2015年03月03日

香川漆器を支える職人『木地師』を体験できます☆工房さんがわ@造田

さらです。


皆さま、
『木地師(きじし)』
という言葉をご存じですか?

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木地師というのは、木材からお盆や汁椀などの
器物を作る職人さんのこと。

香川県には、国の伝統的工芸品の指定をうけた
『香川漆器』がありますが、

漆を塗る前の木の器を作っているのが
木地師さんたちなんですexclamation

そんな香川漆器を支える木地師という仕事を
「もっと知ってもらいたい」と、
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さぬき市造田の木地師・寒川廣嗣さんが、
自宅の一角に体験工房を開設されました。






中学生の頃、大工さんだったお兄さんの
仕事の手伝いをしているうちに、
木工の世界に興味を持った寒川さん。

1966年、香川県の木工指導所に入り、
全国的に有名な木地師・有岡良益氏に師事。
木地師の技術を習得されました。

香川県産業技術センター
(旧・香川県工業技術センター)で
県職員として勤務されていた時には、

県内の木地師の方々に技術指導を行う傍ら、

なかなか公開されることのない
木地技術を資料にまとめたり、

1993年に開催された東四国国体のトーチホルダーを
木地技術でデザインされたりしたそうです。

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寒川さんの専門は、木地技術の中でも、
ろくろを使って木材を削り出す
『挽き物(ひきもの)』と呼ばれる手法。

広さ3畳ほどの工房には、
『電動ろくろ』や『木を削る道具』
がきれいに並びます。

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木を削る道具。

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本格的に木地師を目指すなら、
自分で使う道具を作るために
金属加工の技術も習得する必要があるのだそうです。

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電動ろくろに、削り出す木材をセットします。

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木くずの飛び方などで木の硬さなどを判断しつつ、
刃の当て方をコントロールしているのだとか。

<これぞまさに職人の勘

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普段はなかなか見ることができない熟練の技を
間近で見られて大興奮でした。

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直径12cm、厚さ3cmほどの木の皿が完成。

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寒川さんは、いとも簡単に数分で削り出してしまいますが、
初めて体験される方は、これと同じものを約2時間で制作します。

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ちなみに、お皿中央の模様は『柄筋(がらすじ)』と言って、
香川県独特の『象谷塗(ぞうこくぬり)』ものなのだとか。

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寒川さんによると、香川県内の木地師は、
1977年には60名ほどいたのですが、
現在は10名にも満たないほど減ってしましました。
しかも高齢化も進み、後継者不足は深刻です。

寒川さん「あまり知られていない
木地師の仕事に光を当てていきたい。

それにはまず体験してもらって
面白さを知ってもらうことが大切。

ゆくゆくは、後継者を育てていければと思う」


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2015年1月に体験工房を開設して、
2月末までに21名の方(うち女性が3名)が体験されているそう。

体験は事前に申し込む必要があります。
1回2時間程度で、費用は1500円(材料費込み)。

小学校高学年くらいから体験可能で、
作業しやすい服や帽子を準備する必要があります。

今後、目指すレベルに応じて、
週1回くらいのペースで通えるように
していきたいそうです。





工房さんがわ
香川県さぬき市造田乙井127-4 【地図
お問い合わせ先/TEL:090-4975-7083


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posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 | Comment(0) | 達人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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