さらです。
さぬき市の古墳について調べているうちに、
すっかり古墳好きになってしまいました。
ですので、このイベントを、とても楽しみにしていたんです❗
今回の津田古墳巡りのコースはこちら⤵
鶴羽小学校 跡地 (集合9:00)
↓
うのべ山古墳
↓
岩崎山4号噴
↓
富田茶臼山古墳
↓
さぬき市歴史民俗資料館
↓
鶴羽小学校 跡地 (解散13:00)
各地の場所はこちらの地図をご覧ください。
徒歩とバスで移動しつつ、
先日、鶴羽小学校でお話を伺った
松田朝由先生が古墳を解説してくださいます。
松田朝由先生が古墳を解説してくださいます。
(くわしい内容はこちらをクリック)

9:00 鶴羽小学校跡地に集合。
最初に、松田先生が津田古墳群について
概要を説明してくださいました。
津田古墳群とは、
概要を説明してくださいました。
古墳時代の前期(3世紀後半〜4世紀)に、
さぬき市津田湾沿岸と内陸地域で、
首長とよばれる地区の偉い人が築いた古墳9基のことを言います。さぬき市津田湾沿岸と内陸地域で、
河川や陸路によってつながる内陸部にも古墳が築造されているため、
「津田古墳群」と呼ばれるようになったそうです。
前方後円墳が5基もあるという珍しい地域なんです。
このあたりには、大和政権と深いつながりのある
「重要な権力者」がいたのだと考えられます。
(前方後円墳は大和朝廷の王墓の形だからです)
🚩うのべ山古墳
最初に向かうのは、うのべ山古墳です。


津田東部保育所の前に案内看板があります。

うのべ山古墳は、古墳時代前期前半(3世紀後半)に
津田古墳群の中で最初に築造された古墳です。
しかも、四国でも最古級のものであると考えられています。

「積石塚」と呼ばれる、石を積み上げてつくるタイプの古墳です。
これは香川県に多い造り方なのだそう。
津田古墳群は、全体的に大和朝廷の影響を強く受けている古墳が多いのですが、
うのべ山古墳は積石塚ということで、地元色が強い古墳といえます。

中央の石の祠に向かってこういう向きになっています。
全長は37m。高さは一番高いところで3mほど。
(前方部分の高さは1m、後円部分の高さは3m)
内部の石室は東西に向いているそうです。

現在、うのべ山古墳の周辺は、上の地図のようになっていますが、
うのべ山古墳の南側の地域が「塩出」と呼ばれる地名であることから、

古墳時代には、このように島の先端に古墳があったと考えられます。

周辺からは、土師器と呼ばれる焼き物の小片が出土しています。
広口壷は、古墳時代前期前半に香川県の各地で出土しているものと
共通した形をしているそうです。
では、次にバスに乗って、「岩崎山4号墳」に向かいます。
(前方後円墳は大和朝廷の王墓の形だからです)

うのべ山古墳は、鶴羽小学校跡地から、
片道300mほどの場所にあるので、徒歩で移動しました。
片道300mほどの場所にあるので、徒歩で移動しました。

津田東部保育所の前に案内看板があります。

うのべ山古墳は、古墳時代前期前半(3世紀後半)に
津田古墳群の中で最初に築造された古墳です。
しかも、四国でも最古級のものであると考えられています。

「積石塚」と呼ばれる、石を積み上げてつくるタイプの古墳です。
これは香川県に多い造り方なのだそう。
津田古墳群は、全体的に大和朝廷の影響を強く受けている古墳が多いのですが、
うのべ山古墳は積石塚ということで、地元色が強い古墳といえます。

中央の石の祠に向かってこういう向きになっています。
全長は37m。高さは一番高いところで3mほど。
(前方部分の高さは1m、後円部分の高さは3m)
内部の石室は東西に向いているそうです。

現在、うのべ山古墳の周辺は、上の地図のようになっていますが、
うのべ山古墳の南側の地域が「塩出」と呼ばれる地名であることから、

古墳時代には、このように島の先端に古墳があったと考えられます。

周辺からは、土師器と呼ばれる焼き物の小片が出土しています。
広口壷は、古墳時代前期前半に香川県の各地で出土しているものと
共通した形をしているそうです。
ペリーが黒船で日本にやってきたころですね。
副葬品がたくさん発掘されています。

さぬき市津田町、花装 津田会館のすぐ北側の山にあります。
登山口にこのような看板が立っています。

坂道がきつい!いい運動になりました。
1951年の調査で石棺が発掘されましたが、現在は古墳に埋め戻されています。

2007年の発掘調査では、周辺から円筒埴輪などの埴輪片が出土しました。
中でも、逆凸形やL字型の珍しい透孔(模様の穴)があるものや、
線で模様が刻まれた埴輪片もみつかっています。

発掘された副葬品の中には、「斜縁二神四獣鏡」という銅鏡や
鉄製・銅製武器など多数発掘されているため、
畿内政権との強い結びつきがあったと考えられます。

祠の向こうに見える山には、津田古墳群の1つである岩崎山1号墳があります。
岩崎山1号墳は、津田古墳群の中で一番新しい古墳です。
滑石製斧頭は、香川県内では唯一、ここでしか見つかっていないそう。

岩崎山4号墳への登山口付近から、南東方向を見ると、
周囲を山に囲まれた平地が広がっているのですが、

ここの辺り一帯は、古墳が造られた時代には海だったようです。
岩崎山4号墳も、海から見えるように築造された古墳なんですね。
さて、次はさぬき市大川町にある富田茶臼山古墳にバスで向かいます。

道中、バスの中から古枝古墳(さぬき市大川町)を見ることができました。
古枝古墳があるのは海から離れた内陸部ですが、津田古墳群の1つです。
最初に行った、うのべ山古墳と同じ時期(古墳時代前期前半)に築造されています。
明日は富田茶臼山古墳の内容をお伝えします❗
(続きはこちらをクリック‼)
津田古墳群見学会
開催日時/2014年1月19日(日) 9:00〜13:00
お問い合わせ/さぬき市教育委員会生涯学習課 文化財係
(TEL:0879-42-3107)
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岩崎山4号墳への登山口付近から、南東方向を見ると、
周囲を山に囲まれた平地が広がっているのですが、

ここの辺り一帯は、古墳が造られた時代には海だったようです。
岩崎山4号墳も、海から見えるように築造された古墳なんですね。

道中、バスの中から古枝古墳(さぬき市大川町)を見ることができました。
最初に行った、うのべ山古墳と同じ時期(古墳時代前期前半)に築造されています。
(続きはこちらをクリック‼)
開催日時/2014年1月19日(日) 9:00〜13:00
お問い合わせ/さぬき市教育委員会生涯学習課 文化財係
(TEL:0879-42-3107)