やっちです♪
統合のため2013年4月に閉校となった
さぬき市寒川町にある旧天王中学校の校舎。
ここが今とても素敵な場所として活用されているんです(*^▽^*)!
地元の方々の思い出が詰まった大切な校舎で
2014年5月9日、日本語とフランス語が飛び交う…
ここがさぬき市だということを忘れてしまうような
ワークショップが行なわれていました。
こちらを行っているのは、
フランスで生まれたアートの新ジャンル
「現代サーカス」の普及を香川県で進める
『瀬戸内サーカスファクトリー』。
『瀬戸内サーカスファクトリー』代表の田中未知子さんに
お話をお伺いしてきました(*^▽^*)
北海道出身の田中さんが3、4年前に瀬戸内国際芸術祭に訪れた際
文化や人にとても惹かれ、瀬戸内国際芸術祭が終わった後も
ここに居続けたいと思ったのが、ここ香川県。
『現代サーカス』というものを発信できる場所を、
ここ香川県で作っていきたいなと思ったんだとか。
『現代サーカス』とはサーカスを行う
強靭でしなかやな体を持った人が作る自由な創作舞台で、
どんなアーティストでも関わることが出来る自由さがあるんだとか。
そのため、どんなものが生まれるのか全く分からないけれど、
何もかもが可能になるという期待感の塊のようなものだそう♪
2012年にはことでん100周年記念として行なわれた
『100年サーカス』も田中さんが中心となって行ったイベントの一つ。
『現代サーカス』を行うために
恒常的にできる場所を香川県で探していたところ、
さぬき市の職員の方が
閉校した旧天王中学校を案内してくれたんだとか。
「旧天王中学校を見て、本当に素晴らしい場所だと感じました。
短期間であってもこの場所を使って創作活動ができたら
素晴らしいなと思い、使わせていただくことになりました」
「さぬき市の方が優しく協力してくださったので、
これからもずっと関わっていきたいと思っています。
地元の方々がどのように受け入れてくれるか
まだ分からないですが、これからも
縁を切ることなく続いていきたいです」
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そして2014年5月8日、
今回の作品を共同制作する、フランスのアーティストたちが
日本で一番小さな香川県のさぬき市に到着。
制作活動を行う旧天王中学校を訪れた時の様子は…?
「フランスから来られているカンパニー・リメディアの
カミーユ・ボワテルさん達は旧天王中学校に着いた時
『やっと息ができる』といった風に、
車から降りて深呼吸をしました。
顔が全てを物語っていて、本当に気持ちよさそうでした。
宿泊している施設も
『素晴らしい場所だ!こんな場所をありがとう!』
と話し、旧天王中学校の体育館も
『こんな立派な体育館で光がサンサンとさす中でできるんだ』
と同じく、フランス人も日本人も興奮していましたよ。
ほかの地区も見学に行きましたが、
ここの環境に勝るものはありません!」
と田中さんがお話くださいました(*^_^*)
今回の『キャバレー』は、海外で作られた『現代サーカス』を
そのまま日本で上演するのではなく、
香川県のアーティスト達と一緒に創作活動を行うことで
フランスの『キャバレー』でもない、
日本の『キャバレー』でもないものとなるんだとか。
田中さん自身も、
「さぬき市で創られたものがどんな仕上がりになるのか
まだわからないけれど、なにか面白いものができそうと
ワクワクしています。
是非見に来ていただきたいです」
と楽しみな様子でした♪
「出来上がった作品を持ってきて終わりではなく、
ノウハウや経験を積み上げて強いチームを地元で作りたいです。
演者も増えて地元でも作品を作れるし、
海外から来た方にも一流のものを創りあげる
手伝いができるようにしていきたいと思っています。」
と将来へ向かっての気持ちも語ってくださいました(#^^#)
これからさぬき市でサーカスがどのように広がっていくのか
私も楽しみになってきました♪
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今回フランスからカンパニー・リメディアのメンバーが
訪れているのは、2014年5月23日(金)〜25日(日)
高松国分寺ホールにて行われる
『日仏共同創作公演 キャバレー』の上演のため。
演出家のカミーユ氏率いるリメディアのメンバーと、
関東から沖縄までの県内外からこられた
日本人のミュージシャン、役者、サーカスアーティストが
旧天王中学校に集まりワークショップを行いました。
中にはフランスの有名サーカス学校に初めて入学を認められた
日本人サーカスアーティストや、
有名ミュージシャンのライブで空中パフォーマンスを行う
経歴をもつ達人も!
