やっちです♪
2014年3月13日(木)、さぬき市長尾で
行き倒れとなったお遍路さんを供養する
『流水灌頂法要』(流れ灌頂とも言われます)が行なわれました。

『流水灌頂法要』は毎年3月13日、旧遍路道沿いにある高地蔵の前で
流水灌頂保存会によって行なわれている民俗行事。
2001年にさぬき市指定無形民俗文化財に指定されています。
亡くなった方の成仏を願い、供養することなんだとか。
昔は厳しいへんろ道の途中で行き倒れとなってしまうお遍路さんが多く、
さぬき市内の様々な場所に、お遍路さんを供養するための
遍路墓がいくつもあります。
法要では高地蔵の正面に
延命地蔵菩薩と真言八祖の掛け軸を掛けていました。
導師は長尾にある宝蔵院極楽寺のご住職。
他にも大窪寺、千手寺、等利寺のご住職が読経されました。
読経中散華を散らす場面もありました。
高地蔵で読経が終わると、続いて身代わり地蔵でも読経をします。
その後、参列者の皆さんで卒塔婆の置いてある場所へ移動し…
樒に水路の水をつけ、卒塔婆に水をかけお参りします。
『流水灌頂法要』は誰でも参列できる行事です。
拝まなくても大丈夫なんですと、保存会をされている上名自治会の方が
話してくださいました。
この『流水灌頂法要』は江戸時代末期から続いているようで、
歴史ある行事に参加することができて、とても感慨深かったです。
また来年も訪れたいと思ったやっちでした。
流水灌頂法要(流れ灌頂)
開催日時/毎年3月13日 13:00頃〜
開催場所/石ケ端の高地蔵 【地図】
(長尾西と前山の境、旧へんろ道にある高地蔵)