全国高等学校野球選手権香川大会を勝ち抜いた
さぬき市寒川町にある『藤井学園 寒川高等学校(以下、寒川高校)』の野球部。
そして、全国大会にあたる
第97回全国高等学校野球選手権が
2015年8月10日、阪神甲子園球場で開催！！
対戦相手は群馬県代表の健大高崎高校！
ついにこの日がやってきたっという感じ！
是非とも甲子園で応援したい！
そこで今回、そんな寒川高校野球部を応援する総勢約650人の応援団バスツアーに同行させていただきました！
時刻は朝4時、まだ夜と言っていいほど真っ暗。
ですが、寒川高校体育館には、応援に行く生徒さん生徒たちが集まりつつありました！
な寒川高校vs健大高崎の試合開始時間が9時半、試合開始に間に合うように
夏休み真っ只中、しかも電車の始発も動いていない時間から生徒たちは野球部を応援するためにやって来てくれたのですね。
学校の靴箱前には、応援部が応援の最終確認中でした！
この日にかける熱い思いが伝わってきます。
決勝大会では「もっと良いダンスをしたい！」と話していたチアダンス部！
華麗なダンス期待していますー！
そして、アルプス席の前で声援のプラカードを出したり、振りを指導するなどして応援を引っ張るのは、寒川高校野球部のみなさん！
試合に出場する寒川高校ナインを応援席で後押しします。
そして、寒川高校には寒川高校野球部OBでもある、ココリコの遠藤章造さんからお花が届いていました！
野球部時代は寮で生活し、甲子園を目指し野球漬けの日々を過ごしたという遠藤さんにとって、
寒川高校の2回目甲子園出場はとっても嬉しいニュースだったに違いありません。
では、いざバスに乗り込み、甲子園へ出発！
今回甲子園に向かう大型バスは16台。
約650人の寒川高校応援団がいざゆかん！
バス内では、応援用のメガフォンや特製帽子、タオルが配られ応援ムードが高まります！
朝食はバスの中で。お弁当にはこんな素敵なラッピングがされていました！
応援に向かったのは、寒川高校の生徒だけではありません。
寒川高校のOBの方、保護者の方、学校関係者やその知り合い、寒川高校野球部をずっと応援していた方など…
一般の方も寒川高校の試合を応援したいとたくさんの方が参加していました。
そして、なんとさぬき市長大山茂樹さんも、この日のためにスケジュールを調整して応援に参加。
前回の寒川高校甲子園初出場の時も甲子園まで応援に来られていたと聞き、さらに驚きました。
寒川高校の姉妹校、丸亀市にある藤井高等学校の生徒のみなさんも応援バスツアーに同行していました。
その中に藤井高等学校の野球部の方を発見！
藤井高等学校野球部キャプテン・2年 田村くんは
「姉妹校の野球部なので頑張ってほしいです。寒川高校の野球部は負けていても後半には逆転するチームのイメージ。
しっかりと声を出して応援したいです！」と話していました。
バスに揺られて約3時間。
車窓からは甲子園らしき風景が見えてきました。
阪神甲子園球場からは、撮影が禁止のため私もカメラを置き、応援に専念します！
アルプス三塁席は寒川高校の応援席、向かいは健大高崎高校の応援席でした。
席の前では、寒川高校の野球部や応援部、チアダンス、ブラスバンドの子たちが応援をリード！
試合は、序盤、寒川高校らしい堅実な守りで健大高崎高校打線をピシャリと抑えます。
しかし、3回表健大高崎高校の持ち味である機動力が爆発します。
寒川高校バッテリーの隙をつく盗塁、機動力を最大限に発揮したダブルスチールなどが決まり、健大高崎高校は一挙8得点。
終盤は寒川高校らしい粘り強さを発揮して、着実にヒットと出塁を重ねて行きますがあと一歩が届かず、
寒川高校4ー10健大高崎高校で試合終了…
甲子園初戦突破の夢は途絶えてしまいましたが、
応援席に挨拶にきてくれた寒川高校ナインはみんな、どこかやりきったような爽やかな笑顔でした。
本当にお疲れ様でした！
甲子園から寒川高校に戻り、私は応援席で応援をリードしていた野球部メンバーに話を聞きたくて、
寒川高校の寮を訪れました。
寮の食堂では、録画していた先ほどの寒川高校と健大高崎高校の試合を食い入るように見ていた皆さん。
それぞれ悔しそうで、真剣で。
でも自分たちの応援の声がテレビから聞こえてくることに照れている様子はすごく高校生らしいなと思ったり。
さて、今回の応援を先導した野球部の寒川高校生徒応援団長・2年 得平くんに最後に今日の感想を聞いてみました。
試合を終えての感想は？
「初めての甲子園での応援で、思った以上に声が通らなくて大変でした。でも精一杯選手を応援できたかなと思います」
甲子園に出場したナインたちに、今なんて声をかけたい？
「3年生には『お疲れ様でした』と、2年生には『来年俺たちも甲子園に行くぞ！』と伝えたいです」
これからチームを引っ張る存在になりますが、今日の試合を見てどういうチームを作っていきたいと思いましたか？
「今年、合言葉していた言葉『弱者の意地』を大切に、粘り強い『まくりの寒川』をこれからも続けていきたいと思います」
ありがとうございました！お疲れ様でした！
得平くんから最後に出た、『弱者の意地』という言葉は
寒川高校が昨年の秋大会で、香川県の昨年甲子園出場チーム・英明高校に
1回戦負けを喫してしまった際に決めた、寒川高校野球部のチームテーマです。
その時の気持ちを忘れないため、
寮のホワイトボードには『弱者の意地』と書き、それを見て練習の日々を過ごしていたのだそう。
甲子園出場が決定して、作ったポロシャツにもその言葉が刻まれていました。
『弱者の意地』を忘れず、甲子園出場を決めた寒川高校野球部。
甲子園は初戦で破れてしまいましたが、
きっとこの『弱者の意地』が先輩から後輩に受け継がれ、
また甲子園出場、そして甲子園初戦突破を叶えてくれると信じています。
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