梅雨ですが田植えのシーズンですね。
2016年6月19日(日)
さぬき市鴨部の「農業工房かべっこ」の田んぼで
3年目となる田植えイベントが開催されました。
今年はペットボトルを田んぼに見立てた「ポット苗」づくりにも初チャレンジ!
参加することで子どもや親御さんが成長していくこのイベント、今年も参加してきました〜!
さぬき市鴨部は田んぼの広がるとってものどか〜な場所。
この場所でお米や麦を育てる「農業工房かべっこ」では
野菜ソムリエの須賀ひとみさんが代表を務める「地讃知shok」とともに
3年目となる田植えイベントを開催。
子どもたちに田んぼに親しんでほしい、お米が育つのを実際に体験してもらいたい、と
年々参加する親子が増えると同時に、リピーターも多いイベント。
この日も土砂降りにも関わらず、多くのファミリーや学生さんが参加されていました。
雨雲が午後には抜けると予想し、午前中はペットボトルを使った「ポット苗」づくりが行われました。
田植えをした後の田んぼがどう成長していくのかを家でも観察してほしいという想いがあり、
田植えイベント3回めにして初めての試み。
香川県東讃農業改良普及センター技師の多田祐真さんをゲストに迎えて
ポット苗の作り方、どんなふうに育っていくかを教えて頂きます。
使用済みのペットボトルを半分に切って、底の部分にシールやマスキングテープで可愛くデコります。
(このデコ作業が子どもたちに大人気!)
花と野菜の土を7分目くらいまでいれたら、苗を植えていきます。
この日植えたのは県産ブランド米「おいでまい」の苗。
土に表面から2センチほどの深さの穴を指であけたら、苗を2〜3本手にとって植えます。
そこにお水をたっぷり入れたら、ペットボトル田んぼの出来上がり。
上手に育てるポイントは、お水を切らさいないこと、エアコンの室外機の前など暖かすぎる場所を避けること。
多田さんのお話によると1本の苗から15本以上の茎が出て、8月末には穂がつき、10月には収穫できるそう。
1本の茎につき大体140粒のお米がつくそうなので140粒×15本=2100粒!
小さいお茶碗に7分目盛りのごはんがだいたい2300粒ということなので、
1本の苗で1杯弱のごはんが作れるんです!これは大事に育てないと!(笑)
お米粒の話をするとお腹がすいてきました〜!
午後の田植えに向けてパワーチャージ!
野菜ソムリエ須賀さん手作りの県産食材たっぷりカレーを頂きます!
讃岐もち豚、香川県のアスパラ、人参、じゃがいも、ズッキーニ、トマトがゴロリゴロゴロ。
ごはんにも「農業工房かべっこ」さんのもち麦がたっぷり入って「プチプチ」の食感が美味でした♪
カレーを食べ終わると、あんなに降っていた雨がピタっとやみました!
早速裸足でかべっこさんの田んぼへレッツゴー!
田植えするのも県産ブランド米「おいでまい」の苗。
「おいでまい」は「米の食味ランキング」で2年連続特Aを受賞したお米。
香川県がいろんな品種を掛けあわせて、近年の温暖化気候でも美味しいお米ができるように開発されたもの。
毎年お馴染み、木でできた昔の田植え定規を使って、手で植えていきます。
小さいこどもたちも昨年、一昨年と体験してきたリピーターなら大人より手早くてびっくり!
あっという間に田植え終了〜!!!
この後、子どもたち大好き「田植え機」が登場。
かべっこさんの指導で親御さんが運転して、子どもたちが一緒に乗るという初運転体験も!
もちろん田んぼに入ったらタダでは出てこない子どもたち。
虫取り、ザリガニ釣リ、しっかり今年も楽しんでいました♪
田植えから帰ってきたら、農家さんのおいしいプチトマト&きゅうりが水分補給に用意されていました。
まさに農家の田植えの一日。
田植えを経験することのない子どもたちには、すべてが新しいワクワクに感じられたようです。
イベントの主催者、地讃知shokの須賀ひとみさん&農業工房かべっこファミリー♪
(地讃知shok代表 須賀ひとみさん)
「朝起きたら大雨でしたが苗や田んぼを用意してくれているかべっこさんのこともあって
何が何でもやるんだと決行しました!
最終的にはお天気にも恵まれて田植えもできて良かったです。
実はこの田植えも含めて今年は3回の田植えイベントに関わりました。
みんなが初めて田んぼに入った時の顔を見たとき、沢山の人に体験してもらいたいと思ったんです。
引き続き、こうやって農業の楽しさや大変さを伝えていけたらいいなと思います」
(農業工房かべっこ 六車拓哉さん:写真左)
「3年目にして初めて田植え機を親御さんに運転してもらって、隣にお子さんに乗ってもらうというのができました。
足場が悪くてまっすぐ進むのが難しい!と言われましたが、その隣でお子さんはとっても喜んでいる。
今後も家族で田植え機に乗る体験をしてもらいたいです
念願のポット苗づくりも、県の方の協力もあって実現できてよかったです」
(香川県東讃農業改良普及センター集落営農、農畜産部門技師 多田祐真さん)
「ポット苗づくりを小さな子どもたちとできたのが楽しかったですね。
苗1本からたくさん茎が増えていくことをみんな知らない。
話を聞いて、育て方や成長過程をどんどん質問してくれるのが嬉しかったです」
お別れの挨拶は「秋の稲刈りで逢おうね!」
半年たって大きく成長した稲と子どもたちに会えるのがまた楽しみです♪
稲刈り体験からの初参加もできますので、ぜひやってみたい!という方は「地讃地shok」のFacebookをチェックしてみてくださいね!
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