2016年10月2日(日)
さぬき市津田町、津田の松原にある「津田石清水神社」の例大祭に行ってきました。
本社から津田の松原海水浴場に南北に伸びる参道には露店が並び、大勢の人が。
そして先日番組でもご紹介した「国際みこし」が無事、出御しました!
香川県に住む外国人のみなさんの神輿担ぎの感想は…??
津田石清水神社は道の駅津田の松原すぐ西側にある津田町の氏神さま。
夏越祭のバリ舞踊などでもおなじみですが、やはり1年で1番盛り上がるのは秋の例大祭。
2016年は10月2日(日)、午後から神事、神輿出御が執り行われました。
神様を乗せて出発したお神輿は津田の松原海水浴場の中にある御旅所へ向かい、到着しだい休憩タイムに。
その間、松林の間で各自治体の獅子組や御船、檀尻などがごはんを食べたり、獅子をしたり。
穏やかな秋風の中、松原はお祭りムードでいっぱいでした。
そんな中、控えめにごはんを食べていたのが外国人のみなさん♪
香川県に外国語指導助手「ALT」として海外から単身赴任で来られた方たちです。
外国人の担ぐ神輿があってもいいじゃないかと提案されたのが、津田石清水神社の宮司、本澤さん。
月に一度、本澤さんの呼びかけでALTのみなさんと一緒に神社の社務所でホームパーティを開催し、日頃の寂しさやストレスを分かち合おうとしています。
そんなALTのみなさん、昨年は子供みこしを担ぎましたが、今年は本神輿のおつきの神輿を担ぐ大役を担っています!
こちらが外国人のみなさんが担ぐ「国際みこし」
本神輿よりはだいぶ小さめですが、それでも結構な重さだそうで…
御旅所まで担いできた感想を聞いてみると…
「やっぱり重い〜〜!」
と、アメリカ カリフォルニア出身のヒラリー・アームストロングさん♪
2年前にALTとして来日し、津田のお祭りは3度めだそうです。
(ヒラリーさん)
「日本の歴史が好きで、お神輿を担いでみたかったんです!
8人で担ぐから重たかったけど、みんながチェンジしながらここまで来たので大丈夫でしたよ♪
法被とか、神さまをお神輿に乗せる神事とか、とても興味深くて面白かったです。
ALTの仲間が誘ってくれて、いいチャンスになりました」
こちらはキューバ出身、23歳のハビエル・ブランコさん。
2ヶ月前に来日し、今は高松市内の小・中学校で英語の補助講師をされています。
(ハビエルさん)
「高校生のときに松尾芭蕉を読んで日本に興味を持ちました。
大学で1年間日本語を学び、やってきたんですけれど…香川に来た時は英語が通じなくて本当に困りました!
お神輿を担ぐのは初めてだけど、重くないし、楽しいから疲れないですよ〜♪
来年は本神輿を担ぎたいです!」
みなさん、お神輿を担いだ後でとっても嬉しそうな笑顔を見せてくださいました。
そして日本語がとても上手ですので、英語が喋れない私も普通に会話ができちゃいました♪
おっと、参道に奴たちが登場!
津田ならではの練り物、「御船」もスタンバイOK!
中に入っているのは地元の中学生たち♪ 楽しそう…!
時刻は15時すぎ。檀尻や獅子が次々と本神輿の前で奉納舞を行い、参道は賑やかになってきました。
本神輿が本社の門をくぐるのは16:50
まだ2時間弱あるのに、出発しちゃいました。
同時に国際みこしも出発です。
御旅所に向かって「ワッショイワッショイ♪」
さあ8人で帰りの旅路へ。
ところがここからちっとも前に進まないのが津田のお祭り。
本神輿が進もうとすると、獅子や地元のお父さんたちが行く手を阻み…
立ち尽くす国際みこし。
「神輿が全然進まないのをどう思う??」と聞いてみると…
「うーん、クレイジー(笑)!!」
た、たしかに〜〜〜!
地元のお祭りでこういった流れを見たことがない私も、初めて見た時には驚いたものです(笑)
このあと、本神輿と獅子たちのやりとりをず〜〜っと眺めている国際みこしでした〜♪
国を超えた文化の交流は津田ならではの見どころ。
ぜひ来年も足を運んでみたいなと思ったのでした♪
津田石清水神社 秋季例大祭(さぬき市津田町)※終了
開催日/2016年10月2日(日)
開催時間/12:00〜神事 13:00〜神輿渡御
開催場所/津田石清水神社(道の駅津田の松原西側)【地図】
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