寒波も越え、寒さもゆるやかになって来たような気がする今日この頃。
なんとなく、センチメンタルな気持ちに誘われて、
「夕焼け」を見に行きたくなって
ドライブついでに、私はこちらを訪れました。さぬき市鴨庄にある「夕なぎ公園」です。
瀬戸内海をながめながら、ぼんやり夕凪を見つめる時間。
そんな贅沢を味わえる場所です。
夕なぎ公園は以下の画像の赤いピンの付近。
私は画像の青いルート、さぬき市鴨庄漁村センターから左に海沿いの走る道が好きです。
このルートは志度湾を沿うように走るので、向かいの工業地帯や停泊する漁船、さらに向こうには屋島が見える絶景ルート。
途中、牡蠣小屋を通り抜けるように続く道を通れるのもなんともこの辺りらしくて好きです。
そんな道沿いを走ると、こつ然と現れるのが夕なぎ公園の看板。
地域でいうとこの周辺は泊・室沖と呼ばれる地区。看板の下には、地域の自治会の子ども達が描いたであろう地引き網の絵がありました。絵には「日本一小さな地引き網 午後5時より」と添えられていて、実施年月日はちょうど10年前でした。
この夕なぎ公園の看板、目の前は真西になっているので夕陽や夕焼けが綺麗に海に映えるんです。
この時は白い梅の花が開いていて、夕凪と素敵なコントラスト。
そのそばには、公園を詠んだのであろう詩が添えられていました。
そして、その隣には「白鳥水仙」の文字が。
わきには、「ニホンスイセン」が100株ほど植えられているようでした。
白鳥水仙とは一体どういう意味なのだろうと思い、
帰ってから調べてみると、与謝野晶子が詠んだこんな和歌がありました。
「白鳥が生みたるもののここちして 朝夕めづる水仙の花」
引用)与謝野晶子歌集(与謝野晶子自選、岩波文庫31-038-1)
きっと、水仙を植えた人はこの歌を知っていたのでしょうね〜。
夕凪と水仙。