海に潜るのは苦手、だけど深海生物には興味ありかっし〜です。
海の中には…
こ〜んな度肝抜かれるビジュアルのヤドカリや
(※雨滝自然科学館1階に展示中、太平洋からやってきたヤドカリ)
この世のものとは思えない色彩のサンゴ(※雨滝自然科学館1階展示)が生きる世界が広がっています。
さらにもっと昔。
恐竜が生きた「白亜紀」の海を思い描き楽しめる企画展が
さぬき市大川町にある「雨滝自然科学館」でスタートしました!
その主人公は…「アンモナイト」!
教科書では見たことがあるものの、実物ってみたことあったっけ??と思い
早速「雨滝自然科学館」へ行ってきました!
館内で解説をしてくださるのは、雨滝自然科学館の森繁館長。
1985年に雨滝山で世界最古のナマズの化石を発見した化石の達人です!
アンモナイトが展示されているのは、2階の展示室。
7500万年前、白亜紀の化石がいろいろ展示されています。
入ってすぐのところに、北海道の化石同好会「千歳化石会」から寄贈された40点ほどのアンモナイト化石がずらり!
思い描いていた渦巻き状がゴ〜ロゴロ〜♪
プリリっと綺麗に殻の形がむき出しになったものや…
まるでカブトムシの幼虫を巨大にしたようなものやグニャグニャのスタイルなど
「アンモナイト」と一言で言ってもカタチや色は様々。
それもそのはず、北海道だけでも数百種類のアンモナイトが見つかっているのだとか!
ちなみに8000万年前は世界中の海がつながっていた時代。
海に生きる生物は国や地域関係なく、どこから発掘されてもおかしくないものでした。
アンモナイトはさぬき市からも出ているんです!
…ですが、北海道は「アンモナイトの宝庫」。
とくに白亜紀に海だったと考えられる、宗谷岬から襟裳岬に続く地域(上の図参照)で多く産出されています。
屯田兵が土地を開拓するとき、足元に転がるたくさんの石が邪魔でしょうがなかった。
その石こそがアンモナイトだったという話が残っているほどなんです。
アンモナイトってどんな生き物だったのか?
ちょうど展示室にアンモナイトのイラストが飾られていました。
そうそう♪ なんとなくこんなビジュアルのイメージ…と思っている人は多いはず。
渦巻き状の「殻」の大きさは、手のひらサイズから2〜3メートル以上まで!
大きい物は化石となって見つかった場合、大人が数人でもち運ぶほどになります。
上の写真はオウムガイの殻の断面。
アンモナイトの殻の中の構造はオウムガイと似ていると言われています。
サザエのように奥まで身体がはいりこんでいるわけではないんですねー!
殻の入り口にイカやタコのような軟体の生物が住み着き
殻は空気のお部屋が連なる「浮き」の役割。
部屋を通る1本の管で液を出し入れして、浮いたり沈んだりするのだとか!
森先生のお話を参考にアンモナイトの1日を描いてみました
殻の空気を調節しながら、夜になると海面へ上昇してエサを食べ
太陽が出てくると海底へ沈んで休む。
素早く動けず、ぴょんぴょんと海中を飛ぶように動くアンモナイトは、まるで提灯のよう。
こんな光景が世界中のどの海で見られていたなんて、想像するだけでも楽しい!
タイムマシンがあったら白亜紀に行って、アンモナイトに会いたいものです
アンモナイトを掘り出してみよう!
雨滝自然科学館には香川県から出た白亜紀の化石の展示もあるんです!
北海道のアンモナイトとあわせて見て
その時代の景色を想像して楽しんでみてはいかがでしょうか?
休館日/月曜、火曜
駐車場/あり
入館料/無料
駐車場/あり
入館料/無料
TEL:0879-43-0155
HP/http://www.sanuki.ed.jp/ookawa1-j/pcc/h22mytown/ametaki/
【はみだし雨滝自然科学館】
【関連記事】
【はみだし雨滝自然科学館】
雨滝自然科学館といえば、幸運の「白ナマコ」たち!
3匹とも元気にすくすく育っていますが…
1匹は黒い海草を食べるうちに、白黒ナマコになってしまいました!!!
なんと食べ物で身体の色が変わるなんて…ナマコ、奥深し。
【関連記事】