あなたは、「タワヤモリ」というヤモリをご存知でしょうか?
「タワヤモリ」は四国の各県と岡山県、兵庫県、大阪府、和歌山県、大分県に生息が確認されているヤモリですが、
最初に見つかったのは、昭和30年12月5日に、大川郡長尾町多和(現在のさぬき市多和)の採石場。
つまり、「タワヤモリ」の『タワ』はさぬき市の「多和」の地名から来ているものなんです。
2016年6月23日、さぬき市有志の皆さんと一緒にとある計画の下準備のため、この「タワヤモリ」を観察会が行われました!
ヤモリといえば、夜に網戸で虫を食べていたり、民家の物陰に隠れているもののイメージがありますが、
そちらは「ニホンヤモリ」という品種で、「タワヤモリ」とは暮らし方が全然違うのだそう。
「タワヤモリ」は人郷離れた、ウバメガシの森の中に暮らしています。
私たちは、まずはこの「ニホンヤモリ」と「タワヤモリ」の違いを見分けるため、
本物の「タワヤモリ」を見にここへやってきました!
タワヤモリに詳しい専門家の方からここなら、絶対にタワヤモリがいるよと教えてくださった秘密のスポットです。
タワヤモリを探すために結成された調査隊で、タワヤモリを探します。
「『ここなら必ずいるよ』と教えてくれたのは、この場所なんだけど…」とおずおずと近寄るとすぐにタワヤモリを1匹見つけることができました!
「ニホンヤモリ」と「タワヤモリ」の大きな違いは、鱗です!
爬虫類のヤモリには鱗がついているのですが、「タワヤモリ」の鱗は均等で細かいのが特徴。
たしかに普段見るヤモリとは色も違う気がしますね。
発見したときは、あまりに見慣れないヤモリだったので毒があるのではないかと
マムシの解毒剤を県に依頼されたことで新種としてはじめて認識されたという「タワヤモリ」。(もちろん毒はありませんよ)
昔は長尾町で使われていた理科の教科書にも乗っていたそうですが、
私も含めて全然そのことを知らず、「タワヤモリ」自体見るのが初めて。
みなさん、興味津々で「タワヤモリ」を観察していました。
(見つけた「タワヤモリ」は、観察したあとに捕まえた場所と同じ場所に返してあげました。)
さて、何故私たちは「タワヤモリ」を観察していたのか!
その答えは近日中にお伝えいたします〜。