やっちです(*^_^*)
2015年2月8日(日)に
津田の松原の砂浜で行われる
『第21回 津田の松原凧揚げ大会』。
21年前から凧揚げ大会が続くさぬき市津田には
昔から伝わる『ますいか』と呼ばれる伝統凧があるんですよ!
今回津田凧の会 初代会長である中野さんに
お話をお聞きしてきました♪
『ますいか』のデザインは
丸と四角を重ね合わせたもの。
『ます』とは四角い木製の升のことで
一升二升と数える時に使うもののことです。
上の写真のデザイン中、白い四角い部分2ヶ所が
『ます』を表しているんです。
『ます』が2つ重なることで
「ますます繁盛」という言葉にあやかって
豊漁、豊作を祈るゲン担ぎからきているんだとか。
『ますいか』は、昔漁業や農業をされていた
津田の人たちが作っていたデザイン。
今のように養殖やビニールハウスはなく…
ラジオが貴重だった時代。
娯楽のひとつとして仕事が無いときに
凧を作って遊んでいたのだそう。
地元の皆さんで大きさを競い合っていたんですって!
昔は家に障子紙があり、竹は身近にあったので
家にあるもので作れる楽しみだったんですね♪
中野さんのお話では
「一番外側の色は
漁業は海の色である『青』、
農家は山の色である『緑』を使っていたようです」
と教えていただきました(*^_^*)
あがっている凧の色を見て
漁師だ農家だと分かるなんて面白いですね(*^▽^*)!
ちなみに中野さんのご先祖は農家さんだったので
周りの色は『緑』の『ますいか』を作ってきてくださいました♪
中央部分の金色は今回だけの中野さんオリジナルカラー。
本当の『ますいか』は3色だけを使って作られます。
本来凧は竹を切って乾燥させるところから…
3か月程かけて作るんだとか。
竹をしっかり乾燥させて、そこから削って
真っ直ぐなひごを作るんですって!
今回作ってきてくださった『ますいか』は
急いで3日で作ってくださったんだとか(ノД`)・゜・。
あとは上の部分に『うなり』という
風の流れでブンブンと音がする部品を
取り付ければ完成するんだそう。
『うなり』は山桜の皮が最適なんですって!
凧作りで難しいのは
凧のサイズに合わせたひごの長さ調整と
『糸目』という糸を結んでいるところを調整して
重心を凧が揚がりやすい位置に持って行くこと。
上の写真の赤い矢印部分、
糸が結ばれているところが『糸目』。
今の重心は中野さんが指さしている中央部分ですが、
これを上にずらすことで揚がりやすい角度になるんだとか。
今回の『津田の松原凧揚げ大会』では
この『ますいか』が揚がるのも楽しみです♪
貴重な伝統凧は時代とともに作り手が減り、
なくなりつつあるもの。
これから中野さんと津田凧の会の会長である上池さんで
地元の小学校へ『ますいか』を持って行って作ってもらい、
伝統を引き継いでもらおうと考えているんだとか。
大切な地元の凧。
これからも続いて行ってくれたらと思います。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『津田の松原凧揚げ大会』は開始当時、
香川県で一番賑わっていた大会だったそうです!
招待チームが50チーム、
約500人が津田の松原の砂浜で
凧揚げを楽しんでいたんだとか( ̄□ ̄;)!!
今回も招待は20チーム約200人が参加され、
津田内の幼稚園や小学校の子ども達と保護者をあわせ
約300〜400人が来られるんだそう!
中には珍しい凧も登場予定!
最低20種類の凧は見られるでしょうとのことでした♪
珍しい凧の代表的なものは
鳴門のわんわん凧や…
ムカデ凧など!
毎回干支の凧も登場しているそうで、
今年はどんなヒツジの凧が見られるのか楽しみ(*^ー^)ノ
『津田の松原凧揚げ大会』当日は
先着200名に凧のプレゼントもあり♪
地元の幼稚園のお子さんたちも
津田凧の会から凧のセットをプレゼントして
作った凧を持ってくるんですよ(*^▽^*)
あとは当日の天気と風があることを祈るばかり!
雨の場合は津田公民館にて
参加された皆さんの凧の展示に変更されます。
なかなか見られない凧の共演、
是非足を運んで見に行ってみてくださいね♪
第21回 津田の松原凧揚げ大会
開催日時/2015年2月8日(日) 9:00〜14:00
開催場所/津田の松原 【地図】
お問い合わせ/
さぬき市観光協会(商工観光課内)
TEL:087-894-1114
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