やっちです(*^▽^*)
2013年8月に紹介したさぬき市多和にある
昭和46年6月に国の重要文化財に指定された
18世紀中頃(江戸時代)の民家『細川家住宅』。
現在、約16〜17年ぶりに
茅葺き屋根の葺き替え工事が行われています!
注)工事期間中は一般公開はされておらず、
立入禁止となっております。
特別に工事現場に入らせていただけるとのことで
アジサイやナデシコが咲く中…
ドキドキしながら細川家住宅へ向かいました♪
工事を行っているのは、現在香川県内で2ヶ所で
屋根の葺き替えや修理に携わっていらっしゃる
岡山県の屋根工事会社、明石屋根工事有限会社。
代表取締役である長崎さんで現在3代目なんだとか!
現在、職人さん3、4人で作業が進められています。
葺き替え工事が行われている母屋と、
工事が行われていない納屋、
それぞれの茅葺き屋根を比べるとこんな感じ!
2013年7月に訪れた時、細川家住宅の屋根はこんな感じ。
屋根の一番上がバラバラしていて、表面も傷んでいる状態。
この状態になると雨漏りしてしまうんだとか。
「日陰でしかも山側で傷みやすいんですよ」と
長崎さんが教えてくださった家の裏側は…
茅が凸凹になってしまっていて、
かなり傷んでいるのがひと目で分かります。
「南側は日当たりがよく、
乾燥するので痛みが少ないんです」
という表側の屋根は…
家の裏側の屋根と比べると、まだきれいなのがわかります。
しかし、表面が苔のようなもので緑色になってしまっています。
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今回行われているのは屋根の茅を全ておろし、
新しい茅をのせていく工事。
屋根の形に綺麗に整えながら重ねた茅は
一番厚い部分で、約50cmにもなるそうです。
屋根の一番上まで作業が完了していました。
あとは棟を作る作業が残っているそうです。
屋根に固定されている木材は工事のための足場。
下から順番に固定しながら作業を進めながら上がっていき、
上から仕上げをしながら外しつつ、下まで降りてくるそうです。
細川家住宅の葺き替え工事のために使われる茅は
4トントラック4杯分(((゜д゜;)))
茅はススキなのだと教えて頂いて驚いた私でした(^_^;)
今回使われている茅は岡山県をはじめ、
いろいろな県で収穫されたもの。
一年草の茅をこれだけ集めるもの大変だろうなと感じました。
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細川家住宅の茅葺き替え工事は
あと2週間前後で終わる予定です。
茅葺き替え工事が終わった後、
建物内の障子の張替え、建具や壁の修理が行われます。
全ての工事が終わるは10月末。
葺き替えたばかりの新しい白い茅の屋根が見られるのは
来年の梅雨時期前まででしょうとのこと♪
葺き替えて綺麗になった細川家住宅の一般公開まで
もうしばらくお待ちください(*^▽^*)!
私も工事が終わったらまた見に行きたいと思います(≧▽≦)!
細川家住宅
香川県さぬき市多和額東46 【地図】
開放時間/9:00〜17:00(冬季は16:00)
定休日/月曜日
注)2014年7月現在、10月末まで一般公開は行っておりません。
駐車場/あり
お問い合わせ先/さぬき市教育委員会 生涯学習課
TEL:0879-42-3107
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