「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉をしみじみと感じるここ数日。
秋ももうすぐそこなのかもしれませんね。
そんな、夏の終わりを感じるお花『彼岸花(ひがんばな)』がさぬき市大川町のみろく自然公園で咲き始めています。
秋の彼岸頃から咲くことからそう呼ばれている『彼岸花』。別名、リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも言います。
みろく公園では平成4年から、旧大川町時代に篤志家から寄贈された彼岸花を植栽しています。
現在は、その数は約1万球!
しかも、世界中から集めた10種類を越える種類の彼岸花が植えられており、花が咲く時期には彼岸花を見にたくさんの来園者が訪れます。
彼岸花が咲いているいるエリアは公園の南側、「こぶしともくれんの谷」エリアです。
みろく自然公園入ってすぐにある地図『みろく自然公園花だより』を参考にして向かってみましょう!
「こぶしともくれんの谷」はみろく自然公園の正面入り口から徒歩15分ほどの場所です。
公園の緑を楽しみながら、散歩しながら向かってもいいかもしれませんね。
上の写真の看板が目印。この看板の少し先には「ひがんばな」と書かれた看板もあります。
徒歩はちょっと…という方には近くに駐車場もありますのでこちらをご利用ください。
ゆるやかな坂道を登っていくと、柵で仕切れたエリアが見えてきました。
その奥に凛と咲く彼岸花が!
なんだか見覚えがあるな〜と思ったら、春に花を咲かせる『ハンカチの木』とほぼ同じ場所でした!
毎年9月上旬頃から咲き始めるそうですが、今年は2週間ほど早く咲き始めたそうです。
彼岸花は、柵の外から鑑賞しましょう。
みろく自然公園の彼岸花を見てびっくりするのは、花の色。
彼岸花=赤というイメージがありましたがみろく自然公園の彼岸花は色とりどり!
白、黄色、ピンク…見たこともない彼岸花が咲いています。
こちら全て種類は違えど彼岸花の一種です。
「真夏のクリスマス」「アルビフロラ」等と名付けられた白の彼岸花は口コミで評判を呼ぶほど、珍しい品種だそう。
これだけ多くの種類の彼岸花を咲かせることができるのは「公園を管理しているスタッフが丁寧に手をかけているからこそ」と、公園管理人の三野さんは話します。
真夏には大きくなった球根を1つずつ分けていく作業をしたり、最近はイノシシなどの被害がないように目を配っているそうです。
みなさんの努力があるから、毎年綺麗な彼岸花を見ることができるのですね。
柵の中では、開花を待つ彼岸花のつぼみをたくさん見かけました!
彼岸花が谷いっぱいに咲く、見頃の時期は9月はじめから中旬頃になりそう!
なかなか見る事ができない、色とりどりの彼岸花を見に来てくださいね〜!
撮影したこぶしともくれんの谷周辺には
マムシやハチなどが出ることがあります。
長袖や山歩きの恰好をするなど対策をおすすめします。
お花を見に行かれる方は十分にお気をつけ下さい。
【おまけ】
彼岸花に並ぶ、みろく自然公園の名物花ハスの花がまだまだ見頃です。
本来は8月中旬で花を終えるみろく自然公園のハスですが、今年は例年よりも長い期間花をつけているそう。
彼岸花と合わせてこちらも鑑賞しておきたいですね!