ワークショップ中はフランス語と日本語が飛び交い
ワールドワイドなシチュエーションが広がっていました!
相手を変えながらハグをしたり、
身を任せて受け止めてもらったり…様々な動きをしていました。
私が最後に見たのは、壁を歩く表現。
周りの人が支えながら、自分で壁を歩いているかのように
表現することをしていました。
いかにして壁を歩く人が、自分の力で歩いているように見せるか。
とても大変そうでしたが、私自身も引き込まれたワークショップでした。
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カミーユ・ボワテルさんは
「今は本当にまだ始まったばかり。
日本人と作るシーンの全体像はまだ不明です。
舞台美術を香川のアーティスト、カミイケさんと共に制作するので、
フランス人チームが作るのとはイメージが変わるでしょう。
ヨーロッパのキャバレーと、日本のキャバレーは違います。
本当のキャバレーとは違うものを作り上げ、
お客さんがビックリするような仕掛けがあるのでお楽しみに。
自分自身も観客のように楽しみです」
と話してくださいました。
今回日本人アーティストと交流をし、
終わった時に一緒にしたいと思った人を選ぶそうで、
今までもオーディションのようなことをしたことはないんだとか。
カミーユ・ボワテルさんの舞台には
舞台役者以外の人も出るのが特徴なんだとか。
話を聞けば聞くほど、どんな『現代サーカス』としての
『キャバレー』が上演されるのか、
とても楽しみになってきました(#^.^#)!
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今回上演される『キャバレー』は日本人と創作活動をするだけでなく
舞台美術も日本人と一緒に作っています。
カンパニー・リメディアと共に舞台美術を行っているのが
香川県のアーティストであるカミイケタクヤさん。
カンパニー・リメディアは廃材を使い、もろい崩れやすいものを
作る人たちなので、カミイケタクヤさんに合うのではないか
と話をいただいたのがきっかけで、今回一緒に舞台美術を
担当することになったんだとか。
『キャバレー』の内容については何も聞かされず、
用意するもののリストから始まり、
タイトルを聞かされ、次に衣装の情報が…というように
少しずつ情報が入ってきている状態。
そのため、カミイケさん自身でイメージを膨らませ、
手探り状態で舞台美術の制作にかかっているそうです。
カミーユ・ボワテルさんは面白さや発見を
メンバーやお客さんから引き出そうとしているんだとか。
実際に『キャバレー』を見に来られたお客様が
わっと驚くようなことを仕掛けていくとお聞きして
私もどんなことが起こるのか…とても気になりました!
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瀬戸内サーカスファクトリー × カンパニー・リメディア
日仏共同創作公演 キャバレーは只今チケット販売中!
チケットは好評発売中ですので、お早めにご購入ください♪
高松国分寺ホール 開館1周年記念
瀬戸内サーカスファクトリー × カンパニー・リメディア
日仏共同創作公演 キャバレー
公演日時/2014年5月23日(金)19:30開演
5月24日(土)19:30開演
5月25日(日)17:00開演
会場/高松国分寺ホール(香川県高松市国分寺町新名430)
入場料/前売り 一般 3,500円、小学生以上中学生以下 1,500円
当 日 一般 4,000円、小学生以上中学生以下 2,000円
※未就学児童入場不可(託児所設置を検討中です)
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HP/瀬戸内サーカスファクトリー