たっくんです!
さぬき市石田東の門入地区には、おもしろい伝説が残っています。
その名も「鬼の釜」
さぬきの桃太郎と呼ばれた…このボクが!
実際に調査してきました|゚Д゚)))
事の始まりは、門入ダムの奥の「門入の郷」
カメリア温泉に取材で行った時だった…
ふと、ロビー待合室の壁に、手書きで書かれた地図らしきものを発見。
題目には、「寒川町門入民話の郷」と記載されていました。
注)逆光の写真ですみません…クリックすると、大きなサイズで見れます!
カメリア温泉の方に、この地図のことを聞いても
誰が書いたものかわからないんだとか…
地図には、門入ダム西側に今も重鎮する山上山の神社や、
極楽寺跡の記載がされており、自分でも分かるところはあったのですが…
「鬼の釜」「帯引岩」「血の岩」「立山地蔵」「沸ノ座」「賽ノ河原」「蛇ノ穴」
という表記には…全くの覚えがなし(゚д゚lll)
中でも、もうすぐ節分ということで…「鬼の釜」が気になったので!
色々と調べてみました!!
ということで…やってきたのは門入ダム!!
手書きの地図を見れば、このダムのすぐ東の山と…見受けられるのですが…
この…殺伐とした山が、鬼の釜なのでしょうか|゚Д゚)))
と…ここで、寒川門入民話の郷について知る人を発見!
その方に、早速この「鬼の釜」について聞いてみると…
門入ダムの工事のために今は、山が削られ現在は残っていないんだそうです。
おお…残念ヽ(;▽;)ノ
もしかすると、昔もボクと同じようなさぬき市の桃太郎が現れて
鬼を退治したのかもしれませんね!
後日、この民話について図書館で調べてみることに!
様々な、文献を見漁った後…ついに!!
藤井誠一著「寒川郷土誌」内に、そのことに関して書かれているのを発見!!
その本では…
注)以後藤井誠一著「寒川郷土誌」参照
昔、ダムの西側には断崖絶壁の岩山で、
その山頂は花崗岩の風化した灰褐色の平地だったんだそうな。
そのあちこちで、4ヶ所に直径3〜4mの黒褐色の輪の形をしたものがあり、
まるで、古い釜が埋まり風化した姿のようだったんだそうな。
不思議に思った、藤井誠一さんは香川大学教育学部の教授の元へ
この地の土を持っていき鑑定をお願いしたところ、
その教授の話では、花崗岩の中の鉄分が分離して
集積したものだろうということだった。
この現象は極めて珍しいんだそうな。
これを、人々は鬼が人間の油を採った釜「鬼の釜」と呼んでいたんだそうな…
ひとまず、鬼の釜とはなんなのか?
という疑問は晴れたものの、正確な場所は?
地図には、鬼の釜が東側に描かれているのに
文献には、西側と書かれている…と、まだ疑問は残る一方。
また、その他の「帯引岩」「血の岩」「立山地蔵」「沸ノ座」「賽ノ河原」「蛇ノ穴」
も今は残っていないのか…
その全貌は…一体!!!
たった一つの真実見抜く見た目は子ども、頭脳は子ども、
その名は、名探偵タク!!
その名は、名探偵タク!!
つづく………かもしれない
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