秋、新米、稲刈りの季節

2015年10月11日(日)
さぬき市鴨部の米麦農家「かべっこ」で
稲刈り体験イベントが開催されました!
今年も自然の恵み、いっぱ〜い

このイベントを通してわかるのは…
大きくなったのは稲だけじゃない
ってこと


さぬき市鴨部にある米麦農家「かべっこ」さんでは
野菜ソムリエの須賀ひとみさんが主宰する「地讃地shok」とともに
田植え、稲刈りワークショップを昨年から開催しています。
2015年は6月に香川の銘柄米「おいでまい」の苗を田植えしましたが…
いよいよ収穫の時期!
2015年10月11日、今年の稲刈りイベントが開催されました。
稲刈り体験に参加したのは大人子どもあわせて49名。
昨年からのリピーターも半分以上ということで
すでに常連さんの多い人気イベントになりつつあります。
10時半に集合し、早速田植えをした田んぼへと歩いて移動。
6月に植えた苗はどうなっているのか…
ドキドキ

こんなに小さかった苗が…
こ〜〜んなに立派に! たわわに! 実っていました

雨が多く、台風直撃もあった今年の夏
かべっこさんや須賀さんが途中で草刈りなどを行ってくださったこともあり
無事に秋を迎えることができました!!
稲刈りはこの「鋸鎌(のこがま)」で行います。
かべっこの六車さんから刈り方のレクチャーをうけたら
横一列にならんで早速稲刈りスタート!!
大人も子供も力をあわせて、どんどん刈り取っていきます。
昨年から参加している子どもたちは早い早い!!
こちらはスタッフチーム! さらに早い(笑)
あっという間に立体の稲穂が平面に!
刈り取った稲はコンバインにかけて籾を取っていきます。
バケツリレーのごとく、大人から子どもへ。子どもから大人へ!
現代の稲刈りも体験してもらえるよう、コンバインの試乗会も行われました♪
働く車大好きな子どもたちも大興奮!
そして今年は親子で運転できるようにかべっこの六車さんがレクチャーしながらの試乗会に。
仕事が終わったら…子どもたちの本題、虫探しスタート♪
田んぼからはアマガエル、オンブバッタ、カマキリ、テントウムシなど
子どもたちの大好きな虫たちがいっぱい出てきます!
これ…カマキリ何匹おるんーーーーー?!!!

あるけばすぐカマキリに当たるほどの発見率に男子も女子も大興奮!
かべっこではできるだけ農薬を使わない米作りを行っているので
この田んぼも使用した薬は田植え前の除草剤のみ。
だからこそこれだけの虫たちが顔をだすのだとか。
さて、そんな田んぼでの様子を写真におさめる美女を発見!!!
彼女たちは首都圏で活動するカメラ愛好会「東京カメラガールズ」のお二人。
3連休にあわせて51名の部員が香川に来県。
そのうちの4名が、さぬき市まで撮影ツアーに来られていました。
稲刈り体験の撮影に来てくださったのは、さぬき市の「海側」撮影グループ
山梨出身の河西さん(写真左)と北海道出身の伊藤さん(写真右)
(河西さん)
「香川には来たことがなかったので、うどんのイメージしかありませんでしたが
来てみるといろいろあるなあ、とワクワクしました。
さぬきワイナリーでワインを頂いたり
漁船にのってオリーブブリのエサやりを見に行ったり…
なかなか出来ない体験ができて良かったです」
(伊藤さん)
「さぬき市は北海道に似ていますね。自然がいっぱいで落ち着きます。
人やお店もアットホームで温かくて…嬉しかったです
お土産には気になってた希少糖の飴を買いました♪」
彼女たちのカメラを通して、稲刈り体験もどう写っているのか…
後日、東京カメラガールズのサイトをチェック♪
💡東京カメラガールズについて詳しくはこちら
仕事が終われば、お楽しみのごはんタイム♪
かべっこの稲刈り、田植え体験では、かべっこの米麦と地元農家さんの野菜をつかった
須賀さん特製のランチを頂けるんです!
今日のランチは、地元の人参、なす、れんこん、さつまいも、かぼちゃと
脂身が甘くてジューシーな豚肉「讃岐もち豚」がゴロゴロ入った特製野菜カレー!
ごはんはもちろん、かべっこさんのお米&もち麦。
もち麦は食物繊維豊富で栄養たっぷりの健康食材として、いま注目されています。
さぬき市ではかつて多くの農家さんがもち麦を作っていましたが
生産性の低さから辞めてしまう方が多く、いまではほとんど作られていません。
かべっこさんはさぬき市の貴重なもち麦農家として
マルシェなどに出店して、もち麦の美味しさや楽しみ方を発信されています。
ちなみにお米にもち麦を混ぜて炊く場合は
お米1合に対し、大さじ1杯ほどの割合で炊きあげるのがおすすめ。
もちもちとした食感が食を進めてくれます。
野菜は須賀さんが農家さんから直接仕入れたもの。
会場ではミニマルシェも開かれて、地元農家さんと私達の食卓を繋いでくれる場にもなっていました。
秋ならではの焼き芋、焼き栗も大人気でした♪
参加者のみなさんもスタッフさんもあっという間に完食!
かべっこ周辺の穏やかな景色を眺めつつ、収穫の喜びと自然の恵みの余韻にひたる時間に。
なんて穏やかで豊かな時間なんでしょう

参加されたご家族にもお話をお聞きしました!
「昨年に引き続き、今年もまた参加しました。
なかなか出来ない体験ということもあって家族みんなで楽しみにしているイベントです」
こちらは2歳になったお子さんと参加されたご家族。
「子どもが2歳になったのでそろそろ…と思って参加しました。
働く車が好きなので、コンバインに乗せてもらってかなり楽しそうでしたね。
稲刈りは、稲が思ったよりも硬くなくてびっくり。
今は子どもたちが田んぼで遊ぶこともなくなってきているから
こうやって虫にもたくさん触れさせてあげることが出来てよかったです」
(「かべっこ」六車さん:写真右)
「イベントになると子どもたちがたくさんかべっこに来てくれるのが嬉しいですね。
前回は何も持ってこなかった子が、次は虫カゴを、その次は虫取り網を持ってきたりして(笑)
昔の田んぼの風景が戻ってきたようです」
(「かべっこ」2代目 六車拓也さん:写真左から2番目)
「これまではコンバインにお子さんだけを乗せてあげてたんですけど
今回はお父さんといっしょに乗ってもらいました。
誰でも運転できるのを体験してもらって、親子で楽しんでもらえたかなと思います」
(「地讃地shok」主宰 須賀さん:写真右から2番目)
「去年参加してくれた方がまた帰ってきてくれてと、参加者は初年度の倍になりました!
常連の子どもたちは会う度成長していて、まるでおばちゃんの気分です(笑)
これからも年中行事として恒例に思ってくれて、ここで季節を感じて貰えたら嬉しいですし
食と農と人と人をつなげるイベントとして来年も開催したいです!」
食と農をつなげるイベントとして始まった「地讃地shok」のかべっこ稲刈り体験は
回を重ねるごとに「人と人」をもつなげるイベントになってきました。
今後はさらに大きく、深い繋がりができそう!
また来年、かべっこの田んぼでお逢いしましょう!!
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