶴羽の旧鶴羽小学校。

今月29日にアルファあなぶきホールにて初公開予定の
今年の新作ミュージカル「本日、スコブル晴天なり!」
の練習をしているということで…
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たっくんが、おじゃましてきました!!

プチミュージカルの練習は、日が落ちてから始まります。
今は本番も近いということで、週に3回練習を行っています。

スタジオの中に早速おじゃますると…

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ここは…どこじゃああ!!
と言いたくなるほど、精巧なセットが体育館に設置されていました!

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今年の新作ミュージカル「本日、スコブル晴天なり!」は、
小さいけれどキラリと光る地方の一新聞社を舞台としたミュージカル。

廃校に追い込まれた、小学校の生徒たちと新聞記者が繰り広げる
「人に思いを伝えることの大切さ」をテーマにした、
涙あり、笑いありのミュージカルコメディーで、

モデルは、東日本大震災時に、壁新聞で情報を伝え続けた石巻日日新聞社で、
タイトルの「スコブル」は、香川県出身のジャーナリスト、宮武外骨さんの雑誌
『スコブル』から引用。

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子どもと大人の劇が交わることが特色である劇団プチミュージカルは、
幼稚園から80代まで、幅広い年齢層約70人がメンバーとして演劇を行います。

この日は、実際に本番でも使われるセットをスタジオ内に設置して
本番さながらの通し稽古が行われていました!

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時には、演劇を指導する先生から怒られることもあります。
指導は年齢に関係なく、厳しく甘えはありません。

プチミュージカルでは、イギリスのミュージカルスタイルを用いて稽古を行います。
「自分の気持ちを相手に伝える」ことを主に置いた、
子どもたちの情操体操。

今回の新作ミュージカルのコンセプトである「人に思いを伝えることの大切さ」を
身を持って勉強しているんですね。
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言われたことは、素直に受け止める。
子どもたちのまっすぐな目は、この劇団を象徴しているような気がしました。

「悲しいふりをしない、楽しいふりをしない。
本当に悲しみ、楽しくなることが大事なんだ。」
劇団プチミュージカルの脚本、作曲をしている白川さんは言います。

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時には踊り、時には歌う。
体育館には歌声が響き渡ります。

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今回の新作ミュージカルについて、白川さんに詳しくお聞きしました。

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Q.新聞記者を題材とした今回の脚本について

「約20年前に香川出身のジャーナリストの宮武外骨のことを知り、
その頃から、新聞記者をテーマにしたものを作ろうと思っていました。

しかし、どういった新聞記者にしようかイメージが湧いていなかったのですが、
3年前の東日本大震災で新聞が出せない状態でも壁新聞で情報を伝え続けた
石巻日日新聞社の存在を知って実際に現地に取材しに行ったところ、

『地域に根付いた取材』を行っている姿にとても共感し、
相手の気持ちに寄り添った取材側の態度の大切さを
劇にして伝えたいと思いました。


もうひとつのテーマは『閉校問題』
今回のミュージカルでキーパーソンともなる学校の門柱のモデルは、
自分と母親が卒業した旧新塩屋小学校の門柱です。

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閉校の際になんとか門柱だけは残したいと、
門柱をテーマとしたミュージカルを全校生徒で作ったところ、
それを見た卒業生たちが門柱を残そうと署名運動を起こし、
現在は市の指定有形文化財になっています。

その時のミュージカルの話と、ジャーナリスト、新聞記者の話が交わったのが
今回の新作ミュージカルなんです。

いろんなストーリーが織り込まれているんですが、基本的にはコメディーとして作っているので
明るく見ながら、時々考えてもらえるようにテーマにしています。


Q.今回の音楽の聴きどころ

「今回は、あまりにも頑張りすぎて、ものすごく多くの音楽を作りすぎて
約3時間を越えるものを泣く泣くカットして2時間ほどの作品にしています。

一番のお気に入りの楽曲は、「ひと夏の忘れ物」という曲なんですが、
マリン事業で大成功した石巻日日新聞社の現在の社長さんが、
昔その仕事を別の人に譲り、父親が経営する石巻日日新聞社の社長に就任することを決心した時に
父親が亡くなってしまうんです。

父親の会社を継ぐことを言えず『大きな忘れ物』をしていると思い続ける
社長の実話のシーンで使われるその歌が、一番気持ちがこもっていますね。」


そして、劇団プチミュージカルの美術担当である
山崎さんに今回の見どころをお聞きしました!

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劇団プチミュージカルのミュージカルは、
話だけでなく、劇団員全員で作る大道具、小道具も魅力の1つ。

「今回は、時の流れによって新しい門柱を古い門柱へと進化させるシーンが
見所です。
子どもたちが心身ともに大きくなっているので、そういうところも見て欲しいです。」

と答えてくれました。


最後は、今回のミュージカルの主役でもある
小学6年生の2人へもお話をお聞きしました!

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大原佳子ちゃん(写真左)


Q.今回のミュージカルで演じる役はどんな子ですか?


自分の感情がすぐでる佳華という女の子で、自分で決めたことは

必ず守りきる芯の強い女の子です。


Q.演劇の楽しいところと、難しいところはなんですか?


楽しいところは、自分が演じている役の気持ちをお客さんが感じてくれる時で

難しいところは、役の気持ちになりきることです。


Q.新作への意気込みをどうぞ!


自分に合った役なので、演劇でお客さんを感動させたいです!



筑後慶くん(写真右)


Q.今回のミュージカルで演じる役はどんな子ですか?

慶次郎という男の子で、佳華ちゃんの付き人みたいな役です。

Q.演劇の楽しいところと、難しいところはなんですか?

楽しいところは、笑って笑顔になったり時には悲しんだり、
みんなで練習をするところで
難しいところは、セリフに自分の気持ちを込めることです。

Q.新作への意気込みをどうぞ!

大勢に人に見に来てもらえるように、頑張ります!



もう…これだけ魅力を知ってしまえば…観るしかない!!

いや…絶対に観るべきである!


劇団プチミュージカル、完全新作のミュージカル

「本日、スコブル晴天なり!」を見逃すな!!


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かがわ文化芸術祭2013参加公演
第56回劇団ミュージカル公演「本日、スコブル晴天なり!」

公演日時/2013年12月29日(日)
会場/アルファあなぶきホール(大ホール)
時間/17:00開場 17:30開演


公演日時/2014年2月16日(日)
会場/三木町文化交流プラザ(メタホール)
時間/17:00開場 17:30開演
 
チケット料金/当日2000円、前売り1800円、ペアチケット3000円(全席自由/大人子ども同額)
チケット販売所/
・劇団事務所(さぬき市津田町津田公園通り中川建材店内 0879-42-3567)
・ローソンチケット(Lコード:68690)

お問い合わせ先/0879-42-3567(さぬき市津田町津田公園通り中川建材店内)

【関連サイト】

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posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 ☁| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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