江戸時代に『土用の丑の日はウナギを食べよう!』というキャッチフレーズを考えた平賀源内の生まれ故郷さぬき市で、
2015年10月7日(水)
鰻の放流祭が行われました!
津田幼稚園の子どもたち56人が、
普段なかなか見る事ができない生きた鰻を体感しながら、
約800匹を津田川に放流しました♪
こちらの放流祭は、16年前からさぬき市と東かがわ市の河川にて交互に行われているイベントです。
園児たちにうなぎの放流を体験してもらう、河川の生態系を学んでもらうとともに環境保全に関する意識啓発・推進を計るべく、香川県養鰻漁業協同組合が毎年主催しています。
幼稚園児を招いて、鰻の放流を行っているのは香川でもこの放流祭だけなのだそう!
今日放流される、800匹の鰻も養鰻漁業協同組合の方が小さなシラスウナギから3年ほどかけて大切に育てたウナギたちです。
今年、放流を行うのは2級河川である津田川。
昔は津田川にもたくさん野生のウナギがいたそうですが、乱獲や環境の変化によって数が激減したそうです。
「うなぎ、触ってみたい人!」
と聞かれると
「はーい!!!!」
とみんなが大きな声で答えます。
食べることはあっても生きている姿をなかなか見ることがないためか、子どもたちも鰻に興味津々。
触ってみた感想を聞いてみると楽しそうな表情で
「ツルツルしてた」
「石けんに触ってるみたいだった」
など、子どもならではの回答が返ってきて面白かったです😃
バケツに入れられた鰻を園児たちが放流!
鰻たちは川から海へ泳いでいき、マリアナ諸島周辺の海で卵を産みまた川にもどってくるそうです。
さぬき市鴨庄で養鰻をなさっている、香川県養鰻漁業協同組合の野崎市松会長は
「大変感動しました。子ども達もうなぎたちもこれから大きく育ってほしい。体力が続く限りはこの活動を続けたい」
と嬉しそうに話していました。
毎年、値段高騰で話題になり価値がどんどん高まっている鰻ですが、
今日放流した鰻たちが子どもを産んでたくさん津田川に戻ってきてほしいですね!
津田川うなぎ放流祭
場所/津田川河川敷
日時/2015年10月7日
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