今週末からセンター試験が始まりますね!
あそたつブログをみてくださっている受験生のご多幸を祈って、さぬき市のとある合格祈願スポットを訪ねてみました!
さぬき市小田、天神山にある、
『小田天満宮』
903年に創祀されたと伝えられる、長い歴史を持つ神社。
天満宮という名前の通り、学問の神「菅原道真」をお祀りした神社です。
なぜこちらに菅原道真をお祀りしているのか…それには深〜い理由がありました。
小田天満宮は、さぬき市コミュニティバス「本小田」バス停から歩いて5分程度の場所。
バス停の前の道から海の方向へあるくと、赤い消火栓のある道が左手に見えます。
その道を2〜3分ほど歩くと大きな鳥居が見えてきます。
こちらが小田天満宮です。
「使いの牛」とは、「神使(=神様の使者)の牛」という意味で、菅原道真公のお使いとされています。
古くから、傷や病気の箇所をさすると回復するとの言い伝えがあります。
また、頭をなでると知恵を授かり、賢くなるともいわれているそうですよ!
平安時代、優れた政治家だった菅原道真は886年に讃岐の国司を任じられ、讃岐の国へやってきます。
詩人でもあった菅原道真は讃岐の地で多くの詩を残し、
小田天満宮のある天神山(小田景山)の景観も賞したとされています。
4年の任期の間、親交を深めたのがさぬき市鴨部 極楽寺の明印法師でした。
菅原道真が九州の太宰府へ左遷された際、小田に住んでいた明印は道真の舟が小田の浦を通ると聞き、小舟を漕ぎ会いに行ったのだそう。
その時、明印は
「思い出すことはその昔参上して公の徳薫を仰いだ。以来十年お便りも会うことも叶わなかった。何で図り知ることが出来ようか、天上で輝いていた公が、忽ち西海の蜘蛛に隠れてしまおうとは」
と詠んだ漢詩を道真に献上し、哀しみ惜しんだとされています。
道真の死後、明印が道真の気に入っていた天神山に祀を建てて道真を祀ったのが小田天満宮のはじまりとされていて、現在は小田地区の守り神として地域の人からも愛される神社となっています。
境内には、先ほどの漢詩が彫られた石碑も残っていました。
小田天満宮の裏に回ると、おおらかな瀬戸内海が広がります。
道真と明印は、お互いどんな気持ちでこの海を見つめていたのでしょうか?
心地よいさざ波の音を聞きながら、なんとなく物思いにふけることができる素敵な場所でした。
あなたも菅原道真が愛した小田天満宮で、合格祈願!
皆さんに良い結果がめぐってきますように!
小田天満宮【地図】
アクセス/さぬき市コミュニティバス「本小田」バス停から歩いて5分