2016年01月05日

長尾のお正月はここから始まる『三味線餅つき』!そして、1月7日は『長尾寺大会陽・福奪い・大鏡力餅運搬競技』

2016年1月2日(土)、
DSC_1065.JPG
さぬき市長尾の長尾寺では、『三味線餅つき』が行われました。

DSC_1099.JPG
「長尾の正月は『三味線餅つき』から始まる」

と言われているほど名物行事。
境内では、三味線にあわせ、揃いのはっぴ姿の氏子たちが杵を使って勢いよく餅をつきあげていました!

このお餅は、2016年1月7日(木)に行われる
これも長尾のお正月には欠かせない年中行事
『長尾寺大会陽・福奪い・大鏡力餅運搬競技』に使われるんです。

今年の『長尾寺大会陽・福奪い・大鏡力餅運搬競技』では、
三味線餅つきでついた餅を使った
『紅白餅ぜんざい』の振る舞いもあります!










DSC_1061.JPG

四国霊場87番札所である長尾寺。結願のお寺・88番札所大窪寺のひとつ前番号のお寺です。


八十八番札所「大窪寺」からスタートし一番まで遡る「逆打ち」の年である今年は、新年早々多くのお遍路さんが訪れています。
(今年は四国四県の霊場で「記念散華」を配布していますよ!)
🚩詳しくはこちら




DSC_1048.JPG
長尾寺へのお遍路さん、初詣の参拝に来た方がお参りをする中、同じ境内で行われたのが『三味線餅つき』。
長尾寺や長尾の方々には欠かすことができない、長尾寺の正月行事です。
1月7日に行われる、福奪い(餅や景品の引換券になる木札などを長尾寺の屋根から投げ、受け取ったひとがもらうことができる)用の福餅や大鏡力餅運搬競技用の力餅などが作られます!
🚩詳しい様子はこちら

境内には、薪炊きのもち米むし釜が並びます。
今年は、約360kgのもち米が使われたそうですよ。福餅だけで4000〜5000個も作るのだそうですよ!


DSC_1057.JPG
三味線餅つきは9時〜14時頃までそれまで三味線はお昼休憩をのぞき、
弾きぱなし!

DSC_1031.JPG
そして、その三味線の音色に合わせて、2つの臼はつきっぱなし!


DSC_1099.JPG
長尾の地元有志の方が、杵のつき手と餅のこね手に分かれて餅をつきます。
三味線が奏でる『金比羅船々』の高速弾きに合わせて、餅つきも高速になる『高速三味線餅つき』に見学者のみなさんも目を見張っていました!


DSC_1039.JPG
DSC_1041.JPG
長丁場の三味線餅つきの見学者のために、
香川県飲食業生活衛生同業組合さぬき支部が、うどんやかしわめしを販売していまし!


DSC_1046.JPG
(おばけ)きつねうどん…『おばけ』って!?

DSC_1044.JPG
いただいてみたところ、おばけみたいに大きな油揚げがのっていました!
味は大きさに見合わず、繊細で丁寧な味付けでした💕


DSC_1045.JPG
お店の中にあった、一枚の絵。
こちらは、『大鏡力餅運搬競技』の様子を描いたものです。


DSC_1047.JPG
それ用の大鏡餅もこの日に作られます。余りの大きさゆえに一回では作りきらず、ついた餅を上の写真のように何重にも重ねて作っていくんですね。
当日までの乾燥具合によって重さは変わりますが、
上下の鏡餅2つ合わせて、重量はなんと90〜100kg!
大鏡餅を先ほどの絵のように運び、その距離を競います。(昨年の様子

DSC_1073.JPG
大鏡餅用の特製の物差しで大きさを測りながら慎重に大きさを整えます。

DSC_1075.JPG
丁度良い大きさになったら、帯を巻いて形を固定、乾燥させます。
この帯は腹帯にも使われるらしく、妊婦さんが帯をもらいにくることもあるそうですよ!


たくさんの福がこもった、三味線餅つきでついたお餅。
毎年、檀家さん以外の一般の方は7日の福奪いで撒かれる福餅以外では、
この三味線餅つきでついたお餅を食べることができませんでしたが、今年はなんと!!

安心して下さい!
食べられますよ!(笑)


紅白餅のぜんざいになって
力餅運搬競技の見学者に無料で振る舞われます。(400杯限定)
ぜんざいは、力餅運搬競技が始まったあと、14時頃から配られるそうです。
見応えのある力餅運搬競技とともに福いっぱいのぜんざいを食べてくださいね〜!



DSC_1026.JPG
長尾寺大会陽・福奪い・大鏡力餅運搬競技
開催日時/2016年1月7日(木) 10:00〜15:00
10:00〜 箏曲演奏
12:00〜 福奪
13:00〜 力餅運搬競技
(14:00頃〜紅白餅ぜんざいの振る舞い)
開催場所/長尾寺【地図

お問い合わせ先/長尾寺(TEL: 0879-52-2041)


ラベル:長尾寺 正月
posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 ☁| Comment(0) | 歴史・文化財 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。