2014年01月14日

津田古墳群の謎を追え!さぬき市歴史民俗資料館の企画展に行ってきました@大川

さらです。


実は、以前から気になっていたことがあるんです。


あそたつメンバーとして、
さぬき市のさまざまな場所へ行くのですが、
よく目にするのが
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このような古墳の案内看板。(写真はさぬき市津田町の「けぼ山古墳」のもの)
「さぬき市って、もしかして古墳が多いのかな?」
と思っていたら、やっぱり多いみたいなんです。
(さぬき市の古墳についてはこちらをクリック)

しかも、2013年10月には、
「津田古墳群」が国の史跡に指定されました

どうしてさぬき市には古墳が多いのか?
津田古墳群とはいったいどういうものなのか?

あそたつミステリーハンターとして、
津田古墳群の謎を追ってみたいと思います!

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まずは、さぬき市歴史民俗資料館で開催されている
『さぬきの古墳時代〜津田古墳群の出現と終焉〜』
という企画展に行ってきました!





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さぬき市歴史民俗資料館は、さぬき市大川町のみろく自然公園内にあり、

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企画展は、こちらの建物で開催されています。


そもそも津田古墳群とは、さぬき市津田町を中心とした地域にある

首長(現在の市長や知事のような人)の墓群のこと。

現存しているのは9基あるのだそうです。

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今回の企画展では、
3世紀後半から4世紀末にかけて築造された、
津田古墳群の出現と終焉までを
分かりやすく展示しています。

古墳時代は3世紀後半〜7世紀ですので、
津田古墳群は、古墳時代前期に造られたんですね。

古墳時代前期の古墳はどこにでもあるのですが、
3世紀後半から4世紀という長い期間、
代々受け継がれて古墳を作っている地域は
全国的に見ても珍しいのだとか。

古墳時代の変遷を知ることができる貴重な古墳として、
全国の研究者たちから注目されているんだそうですよ。✨


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館内の特別展示室には、
津田古墳群のそれぞれの古墳の説明と、
出土品が並びます。

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岩崎山4号墳から出土した円筒埴輪など。
さまざまな点で、畿内地域の円筒埴輪と共通点があるのだそうです。

そして、出土品の中には大変珍しいものも。
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こちらの斜縁二神四獣鏡は、
大阪府にある津堂城山古墳から出土した鏡と同型で、

全国に5枚くらいしかない貴重なものだとか。

津堂城山古墳というのは陵墓の可能性もあるという

非常に身分の高い方のお墓なのだそうです。


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中には、こんな不思議な形のものも展示されていました。
巴形銅器といいます。
詳しい用途はまだ分かっていませんが、
呪具ではないか、との意見があるそうです。

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津田古墳群の全体像が分かりやすく、大変勉強になりました。

古墳に興味のある方や、学校で歴史を学ぶ学生さんなど、

ぜひ、さぬき市歴史民俗資料館で見てくださいね!



あそたつミステリーハンター・さらが行く
「津田古墳群の謎を追え!」

次回は、古墳の達人・松田先生にお話を伺いに行ってきます!
(続きはこちらをクリック❗)





さぬきの古墳時代〜津田古墳群の出現と終焉〜
開催場所/さぬき市歴史民俗資料館 【地図

開催期間/2013年10月5日(土)〜2014年2月23日(日)

開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/水曜日

入館料/大人100円、高校生70円、小中学生50円
   団体(15名以上)割引有。伝習館は無料です。
問い合わせ先/さぬき市歴史民俗資料館(TEL:0879-43-6401




posted by sanuki-asobinin at 23:00| 香川 ☁| Comment(0) | 歴史・文化財 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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