さらです。
2014年10月5日(日)
さぬき市志度の志度音楽ホールで行われた
仏教研究をされている
下泉全暁さんによる講演や、
下泉全暁さんによる講演や、
(講師が変更になりました)
ホンヤミカコさんによるオカリナ演奏、
さぬき舞人の演舞が披露されました。
さぬき舞人の演舞が披露されました。
わたくし、あそたつブログで何度も
「今年は四国遍路が誕生して
1200年目の記念の年です!」
と書いてきたのですが、
「今年は四国遍路が誕生して
1200年目の記念の年です!」
と書いてきたのですが、
恥ずかしながら、
「四国遍路はどうやってできたのか?」
というところは、全く分かっていませんでした。💦
「四国遍路はどうやってできたのか?」
というところは、全く分かっていませんでした。💦
そんなわたくしが、
おへんろの歴史について知識を深めた
記念講演の様子をレポートします!
記念講演の様子をレポートします!
石川さん「さぬき市には、弘法大師ゆかりの
上がり三ヶ寺(志度寺、長尾寺、大窪寺)があります。
上がり三ヶ寺(志度寺、長尾寺、大窪寺)があります。
ご来場の皆様に、今回の講演で、
弘法大師(空海)と上がり三ヶ寺の
ゆかりの深さを再認識していただければ幸いです」
弘法大師(空海)と上がり三ヶ寺の
ゆかりの深さを再認識していただければ幸いです」
(種智院大学元学長の頼富本宏さんが
講師をされる予定でしたが、
事情により変更となりました。
講師をされる予定でしたが、
事情により変更となりました。
ちなみに、今回講演をされる下泉さんの
京都大学文学部時代の恩師が、
頼富さんなのだそうです)
京都大学文学部時代の恩師が、
頼富さんなのだそうです)
私が今回のお話で印象的だったのは、
弘法大師(空海)が、
奈良時代〜平安時代を生きた
実在の人物としての姿と、
実在の人物としての姿と、
数多くの伝説を残し、
大師信仰の対象となった姿の
大師信仰の対象となった姿の
両方を持っているという点です。
実在の人物としての弘法大師(空海)は、
子どもの頃から頭脳明晰で、
18歳で都(現在の奈良県)の大学へ入り、
儒学を学んだのですが、
(ちなみに、この頃の弘法大師の恩師である
18歳で都(現在の奈良県)の大学へ入り、
儒学を学んだのですが、
(ちなみに、この頃の弘法大師の恩師である
岡田牛養はさぬき市末の出身)
漢文の書物を覚えるだけの勉強ではなく、
当時、最先端の仏教研究施設だった寺院に出向いたり、
山林でかなり厳しい修行(辺地修行)するなど、
かなりアクティブに仏教研究をされた方だったようです。
当時、最先端の仏教研究施設だった寺院に出向いたり、
山林でかなり厳しい修行(辺地修行)するなど、
かなりアクティブに仏教研究をされた方だったようです。
その後、遣唐使として命がけで唐に渡り、
中国の最先端の仏教や科学技術を日本に伝え、
真言宗の開祖となりました。
中国の最先端の仏教や科学技術を日本に伝え、
真言宗の開祖となりました。
そして、
信仰の対象となった弘法大師(空海)は、
空海が亡くなった後、その功績を称え、
醍醐天皇から『弘法大師』の諡号が贈られます。
醍醐天皇から『弘法大師』の諡号が贈られます。
弘法大師にまつわる数々の伝説が
絵伝(文字ではなく絵で伝える書物)などで
人々に伝えられ、大師信仰が広がりを見せ、
弘法大師を慕う人たちが、
四国を訪れるようになりました。
絵伝(文字ではなく絵で伝える書物)などで
人々に伝えられ、大師信仰が広がりを見せ、
弘法大師を慕う人たちが、
四国を訪れるようになりました。
江戸時代初期になると、
お遍路をする上で実用的なガイドブック
(『四国辺路道指南』など)が出版され、
修行僧だけでなく、一般の人たちが
お遍路を巡ることができるようになり、
お遍路をする上で実用的なガイドブック
(『四国辺路道指南』など)が出版され、
修行僧だけでなく、一般の人たちが
お遍路を巡ることができるようになり、
これが現在の四国遍路となったのです。
若い人や外国の方もお遍路を行う昨今。
下泉さん「1200年前に
お大師様が身をもって試みられた修行が、
今もなお人々を惹きつけて価値を失っていないということは
素晴らしいことだと思います。
今もなお人々を惹きつけて価値を失っていないということは
素晴らしいことだと思います。
上がり三ヶ寺という貴重なお大師様の遺跡が残っている
地元に伝わる歴史を見直していただいて、
1200年の歴史を実感していただければと思います」
地元に伝わる歴史を見直していただいて、
1200年の歴史を実感していただければと思います」
講演に続いて行われたのは、
ホンヤミカコさんによるオカリナ演奏です。
遍路装束で舞台に登場されたホンヤミカコさん。
ホンヤさんは12年前、
四国八十八ヶ寺を徒歩で巡礼する
いわゆる「歩き遍路」を達成されました。
四国八十八ヶ寺を徒歩で巡礼する
いわゆる「歩き遍路」を達成されました。
全行程1,400Kmの過酷な遍路の旅で生まれた曲
『四万十川』『小鳥のワルツ』『大地の旅』や、
NHKの音楽番組(みんなのうた)で放送された
『ななかまどの秋』など、全8曲を披露。
『ななかまどの秋』など、全8曲を披露。
唱歌『ふるさと』の演奏では、
会場の聴衆も一緒になって歌い、
ホール内は温かな感動に包まれました。
会場の聴衆も一緒になって歌い、
ホール内は温かな感動に包まれました。
オカリナの音って、
どこか懐かしい響きですね。
特に『ふるさと』を聴いていると、
自然と涙が出そうでした。
どこか懐かしい響きですね。
特に『ふるさと』を聴いていると、
自然と涙が出そうでした。
今回のイベントを締めくくるのは、
さぬき市を中心に活動するよさこい連
さぬき舞人によるパフォーマンスです。
さぬき舞人によるパフォーマンスです。
お遍路で全ての霊場を巡り終えることを意味する
『結願(けちがん)』という曲の演舞などが、
披露されました。
華やかでパワフルな演舞に会場が一気に盛り上がり、
今回の記念講演は大盛況の内に幕を閉じました。
今回の記念講演は大盛況の内に幕を閉じました。
記念講演は終わってしまいましたが、
本格的なお遍路シーズンを迎える秋。
ぜひ、さぬき市の上がり三ヶ寺を訪れて
1200年の歴史を感じてみてくださいね。
1200年の歴史を感じてみてくださいね。
「いきなりお遍路はちょっと…」
という方におススメなのがこちら⤵
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