2016年7月末、サンメッセ香川で開催された「中小企業応援ファンド、農商工連携ファンド事業 新商品発表会」に行ってきました。
会場にはかがわ産業支援財団のファンド事業を活用して研究開発や販路開拓を行ってきた企業の展示ブースがずらり。
会場ではさぬき市神前に工場を構える香川の自転車ブランド「Tyrell」が
ファンド事業を活用した新しいロードバイクのフレームについて発表。
Tyrellが描く「地元の繊維メーカーとコラボし作る、夢のような自転車」とは?!
香川の自転車ブランド「Tyrell」がさぬき市でスタートし10年。
次の10年を目指して描くのが、高性能素材「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」をフレームに使用した
完全メイドインジャパンで超軽量の自転車。
年間1000万台、うちスポーツバイクは100万台が動く自転車市場。
「世界一優れた競技型の自転車」を目指してTyrellは開発に取り組んできた中、
四国には自転車の素材となる世界的繊維メーカーがあることに着目し
平成26年に産官学連携のCFRPロードバイクフレーム開発が3年計画でスタート。
愛媛大学や香川県産業技術センターの協力を得て、研究が進んでいます。
「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」は特殊な糸を樹脂で固めたもの。
よく見てみると繊維のようなスジがたくさん。
見た目は重そうですが、手に持ってみるとプラスチックのように軽い!!
スタッフさんの手で金型に繊維を貼りあわせて高圧プレス機で成形。
CADで作ったデータをそのまま金型に展開できるため、デザインの自由度は非常に高く
乗った時に力がかかる場所を解析して考えられたデザインをそのまま型におこすことができます。
CFRPを使用したロードバイクは平成29年に商品化予定。
完成すれば超軽量で長時間乗っても疲れないロードバイクに!
イベントでの試乗会やFacebookで情報提供を行うと同時に、自転車競技で使ってもらえる選手にスポンサードしたいとのこと。
(有限会社アイヴエモーション 代表取締役 廣瀬社長)
「カーボン(CFRP)素材の自転車フレームを自社で金型から成形まで一貫して作っているブランドは国内ではまだありません。
それをさぬきで作って、メイドインジャパンのものづくりを世界にPRし
同時に地元の経済や企業も盛り上げていきたいです」
地元香川で作られた自転車が、いつかオリンピックやツール・ド・フランスで走る姿が見られる日が来るかも?!
今後の展開&夢の自転車に試乗できる日が来るのが非常に楽しみです!
【Tyrellの自転車取扱場所(香川県内)】
- ciclo vita(シクロヴィータ)(観音寺市)
- オリーブサイクル(宇多津)
- シティサイクルズ(高松市伏石町)
- BICYCLE SHOP CLOUDS(高松市太田下町)
- urban cycle(高松市屋島西町)
- サイクリングまさだ(丸亀市中府町)
その他、国内の取り扱い店舗はこちら。