2014年09月22日

「職人さんと志度の桐下駄鼻緒付け体験」をやってみたい!@高松

はっとーです!
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2014年9月21日(日)、香川県高松市のサンポート高松 大型テント広場で開催された
「さぬきマルシェ 瀬戸内海記念マルシェ4」にて、

志度の桐下駄屋さん、山西商店さんによる『桐下駄鼻緒付け体験』をしてきました!

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自分にあった鼻緒を付けられれば、自分の足にぴったりの桐下駄が作れてしまうことを貴方がご存知でしたか?




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今回、「さぬきマルシェ 瀬戸内海記念マルシェ4」では、
地域おこし協力隊のヒカリモノshopと表し、地域おこし協力隊の土岐さんが中心となり

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さぬき市長尾の『川口屋漆器店』、さぬき市志度の『〜自然の休憩所〜Berry’s Life』の商品の販売、
そして、





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さぬき市志度の桐下駄 『山西商店』
職人さんと桐下駄鼻緒付け体験!ワークショップを同時開催していました。


桐下駄鼻緒付け体験では、
全国一の桐下駄の生産地を誇る志度の桐下駄に、自分にぴったりの鼻緒をつけて、自分だけの桐下駄を作ることができます!
香川の伝統産業の職人体験をしながら、
もちろん、鼻緒を付けた桐下駄はそのままもって帰ることができるんですよ♪

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教えてくださるのは、志度の桐下駄屋さん「山西商店」の山西さん!
山西さんは、繁忙期以外はイベントなどに呼ばればこうやって桐下駄の鼻緒付け体験のワークショップを行っているのだそう。
かがわ物産館『栗林庵』でも、9月27日(土)、9月28日(日)、9月29日(月)の3日間ワークショップを行うそうですよ(詳しくはブログの最後をチェック!)

この日は、私と高松市からいらっしゃった女性2人の計3人が体験を行いました。
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鼻緒付け体験では、事前の申込みの際に自分の靴のサイズを伝えておきます。
山西さんが、その靴のサイズに合わせた鼻緒をつける前の桐下駄を用意してくれます。

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下駄から少しかかとが出るくらいがベストサイズなんだそう。

山西商店では桐下駄に秋田や福島などから取り寄せた、天然の桐を使用しています。
自然のものなのでサイズが同じでも、木目の模様が全然違う!
好きな木目模様を選ばせてもらいました

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早速鼻緒付け!
鼻緒も山西さんが持って来てくれた中から自由に選ぶことができます!

こ、これは悩む…!!
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私は、この花柄の鼻緒にしました。
体験では、用意されたものを選ぶようになっていましたが、例えば思い出の布地を鼻緒にしたい、という時も山西商店さんにお願いをしておけば、オリジナルの鼻緒を作ることができますよ♪
ぜひ相談してみてくださいね!


体験スタート!

関西と関東で、鼻緒の付け方が微妙に違うそうですが、今回は比較的簡単な鼻緒の付け方でチャレンジ!
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まず、鼻緒の先のひもを桐下駄の前の穴『さきあな』に通します。


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ここで登場するのが、『くじり』という先の尖ったキリのような道具!このくじりがこの先大活躍します!

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通したひもを結び、その下にくじりを通します。
ここで固く結んでおくのがポイント!


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結べたら、余ったひもを抉りのさきにひっかけて、足底のゴムをひかっけないようにくじりが入っていた穴に通します。
この作業が、ちょっとコツが必要で悪戦苦闘…!
でも山西さんの手ほどき(というかやってもらって)なんとかクリアー!
わからないところは、山西さんが丁寧にフォローしてくれるからどんなに不器用でも安心です。(〃∇〃) 


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続いては後ろの穴「ねあな」に鼻緒のヒモを通します。

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くじりをつかいながら、よこひもにたてひもをしっかりと巻き付けていきます。

昔の鼻緒のヒモは麻でできていたため、わりと切れやすかったそうで横の力にも、縦の力にも強く、ひもを補強するこの結び方が下駄にはあっているのだとか。

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仮結びをしたら、試着してみましょう。
履いてみて、ちょっと痛いなとおもうくらいがちょうど良いのだそう!履くうちに鼻緒の先がのびて、自然とゆるくなっていくため
だからとか。

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それでもキツすぎるかな、という場合は鼻緒のヒモを緩めて再調整。
足の甲が厚いか、薄いかで下駄がキツいかユルいかが変わってきますよね〜。

下駄が自分の足にぴったりかどうかは、この鼻緒の調整にかかっているのだそう!


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履き心地抜群!たと思ったら、最後の作業!

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さきあなをゴム底を使って、蓋をします。


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約1時間で完成〜!

ちなみに職人さんは、この鼻緒付けの作業を1時間で5足、早い人であれば7足作り上げる!
と聞いて、職人さんって本当に凄いなぁ…と尊敬してしまいました。

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一緒に体験した高松市在住の女性2人組は「下駄を自分で修理できたらと思い、参加しました。楽しかったですが、大変でした」とお二人も職人の凄さをまざまざと実感されたようです。


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とにもかくにも、不器用な私でも
とってもしっかりとした桐下駄が完成しました!

今回の体験料金は女性2500円、男性3000円!安い!

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完成品には、山西商店で作った証であるシールを貼ってもらえます。
作った桐下駄のゴムがすり減ってしまったり、鼻緒が切れてしまった場合は山西商店に連絡すれば修理してくれるそうです♪なんと手厚いサービスなんでしょう…

完成した下駄をみて
「同じ下駄が、高松のお店だど5000円で売られているだろうな〜」と山西さんがおっしゃられていて、ビックリ!

そんなお安く、
しかも普通の販売店ではできない鼻緒付けをしながら、自分にぴったりの下駄が作れるなんてとってもお得です。

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山西さん、どうしてこんないいことばかりの桐下駄鼻緒体験をなさっているのですか?

山西さん「今の人はほとんどしたことがない、下駄の鼻緒付け体験をすることで、多くの方に下駄を知ってもらい、情報発信やPRをする良い機会になると思い、続けています。この体験で下駄を見直して、もっと履いてもらうきっかけになればいいなと思っています」

私も、自分が作った、自分の足にぴったりの下駄をGET出来たことで、フルシーズン下駄を履こう!と思うほど下駄愛があふれてきました(笑)
自分だけの桐下駄を作って、もっと下駄を身近に感じてみましょう〜!




桐下駄 「山西商店」 
住所/香川県さぬき市志度5382-33【
地図
お問い合わせ先/

TEL:087-894-0306 
注)桐下駄の購入や鼻緒付け体験などをご希望の場合は、是非一度お問い合わせください。

posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 ☁| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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