昨日ご紹介した津田の松原海水浴場海開き。
「雨なんて関係なーい!!!」と走りこむ元気な小学生たちの向こうに見える
目立つスイムスーツのお兄さんたちは…!?
彼らこそ津田の松原海水浴場のレスキューの達人!
「香川ライフセービングクラブ」のみなさん。
夏の海水浴場でどんな活躍をされているのでしょう??
津田の松原海水浴場は毎年10万人もの海水浴客を見込む香川でも有数の海水浴場。
海開き以降、海の家やボートの貸出が徐々にスタート。
夏の間はビーチバレー、ビーチラグビーといったイベントも多く、いろんな人が海に訪れます。
そんな津田の松原海水浴場に2013年から登場しているのが「香川ライフセービングクラブ」のみなさん。
普段は本職である別の仕事をし、休日を利用してボランティアで活動しています。
津田生まれ、津田育ちのメンバーもいれば、出身がさぬき市でない方も。
代表の直江さんは職場がさぬき市だからまず近くの浜から安全にと、ここを選んで来てくださっています。
最近では高松トライアスロンでもガードを務められているんですよ♪
海開きからシーズンが終わるまでの土日、メンバーが2人以上集まれるときに来て
海の監視や安心安全のためのアドバイス、迷子の案内などを行っています。
「溺れている人はパニック状態。身ひとつでは助けに行くことは危険です」
ということで、救助のときは必ず専用の「道具」を使用します。
この黄色いボードはレスキューボード。
溺れている人を見つけた時、このボードに乗って現場に駆けつけ、溺れている人を捕まらせたりボードに乗せます。
通常のボードだと全体がツルツルしていて溺れている人が捕まることができないのですが
こちらはサイドにゴムひもがあるため、ボードをしっかり握ることができ、救助に役立ちます。
もう一つ見せていただいたのは「レスキューチューブ」
細くて軽いスポンジのようなものですが、紐の先にはフックがついています。
これを抱えて沖まで泳ぎ…
溺れている人の胴体に巻きつけたり、抱えさせることで身体を浮かせることができます。
そのまま紐が繋がった状態で海岸に泳ぎ戻る…ということ。
こういった道具を使うことで、助ける側も安全かつ無事に帰ってくることができるのだそう。
幸いにも津田の松原海水浴場では2013年以降の活動時に大きな事故はありませんでした。
これからも安全に海で過ごすのに必要な心構えは…?
「まず、お酒を飲んで泳がないこと。
海水浴にきたら気持ちがよくてついつい飲むという方もいますが
大丈夫に思えてもお酒を飲んで泳ぐのは危険です。
また、親子で海水浴に来ている方は子どもから目を離さないことですね。
特に昼食後。子どもは元気になり、大人は気持よくてウトウト…
気づいたら見失って…ということもあります。
朝とは潮も変わって波打ち際が移動し、砂浜に死角ができる時もありますので注意してくださいね」
お子さんとの海水浴では浮輪やライフジャケットなどを必ず付けさせることで事故を防ぐこともできます。
まずは自己責任で、というのが海遊びの心構えになればということ。
(香川ライフセービングクラブ 菊池さん:写真真ん中)
「香川ライフセービングクラブではメンバーを募集しています。
救助活動の経験がなくても海が好きな人や海を好きになりたい人、高校生でも大丈夫。
一度一緒に活動を体験してみませんか?」
また、津田の松原海水浴場で活動する前後(朝、夕方)の時間を使って
救助用ボードの体験や海の安全な過ごし方、楽しみ方を教えて下さるそう!
子どもたちへの着衣泳や近隣の海レジャースタッフさんとの勉強会も開催したいとのこと。
親子でもカップルでもウエルカム!ということですので、
彼らを見かけたらぜひ一声かけてみてくださいね!
【香川ライフセービングクラブ】
活動日時/海開き〜海水浴シーズン終了までの土日(メンバーが2名以上揃う日)
活動場所/津田の松原海水浴場
過去の活動については香川ライフセービングのブログをチェック!→http://kagawalsc.blog.fc2.com
リンク先が以前使っていたfc2のブログになっていますが、現在閉鎖し、フェイスブック内の香川ライフセービングクラブで活動レポートのせてます。
出来れば、変更願います。