はっとーです!
2015年3月21日(土)、さぬき市鴨庄の志度東中学校で『閉校記念式典』が行われました。
そう、志度東中学校は今年度56年の歴史に幕を閉じるんです。
約600人が参加した閉校式典の様子をお伝えします。
国道11号線沿い、天野峠を降りると見える大きな建物が志度東中学校です。
昭和34年、鴨庄中学校・小田中学校・鴨部中学校が合併したのが
『志度町立志度東中学校』。
旧志度町の鴨庄、小田、鴨部地区の子ども達が通う中学校として誕生しました。
校章に描かれる3つの▲はこの3地区をあわせた様子を描いているといわれているのだそう。
平成14年、志度町含む5町が合併したことから名前を『さぬき市立志度東中学校』と改称。
今までで7428人の子どもたちが志度東中学校を卒業していて、
野球の日本ハムファイターズ・内野守備走塁コーチ兼作戦担当の白井一幸さんや
競輪選手の馬場圭一さんも志度東中学校卒業生なんです!
式典が行われた体育館の2階では、
今までの卒業生の集合写真や昔の東中が掲示されていました。
他にも、志度東中学校で活発的に行われている、短歌の短歌俳句が掲示。生徒たちの閉校への思いが綴られていました。
9:30から始まった記念式典。
来賓のほかにも
東中の在学生、卒業生、先生、地域の方が多数参加されていました。
来賓の挨拶のあと、
藤田校長先生自らが編集したという閉校記念DVDが上映されました。
志度東中学校ができるまでと
各年代ごとの東中学校の生徒が生き生きと映し出されていて、
みなさん思い思いの気持ちで壇上を見つめる姿が印象的でした。
東中の2年生が応援団に扮して、応援のエールを送ります。
凛々しい応援で、しんみりしていた気持ちがちょっと元気にかわりました!
そして校旗返納。
校長先生からさぬき市の大山市長へ、学校旗が渡されます。
最後は参加者のみなさんで校歌斉唱。
校歌の歌詞に書かれる
『緑の丘』、『鴨部川』、『五瀬山』は志度東中学校の周囲を取り囲む豊かな自然を象徴しています。
この自然があったから多くの子どもたちがのびのびと育ったんですね…。
閉校式典が終わったあとは、参加者の皆さんが校舎を回っている姿が多くみられました。その多くが卒業生。
実は志度東中学校、来年度に校舎の取り壊しすることが決まっているんです。
見慣れた教室もおしゃべりした渡り廊下も、はしゃいだ中庭ももうすぐなくなると思うととても寂しいですね。
なくなる前にもう一度、足を訪れてみたいなと思うはっとーなのでした。