2015年10月11日(日)、本日14時から
さぬき市長尾西の塚原稲荷神社で
『塚原あばれみこし』が開催されます
こちらのお祭りには2つの
1つは右の、正式な『神輿(みこし)』。
もう1つは左の、お祭の当日に造られる、『御輿(みこし)』です。
(以下、あばれ用の御輿を『あばれみこし』と標記します)
あばれみこしは、木と竹で作った骨格に、稲藁で屋根を葺き、里芋のずいき・鶏頭や千日紅などの草花で飾り立てたものです。
そして、この『あばれみこし』
あばれみこしを担いだ若者たちが文字通り暴れまくり
…最終的にみこしを池に投げ込み、担ぎ手も飛び込みます…。。。
あばれみこしは元々は不作にも関わらず年貢の厳しい取り立てがあったことや権力者への反発の気持ちをもった若者たちが手作りのあばれみこしをつくり、本物の神輿を邪魔したのが始まり。
あばれみこしが出た年は豊作になり、出なかった年は不作になったため。そのまま伝統行事として続いています。
あばれみこし作りの現場に密着してきました〜〜!
あばれみこしは当日の朝8時頃からお昼過ぎまでかけて
塚原周辺に住むお父さんたちがえっさほいさと作ります。
小さな鳥居が可愛らしい。
あばれみこしに欠かせないのが、飾り付け♪
特に茄子と赤いケイトウの花は絶対必要。(理由は後ほど)
あとは季節の花々やハランなど。
塚原のお父さんたちが見事な手つきで藁をおさえる竹を割っていきます。
こちらはあばれみこしの「棟」になるズイキの茎。
みこしを作っていた西塚原自治会館の近くでも育てられている芋の一種です。
そして、みこしの屋根や縄になる藁。ヒノヒカリやもち米の藁を使うそうです。
木槌で藁を柔らかくして手作業で三つ編みの要領で縄にしていきます。
熟練のお父さんが作るとアッと言う間に数メートルの縄ができるんです!
こちらは屋根としめ縄作り班。

鳥居につけるしめ縄は二人がかりで力を込めて編みます。
木組みに屋根となる藁をつけていきます。
塚原の竹がみこしの持ち手。
木組みも数年に一度作りかえるのだそう。
先ほど割った竹で藁を抑え、釘と縄で固定します。担ぐときに暴れたりするときに屋根が取れてしまわないように、しっかりと結びます。
結び方ひとつにしても長年語り継がれてきたもの。
屋根の飾り付けつくりも進みます。
さて問題です!先ほど登場した、茄子とケイトウとハランの葉を使って本物のお神輿にも欠かせないある生き物の飾りになります。
それは何でしょうか!?
正解は…
鳳凰でした!!
胴体が茄子、トサカがケイトウ、羽根がハランです。よくできてますよね〜!
!
これも全部、塚原周辺で収穫してきたものです。
お花と一緒に屋根に鳳凰をとりつけます。
あばれみこしの中にも御神体が入りますのでそれを隠すための目隠しのための黄色布で本体側部を覆います。
そして、鏡。担ぐとガシャガシャ、鐘のように鳴ります。
完成!ほぼ塚原の素材だけを使って作った、あばれみこし。
お花飾りが可愛らしくて、なんだか愛着がわいてきますよね。
「この地域の田んぼや畑で育てられたものだけであばれみこしを作ります。じゃないと意味がない」とお父さん。
このように塚原周辺にあるもの、育てられているもので、神様に実りを感謝するようにみこしを作っていくのですね!
そんな手作り地産地消(?)あばれみこしのスタートは今日の14時〜。
お時間のある方は是非のぞいてみてはいかがでしょう?
「池に投げられてもいいな」という猛者のお方は、ずぶ濡れになっても大丈夫な準備を…(笑)
塚原稲荷神社への交通手段ですが、
自動車などのほか、公共の交通機関で一番近いのはさぬき市コミュニティバスのバス停です。
さぬき市コミュニティバス
志度〜多和線(緑ルート)
バス停「行基苑」で降りて、徒歩3分
1日4便ですので、バスの時間にはお気をつけください。
【注意】
当日のゴミは各自で持ち帰りましょう。
無断での路上駐車等は絶対にやめましょう。
周りの方にご迷惑となる行為は避けますようにお願い申し上げます。
塚原稲荷神社あばれみこし
開催場所/塚原稲荷神社【地図】
開催日時/2015年10月11日(日) 14:00〜
問い合わせ先/塚原あばれ神輿保存会(TEL:0879-52-2504)
お祭りも無事終わりホットしています。
お祭りにお越し頂いた方達も毎年増えていてビックリしていますが、少し気になる事が有りコメントを書かせて頂きます。
お祭りにお越し頂いたお客様の方々ですがマナーとゆうか、子供でも解るような常識すら守れない方達が多々見られました。祭り当日は各役の人達が役目を果たし手が足りて無い状況で説明や注意事項等がきちんと説明出来ていないのはこちらの不手際ですが、ゴミは捨てる、路駐はしほうだい、人の敷地内に無断で立ち入る、各役の人達に文句やワガママを言い困らせる等沢山有りました。
田舎の祭りは客がこなけりゃ盛り上がらないとも言われました。
少し勘違いされた方もいましたが、私達は古くから伝わる地元の祭りを若い人達へ受け継ぎこれからも終わる事無く継続していけるようにしているだけです。お客様が増えようが私達各役には1円足りとも利益はございません。
マナーや常識も守れないので有れば来なくても結構です。迷惑です。常識有る方のみお願いします。