先日に引き継ぎ、源内甲子園授賞式受賞作品をご紹介します!
応募総数は2104本!!
その中から選りすぐられた
瀬ト内工芸ズ。キャッチコピーコンテスト 2015
第一回平賀源内甲子園 受賞作品は…
「瀬ト内工芸ズ。キャッチコピーコンテスト 2015
第一回 平賀源内甲子園 受賞作品」
各部門賞
お題@どうしても「しょうゆ豆」が食べたくなる、源内先生顔負けのキャッチコピー
瀬ト内工芸ズ。賞
「おいしくないけど くせになる」
志度高校 商業科 3 年 渡辺駿介
お題Aさぬき市を若い観光客でいっぱいにするための、思わずいいね!しちゃうキャッチコピー
さぬき市賞
「さぬきぬきとかありえんよ!」
高松工芸高校 デザイン科 2 年 松原友架
お題B空き家の管理を、空き家便りに任せたくなるキャッチコピー
空き家だより賞
「ほっとけば空き家。管理すれば宝物。」
高松第一高校 普通科 2 年 金子碧紗
お題C「電線」の大切さに気づいて、ハッとなるキャッチコピー
伸興電線賞
「そういえば電線の端っこって見たことない。」
高松工芸高校 デザイン科 2 年 和泉椋子
お題Dニチエイスチールが、社員と家族を HAPPY にするためのキャッチコピー
ニチエイスチール賞
「鉄の強さでつくる幸せ」
高松工芸高校 デザイン科 2 年 内海真妙
「叩いて叩かれて、強くなる。家族を守りたいから。」
高松工芸高校 デザイン科 2 年 廣瀬祐実
お題Eフジダンのおもしろさを知ってもらうための、思わず二度見しちゃうキャッチコピー
フジダン賞
「やろうと思えば城でも作れるダンボール。 〜富士ダンボール工業株式会社〜」
高松工芸高校 デザイン科 1 年 中山桂
お題F松野不動産の魅力を学生に知ってもらうための、一撃必殺キャッチコピー
松野不動産賞
「部屋を探すのは地球儀からモナコ公国を探すより難しい」
穴吹デザインカレッジ トータルインテリア学科 2 年 鈴木孝典
さぬきのコピーライター賞
■ 森近正大賞
お題F松野不動産の魅力を学生に知ってもらうための、一撃必殺キャッチコピー
「うふん。」
協和中学校 3 年 矢野優香
■ 小林幹賞
お題B空き家の管理を、空き家便りに任せたくなるキャッチコピー
「誰もいない?いいえ、私達がいます。」
高松工芸高校 デザイン科 3 年 武田紗理奈
瀬ト内工芸ズ。部長がはまったで賞
お題Eフジダンのおもしろさを知ってもらうための、思わず二度見しちゃうキャッチコピー
「ダン・ダン・フジダン!」
善通寺第一高校 デザイン科 3 年 水野沙菜
審査員特別賞
■小西利行賞
お題B空き家の管理を、空き家便りに任せたくなるキャッチコピー
「空き家で会いましょう」
善通寺第一高校 デザイン科 2 年 芥結
■ 岩崎亜矢賞
お題@どうしても「しょうゆ豆」が食べたくなる、源内先生顔負けのキャッチコピー
「私はきらい しょうゆ豆。」
観音寺中学校 3 年 藤井望恵
グランプリ
お題C「電線」の大切さに気づいて、ハッとなるキャッチコピー
「キレると最高にヤバイやつ。」
高松工芸高校 デザイン科 3 年 中尾ひかる
おめでとうございます〜!
ものすごく怒るという意味の『キレる』と電線の『切れる』をかけたダブルミーイングのキャッチコピー。
発表されたときは会場から笑いが漏れたほどインパクト大で特別審査員の小西さんと岩崎さんからも大絶賛でした。
受賞した中尾さん
「まさかグランプリに選ばれるとは思いませんでした。
食品関係の仕事を目指しているので、商品の名前付けやPOP作りに今回の経験が生きるかなと思っています」
と緊張した面持ちで話していました。
では、特別審査員を務められたコピーライターの小西利行さん(写真左)と岩崎亜矢さん(写真右)に総評をお聞きしました!
今回の感想を教えてください。
岩崎さん
「全体的にレベルが高くてびっくりしました。
コピーは素朴なつぶやき系のようなものや大きな声で叫ぶような言葉だったり、色んな方向性があるのですが、それが大体網羅されていて驚きました。
グランプリももちろん面白かったですが、今回入賞しなかった作品でも面白いものがたくさんありました。
少人数に受け入れられるもののなかにも、立派な良いキャッチコピーは多くあります。今回、賞に漏れた方も胸をはってほしいですね。」
小西さん
「こういう大会をするとテーマに対しての視点が同じ作品が多くなることが多いのですが、今回は学生さんが考えたからというのもあったのかも知れませんが、色々な視点から自由に発想しているコピーが多かったです。
最後のグランプリなんて『キレる』っていうネガティブな言葉を使っていて、大人なら避けたり削られたりしてしまうもの。
だけれど、学生たちはプロと同じように奇をてらう作品を作っていたと感じました。」
日本のコピーライターの始祖・平賀源内のふるさとであるさぬき市で、
キャッチコピーの学生向けの大会が行われたことに何か可能性を感じる場面はありましたか?
小西さん
「ここが震源源となって、別の場所でもこんな大会が出来れば素敵だと思います。
今回は高校生以上の学生さんだったけど小学生の大会も面白いのではないかなと思いました」
岩崎さん
「こういう大会は続けていくことが大切だと思うので、来年以降も是非続けていってほしいです。
今回、瀬ト内工芸ズ。の皆様の努力で実施することは大変だったと思いますが、結果として良い作品が2000以上集まったことや授賞式だけでなく外の青空市も素敵でした。
来年以降に繫がる今日になったのではないかなと感じました」
小西さん
「10年後、ここからプロのコピーライターとして賞を取りだす子が現れると思います。
その時に『源内甲子園で入賞したこと』や『賞を逃して悔しかったこと』がきっかけになってくれる子が1人でも出てくれたら嬉しいですし、それが大きな力になっていくと思います。
そして、市や町でもこのような取り組みを教育面にも取り入れて、クリエイティブな町になっていけばもっと良いのではないかなと思いました」
最後に瀬ト内工芸ズ。のモリロー部長から一言いただきました。
「源内甲子園、想像を軽く越えて盛り上がりました。僕自身、牟礼出身で志度には昔から愛着があります。
そんな場所をもっと盛り上げていきたいなと思いますし、源内甲子園はこれから以降も絶対に続けて行きたいです!」
ありがとうございます!
ここから源内さん顔負けのコピーライターが誕生して、もっとさぬき市が盛り上がったら素敵ですよね。
また来年以降の開催が楽しみです!