さらです。
今年は四国霊場開創1200年の記念の年
各霊場では様々なイベントが行なわれています!
さぬき市志度にある
四国霊場 第86番札所「志度寺」では、
毎月17日〜21日 9:00〜15:00
大師堂、五重塔、閻魔堂を拝観することができるんです❗
大師堂、五重塔、閻魔堂を拝観することができるんです❗
大師堂(だいしどう)
こちらが、本堂の東隣にある大師堂。
大師堂というのは、真言宗の開祖である
空海(弘法大師)を祀るお堂のことです。
奥に大師像が安置されている厨子があり、
そこから、色鮮やかな綱が前方に向かって伸びています。
これは「善之綱(ぜんのつな)」と呼ばれるもの。
仏の色である5色の色糸を編んだ綱で、
綱の一端は、厨子内の弘法大師像の御手に繋がっています。
この綱に触れて祈念すると、
お大師様と御縁を結ぶことができるのだそうですよ。
五重塔
こちらが五重塔。
四国八十八ヶ寺の中で、五重塔があるのは
竹林寺、本山寺、善通寺、志度寺の4ヶ所だけだそう。
五重塔には県の有形文化財に指定されている
「木造如来形坐像(もくぞうにょらいぎょうざぞう)」が
安置されています。
閻魔堂(えんまどう)
閻魔堂は、高松藩初代藩主・松平頼重公が寄進したお堂で、
その名の通り閻魔様をお祀りしています。
志度寺の閻魔様には、冠に観音像が10体ものっています。
全国的にみても、こういった閻魔像は少ないのだとか。
写真の中央が閻魔様。左右にいるのが従者で、
向かって右側が「司命(しみょう)」という
罪状を読み上げる係で、
左側にいるのが「司録(しろく)」という、
判決文を記録する係なんだそう。
志度寺は閻魔信仰が盛んだったようです。
「志度寺縁起」(縁起絵と縁起文)という
志度寺の由来などが書かれた古文書があるのですが、
縁起文7つのうち、4つが閻魔様の話なのだそう。
物語は4つとも、
「主人公は一度あの世に行ったが、
閻魔様の命によって蘇生し、
感謝して志度寺を再建した」
という内容。
だからでしょうか。
志度寺の閻魔様は、どことなく表情が柔らかく感じます。
ちなみに、納経所には「志度寺縁起」についての展示があります。
ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。
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今回、堂塔を拝観させていただきながら、
こんな話を伺いました。
志度寺の境内配置図をよく見ると、
図の中央に「堀」があるのがご覧いただけますか?
(水色に塗られた部分です)
この志度寺の中央のお堀が三途の川で、
お堀から北側が「あの世(彼岸)」、
南側が「この世(此岸)」を表しているそうなんです。
入り口の仁王門から、真っ直ぐに進み、
お堀の橋を渡って本堂に向かうのですが、
本堂の西側にあるのが、
奪衣婆堂(だつえばどう)と呼ばれるお堂です。
奪衣婆というのは、三途の川のほとりにいて、
亡者の着物を奪い取る鬼婆のことです。
奪い取られた着物は、衣領樹(えりょうじゅ)と呼ばれる
木の枝にかけられ、その枝の垂れ具合で
亡者の生前の生前の罪の重さを計るのだそう。
ここで、生前の地位や権力、財産などを全て取り払います。
次に本堂、大師堂に参拝し、
最後に、先ほど拝観した閻魔堂で参拝すると、
閻魔様によって蘇生されて現世に戻ってくる、
安置されています。
閻魔堂は、高松藩初代藩主・松平頼重公が寄進したお堂で、
その名の通り閻魔様をお祀りしています。
志度寺の閻魔様には、冠に観音像が10体ものっています。
全国的にみても、こういった閻魔像は少ないのだとか。
写真の中央が閻魔様。左右にいるのが従者で、
向かって右側が「司命(しみょう)」という
罪状を読み上げる係で、
左側にいるのが「司録(しろく)」という、
判決文を記録する係なんだそう。
志度寺の由来などが書かれた古文書があるのですが、
縁起文7つのうち、4つが閻魔様の話なのだそう。
物語は4つとも、
「主人公は一度あの世に行ったが、
閻魔様の命によって蘇生し、
感謝して志度寺を再建した」
という内容。
志度寺の閻魔様は、どことなく表情が柔らかく感じます。
ちなみに、納経所には「志度寺縁起」についての展示があります。
ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。
こんな話を伺いました。
志度寺の境内配置図をよく見ると、
図の中央に「堀」があるのがご覧いただけますか?
(水色に塗られた部分です)
お堀から北側が「あの世(彼岸)」、
南側が「この世(此岸)」を表しているそうなんです。
お堀の橋を渡って本堂に向かうのですが、
本堂の西側にあるのが、
奪衣婆堂(だつえばどう)と呼ばれるお堂です。
亡者の着物を奪い取る鬼婆のことです。
奪い取られた着物は、衣領樹(えりょうじゅ)と呼ばれる
木の枝にかけられ、その枝の垂れ具合で
亡者の生前の生前の罪の重さを計るのだそう。
次に本堂、大師堂に参拝し、
最後に、先ほど拝観した閻魔堂で参拝すると、
閻魔様によって蘇生されて現世に戻ってくる、
というストーリーがあるのだそうです。
「今までの自分をリセットし、新しく生まれ変わる」
志度寺の境内配置にはそんな意味があるのだとか。
納経所で拝観受付をすると、特別なお札をいただけるそうです。
(拝観料500円)
四国八十八ヶ所霊場の中でも長い歴史を持つ志度寺に、
ぜひ、訪れてみてくださいね❗
志度寺 大師堂・五重塔・閻魔堂の拝観
香川県さぬき市志度1102 【地図】
実施期間/2014年毎月17日〜21日 9:00〜15:00
拝観料/500円
お問い合わせ先/志度寺(TEL:087-894-0086)
香川県さぬき市志度1102 【地図】
実施期間/2014年毎月17日〜21日 9:00〜15:00
拝観料/500円
お問い合わせ先/志度寺(TEL:087-894-0086)
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