たっくんです!
【源内焼緑釉万国地図皿(アメリカ大陸)】
さぬき市の歴史上の偉人といえば…やはり「平賀源内」ですよね!
そんな源内が監修し、様々な陶工に作らせたという「源内焼」
今年2014年1月2日(木)から、香川県高松市の香川県立ミュージアム内
常設展示室1で、源内焼を含む55件90点の陶器が展示する
「讃岐の伝統工芸 近世讃岐のやきもの」
が開かれています。
去年新たに、収蔵された初お目見えの陶器が多いという今回の常設展の見所と
源内焼の魅力を…調べてきました!!
今年2014年1月2日(木)から、香川県高松市の香川県立ミュージアム内
常設展示室1で、源内焼を含む55件90点の陶器が展示する
が開かれています。
源内焼の魅力を…調べてきました!!
ということで、やってきたのは香川県高松市の「香川県立ミュージアム」
その2階、常設展示室1で行われている
「讃岐の伝統工芸 近世讃岐のやきもの」
高松松平家が京焼の陶工を招いて大名家の御庭焼として作らせた
「理兵衛焼」
【源内焼二彩鳳凰文鉢】
【屋島焼三彩花文湯沸】
幕末に、讃岐の文化芸術を発展させた担い手と言えるこの4つの焼物が
今回は、55件90点(去年収蔵のものはその内32件60点)も集まりました!
4つの焼物の特色や歴史を見比べながら、その時代の背景を伺えることができます!
そんな、この展示を…わかりやすく教えてくださったのは…
香川県立ミュージアム学芸員の古野さん!
源内焼の魅力について、古野さんに早速聞いてみました!
海外から伝来した知識をくまなく集め、第1回の長崎行後の後、現さぬき市志度で
赤松松山(あかまつしょうさん)に製陶法を教えたのが、
源内焼の発端だと言われています。
源内焼の主な特徴は、いくつかあります。
1つは技法!
源内焼は、写真右のような「型」と呼ばれるものを土で作り、それを使いろくろを使わず
焼物を作ったと言われています(写真は屋島焼)
また、観賞用として作られていたというのも珍しいところ。
元々、日本の特産物を生み出そうと作られたという源内焼。
その為、実際にお皿として使用されるためではなく観賞用として
部屋に飾られたり、お土産屋さんで売られたりしたんだそうです。

もう1つの特徴は、色や模様!
また、源内焼は中国の「三彩陶器」をモデルとしていて、
緑・紫・黄・褐色などの色を重ねた釉の色合いが特徴。

地図以外にも、中国の人物、山水画なども描かれていました。
最後に古野さんに、「あなたが思う、源内焼きとは?」という質問を聞いてみました。
「源内焼とは、平賀源内のパワーがひしひしと伝わって来るような焼物ですね。」
と答えていただきました。
今回初公開の焼物が沢山ある「讃岐の伝統工芸 近世讃岐のやきもの」
展示期間は、2月23日(日)まで!
2月15日(土)午後13時半からは、古野さんが展示内容についてわかりやすく
解説してくれる「ミュージアムトーク」も行われます!
ぜひ、一度ご来館くださいねヽ(´▽`)/
「讃岐の伝統工芸 近世讃岐のやきもの」展示
展示会場/香川県立ミュージアム常設展示室1【地図】
展示会期/平成26年度1月2日(木)〜2月23日(日)
ミュージアムトーク
2月15日(土)13:30〜
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元々、日本の特産物を生み出そうと作られたという源内焼。
部屋に飾られたり、お土産屋さんで売られたりしたんだそうです。

中でも、日本で始めてお皿に地図を描いたとしても有名なんです!

こちらは、日本の地図が描かれた焼物。
このアイデアは後世にも伝わり、伊万里焼でも同じような
地図を描いた焼物が発見されています。

時代の最先端を走り続けた、平賀源内。
その人気っぷりが、見受けられますね…

このアイデアは後世にも伝わり、伊万里焼でも同じような
地図を描いた焼物が発見されています。

その人気っぷりが、見受けられますね…
緑・紫・黄・褐色などの色を重ねた釉の色合いが特徴。

と答えていただきました。
展示期間は、2月23日(日)まで!
解説してくれる「ミュージアムトーク」も行われます!
「讃岐の伝統工芸 近世讃岐のやきもの」展示
展示会場/香川県立ミュージアム常設展示室1【地図】
展示会期/平成26年度1月2日(木)〜2月23日(日)
2月15日(土)13:30〜