2014年01月31日

『第4回 街角遺産展 さぬき市編』で何気ない故郷を再発見@津田

はっとーです。



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どこにでもありそうで…



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ここにしかない景色…


心に引っかかるものがあったなら、

さぬき市津田町鶴羽の日本ドルフィンセンター建物内3階2月1日(土)より行われる
『第4回 街角遺産展 さぬき市編』
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を覗いてみてはいかがでしょう?


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街角遺産展とは、

香川県建築士会東讃支部青年部が開催している展覧会です。

すでに価値の認められている文化財や歴史的建物とは違い、建築の価値はないが人々の記憶に残っている建物を『街角遺産』に設定しています。



街角遺産に設定された建物は普通の人では通り過ぎてしまうようなものやほったらかしの建物ばかりですが、それが自然と交じり合って他にはない風景を作り出しています。

香川県建築士会東讃支部青年部に所属する若き建築士の皆さんがそういった街角遺産を、自らの足で探し、こういった展示会を開いて紹介しています。



第1回は三木町・さぬき市で、第2回は庵治町、第3回は東かがわ市、そして今回が4回目になります。

街角遺産の活動は全国的にも高い評価を得ています。

2012年度には、『街角遺産』が『社会貢献活動のデザイン』して日本デザイン振興会の主催する『グッドデザイン賞』を受賞しました!


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かっしーと私は香川県建築士会東讃支部青年部の皆さんが『街角遺産展』の設営をやっていると聞き、早速日本ドルフィンセンターへ話を伺ってみました。



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今回、100点の街角遺産が展示されています。



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香川県建築士会東讃支部青年部の皆さんが昨年から取り集めて推薦した展示には、その街角遺産の推薦者のコメントが入っています。


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正方形の写真の中に、何気ないけれど不思議な景色が切り取られていて、瀬戸内海が額縁になっているのもいい!
美術館に来ているみたいです。

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「ここ見たことある!」「どこで見ただろう…」
そんな建物はディスプレイの下にあるQRコードを携帯で読み取れば、詳しい場所のマップを見ることができます。

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ああ!ここだったね!

さぬき市に縁がある人なら、郷愁に誘われ、まず間違い無く楽しめますし、私は廃墟マニアなので2重に楽しめました(笑)



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建物以外にもこういった道も街角遺産として紹介されています。
何気ない場所でも、目線を返ればかけがえのないものになりますね。



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香川県建築士会東讃支部青年部の副部長、多田 裕之さんです。

多田さんは、街角遺産を最初に企画された方。



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多田さんオススメ街角遺産は『大多和の倉庫3』
多田さん「さぬき市多和の昼寝城に向かう途中ある街角遺産なんですが、大きさやトタンの錆び具合がとてもバランスが良いなと思い、推薦しました。自然の中にぽつんと残っているんです」
倉庫の上には『STOP』という小さな赤いラベルが付いていて、放置させられているようでいて人の意識が入っているところも面白いですね。


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街角遺産展の中では、街角遺産は上からB級遺産、C級遺産、危機遺産とランク付けしています。
B級が一番上のランクなのは、すでに価値のある文化財や歴史的建物をS級やA級に仮定し、街角遺産にこれらとは違う建物の新しい価値をつけるため。

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こういった街の遺産を紹介し、『街角遺産』を多くの人に認識してもらい、実際に街角遺産をリノベーションすることによって新たな活用が出来ないかを模索しています。

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多田さん「こういった街角遺産的な建物を全部つぶして新しくすれば、それは東京のコピーでしかありません。
新しいものと人々と土地に根付く街角遺産をうまく利用していけば、他にはない新しい景色が出来ると思うんです」

今まで4回開催されている街角遺産展ですが、過去紹介された遺産が現在は取り潰されて跡形もない、そんなケースも多いんだそうです。


街角遺産に残っている『サビ』は時間の記憶。
この記憶を、大切にしたい。
街角遺産展を見れば、貴方も必ずそんな気持ちになれるとおもいます。




第4回街角遺産展〜さぬき市編〜

開催日時/2014年2月1日(土)〜9日(日) 10:00〜17:00
開催場所/日本ドルフィンセンタ−【地図

入場無料

facebookページはこちら

お問い合わせ先/ファイブ・ペニイズ(TEL:087-898-2237)


posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 ☁| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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